ムソルグスキー 展覧会の絵 /アンセルメ スイスロマンド管(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)
これは、今月10日に発売になったばかりのEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、「展覧会の絵」が1959年、「禿山の一夜」、「ホヴァンシチナ前奏曲」が1964年の録音。
LP時代には、「展覧会の絵」だけで1枚、「禿山の一夜」、「ホヴァンシチナ 前奏曲」は、「ホヴァンシチナ ペルシャの奴隷の踊り」、グリンカ「ルスランとルドミーラ 序曲」、グリンカ「ワルツ・ファンタジー」、グリンカ「ホタ・アラゴネーサによる華麗な奇想曲」などと組み合わされ、「ロシア音楽コンサート」というタイトルで1枚のLPとして発売されていた。
元の録音は、当時の水準としてはかなり良のに加え入念にリマスターしてあるためか、この盤はCD層もかなり良い音質で聴ける。特に管楽器の吹きぬける感じがかなり良い。
全部で47分。CDは80分くらい入るのだから、ロシア音楽コンサートの中の他の曲をさらに何曲か入れることが出来ただろうに、と思ってしまう。さもなくば、オリジナルLPのカップリングどおりに、「展覧会の絵」だけで1枚、「ロシア音楽コンサート」だけで1枚というふうに別々にしてもらった方が潔かった。
これら2枚は、1980年代終わり頃にスーパーアナログディスクとしても発売された。
現時点で、Esoteric SACD/CDハイブリッド盤と比べると、スーパーアナログディスクは低域が肥大した感じで解像度が劣る。弦楽器の美しさはスーパーアナログディスクの方が良い。
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