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2013年8月30日 (金)

チャイコフスキー 交響曲第6番 「悲愴」/フリッチャイ、ベルリン放送交響楽団(180g重量盤LP)

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これは、ヨーロッパの高音質復刻LP専門レーベルのSPEAKERS CORNER RECORDSから発売されている180g重量盤LPである。このLPレコードは、他の復刻盤とはちょっと違う。というのは、この音源は、1959年のスタジオ録音であるが、指揮者のフェレンツ・フリッチャイが、第一楽章の一部を録音し直したいという理由で、発売にストップがかけられていたもの。フリッチャイは、この録音の前年に大病を患い復帰したのであるが、再び体調を崩し1963年に若干48歳で亡くなる。そのため、第一楽章も録音し直されること無く、お蔵入りしていたが、1996年になって日本で初出盤としてCDが発売された。

このLPレコードは、初出盤CDよりも音質が良いからLPを聴ける環境にあるならLPを買えと、訳知りの方に教えてもらって手に入れたものだ。実際、このLPレコードは録音が50年以上経ているとは信じられないくらい良い音質だ。

演奏は遅めのテンポで長大な感じで「悲愴」の表題らしいロマンティックな音楽表現で聴ける。1938年録音のフルトヴェングラーの「悲愴」似ている。それでいて音質は抜群に良い。第一、第二楽章も良いが、第三楽章はドラマチックで凄まじい。第四楽章は奈落の底に落ちていくような絶望感を味わうようで、聴いている方が悲愴感に襲われる。これを聴くと、カラヤンの「悲愴」は偽物に聴こえる。LPであれCDであれ、是非、この音源は聴いてみて欲しい。ムラヴィンスキー、レニングラードフィルとは、音楽の造り方が全く違っていて、「悲愴」の表題らしいということであれば、フリッチャイ盤の方が上回る。

フリッチャイの名盤というと、ドヴォルザークの「新世界」、モーツァルト グレート・ミサ曲、オペラ「フィガロの結婚」全曲などがある。今年が没後50年ということで、復刻されたCDも多い。

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