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2013年11月

2013年11月29日 (金)

バッハ ヴァイオリン協奏曲 /ムローヴァ 、ダントーネ、アカデミア・ビサンチナ

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これは、2012年12月に録音され2013年春に発売された、ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)、オッタヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)、アカデミア・ビサンチナによるJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集。

収録曲

ヴァイオリン協奏曲 第2番 BWV.1042

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 BWV.1053(原曲:チェンバロ協奏曲 第2番)

ヴァイオリン協奏曲 第1番 BWV.1041

ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 BWV.1050(原曲:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲/2台のチェンバロのための協奏曲)

編曲されたものもあるが、バッハの時代には、楽器の都合に合わせて編曲されるのは普通に行われていたようであるから不自然ではないと思うし、このCDに収録されているBWV.1053やBWV.1050の協奏曲を聴いても全く違和感を感じない。

ご存知のように、ヴィクトリア・ムローヴァは昔は普通のモダン楽器のヴァイオリンを使っていたが、このCDではガット弦にピリオド弓を使って演奏している。バックのアカデミア・ビサンチナも古楽器のアンサンブルである。しかし、奇をてらった感じは全くなく、リズムやテンポはごく普通で、極めてストイックに美しく演奏されている。ムローヴァのヴァイオリン演奏は、年をとるに従って変化しているが、ピリオドでの演奏になっても彼女ならではの自然な美しさを感じるものになっている。

録音はやや硬質な感じが少し気になるが、バランス良く嫌味な感じがない。概ね良いと言えるだろう。このCDも今年買って良かったと思えたCDであった。

しかし、ひとつだけ気になることがあった。このCDは紙製のジャケットに入っているのだが、厚紙に内袋もない状態でそのまま突っ込んであった。このまま出し入れをすれば、間違いなく傷がつく。私のCDプレーヤーは、CDのわずかな傷やゴミの付着にも弱いものなので、これは困る。封をあけてすぐに内袋に入れて傷が付かないようにしたのは言うまでもない。製造する側、売る側がディスクを大事にしない、これは顰蹙をかっても仕方がないと思う。しかも、格安のボックスに入ったCDではないのだから。

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2013年11月26日 (火)

ベートーヴェン 交響曲第3番《エロイカ》 他 / ドゥダメル ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団

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これは、昨年2012年に発売されたグスターヴォ・ドゥダメル指揮、ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団によるベートーヴェン 交響曲3番《エロイカ》、劇音楽《エグモント》 作品84-序曲、バレエ《プロメテウスの創造物》序曲のCD。

これを買った理由は、以下に貼り付けたユーチューブの動画を観たからだ。何と若さとパワーにあふれ、情熱的で燃えたぎった演奏なのだろうと感じる。この指揮者は並みの才能の持ち主ではない。このような若い指揮者が居て、これからも次々と良い演奏が聴けるのなら、同時代に生きていて良かったと思える。ユーチューブの音質はたかが知れているが、CDをきちんとした装置で聴くと、重厚さやアンサンブルのまとまりの良さや熱気がより伝わる。ユーチューブのは2011年のライヴで、本CDは2012年3月に録音されたもので、演奏は異なる。

このCDは、いまのところ、本年購入したクラシック物の中でベストだ。演奏はすこぶる良く音質もなかなか良い。グスターヴォ・ドゥダメルは、とんでもない才能を持った指揮者だ。この交響曲3番《エロイカ》、21世紀の名演奏CDとして後世に長く残るだろう。個人的には座右に置き、いつでもすぐに聴ける状態にしておきたいCDである。

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2013年11月22日 (金)

ポール・マッカートニーのピクチャー・レコード

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今月はポール・マッカートニーの来日公演があった。今回の来日公演は、ポール・マッカートニーの年齢からして最後かも知れないと言われているが、もう70歳を超えてるんだね。私は熱心なファンではないのでコンサートには行かなかったが、レコード棚を整理していたらこんなLPレコードが出てきた。

ビートルズの「アビイ・ロード」「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」と、ポール・マッカートニーとウィングスの「バンド・オン・ザ・ラン」のピクチャー・レコードである。1978年ごろ発売されたもので、当時手に入れてそのまま持っていた。

ピクチャー・レコードは聴くものではなくて眺めるものだ。実際、通常の黒いビニール樹脂で出来たLPレコードと聴きくらべると音が悪い。

でもって、これらはまだ未開封で一回も聴いていないもの。普段、クラシックばかり聴いてるおっさんも、ポップスだって昔のなら探せばこんなものも持っているんだぜっという自慢話でした。

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2013年11月19日 (火)

モーツァルト レクイエム /クルレンツィス、アンサンブル・ムジカエテルナ

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これは、Alphaレーベルから発売されているモーツァルト レクイエムのCD。

テオドール・クレンツィス(指揮)、アンサンブル・ムジカエテルナ(管弦楽 古楽器使用)

ニュー・シベリアン・シンガーズ(合唱)

ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)

シュテファニー・ホウツェール(アルト)

マルクス・ブルッチャー(テノール)

アルノー・リシャール(バス)

2010年の録音で2011年に発売されたものである。

モーツァルトのレクイエムは未完に終わったということもあって版がいろいろあるが、この演奏ではオルガンが使われていない。古楽器オーケストラであるが、フォルテシモでダイナミックに響き、ダイナミズムで大編成のオーケストラに負けていない。それでいて古楽器らしい繊細さと緻密さが同居している。さらに、ジモーネ・ケルメスをはじめ歌手がとても良い。合唱も響き良くまとまっている。

これほど鮮烈なモツレクも珍しいのではないか。録音はワンポイントだと思うが、響きが自然でバランス良く、レンジが広く通常CDの音源としてはかなり良いものだ。演奏が良くて録音も良いという優良盤である。

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2013年11月15日 (金)

シングス バラッズ / ローズマリー クルーニー

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これは、1985年にConcord Jazzレーベルに録音されたもので、1987年に発売されたSuper Analogue Disc。当時、¥3500だった。CDでも再発されたが、現在は廃盤のようである。

久しぶりに聴きたくなったが、手軽に聴くためにCD-Rに落とした。ユーチューブで検索すると、このLPのB面1曲目に入っている「酒とバラの日々」が出てきて、タダで聴ける。これではCDが売れないはずだ。

1928年生まれの彼女が亡くなったのは2002年であるから、もう10年以上が過ぎた。このLPは、60歳近い年齢で歌われたものだが、非常に味わい深く、また音質も良い。エバーグリーンのレコードである。

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2013年11月12日 (火)

ショパン、リスト、ドビュッシー ピアノ作品集/金子三勇士(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、発売されたばかりのEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、このシリーズでは初めての新録音盤である。オクタヴィア・レコードとEsotericの共同制作のようなものだと思う。

ショパン
1 バラード 第1番 ト短調 作品23
2 ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ24の前奏曲 作品28
3 第15番 変ニ長調 「雨だれ」
4 スケルツォ 第2番変ロ短調 作品31

リスト
5 巡礼の年 第1年スイス S.160/R.10第8番 「郷愁」
6 スペイン狂詩曲 S.254/R.90

ドビュッシー
7 前奏曲 第1集 第10番 「沈める寺」

例によって、CD層しか聴く環境にないのであるが、SACDが聴けるのであれば、2種類のマイク(NEUMANN M-50CとBRAUNER VM-1)でパラ録りしたのを聴き比べ、マイクの音質の違いを聴くことが出来るのだが、CD層ではNEUMANN M-50Cで録った分しか聴けない。ピアノの音色や粒立ち、残響の自然な感じは素晴らしく、CD層を聴いても第一級の高音質な音源であると言える。

演奏は、テクニックが確かで上手い。しかしながら個性的な感じはしないので、古今の名演奏の盤と比べると分が悪い。このディスクはあくまでオーディオに興味がある人向けのものだと感じる。また、2種類のマイクでの聴き比べが出来るので、今までのEsoteric SACD/CDハイブリッド盤よりもSACDを聴ける人によりメリットがあるものになっているので、今までの古い音源をリマスターしたものに比べてCD層だけを聴く人に買う価値があるかどうかは微妙である。

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2013年11月 8日 (金)

ブルッフ スコットランド幻想曲 ヒンデミット ヴァイオリン協奏曲 /オイストラフ

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ブルッフ スコットランド幻想曲と、 ヒンデミット ヴァイオリン協奏曲がカップリングされた、SPEAKERS CORNER RECORDSから復刻された180g重量盤LPを買ってみた。このオリジナルのLPレコードは1962年初出で、すでに50年を経過しているが、復刻状態はとても良い。

共にオーケストラはロンドン交響楽団であるが、指揮者はブルッフ スコットランド幻想曲はヤッシャ・ホーレンシュタイン、ヒンデミット ヴァイオリン協奏曲の方は作曲者であるパウル・ヒンデミットが務めている。ヒンデミットは1963年暮れに亡くなっているので、この録音は作曲家が指揮をした演奏だということで、とても貴重だ。ということで、私的にはこのLPレコードはあまり録音の多くないヒンデミット ヴァイオリン協奏曲の方がより気になる。

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ジャケット裏には、オイストラフとヒンデミットの写真が掲載されていた。

ヒンデミット ヴァイオリン協奏曲は、メンゲルベルクの委嘱によって1939年に完成された。第二次世界大戦が始まって間もないころである。曲調としては悲惨なとか悲しい感じはなく、エネルギッシュでダイナミックな感じを受ける。20世紀の作品らしい難解な感じはなく素直に聴けるとても良い作品であると感じるし、何しろオイストラフのヴァイオリンが素晴らしい。この復刻盤は当たりだった。

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2013年11月 5日 (火)

オペラ イタリアーナ 40CD

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このセットは¥2790、1枚あたり約¥70ではあるが、詳しいリブレットが付き、紙製のデジパック版の20タイトル、16世紀から20世紀にかけてのイタリアオペラ20人の作曲家の作品を1つずつ収録したもので、半分くらいは私がCDでもLPでも持っていない演目が含まれている。

中には、ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』、ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』、ベッリーニ『清教徒』など、私が好きな演目も含まれる。しかし、もうすでに手持ちにいっぱいある同曲異盤と比べると、これらは音楽的に面白くないし、ライヴならではの傷もわかってしまう。むしろ、このセットの本領は、メルカダンテの『イル・ブラーヴォ』、ジーノ・マリヌッツィの『ジャクリーの乱』、ジャン・カルロ・メノッティの『ゴヤ』、ボッケリーニの『慈悲深い女』、ガッツァニーガの『ドン・ジョヴァンニ』など、これまで聴いたことも無い珍しいオペラを資料的に持っていて、たまに聴くというためのものであると思う。オペラの初心者が買って聴いても面白くないだろう。リブレット付きというのも資料として価値が高い。

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収録曲

エミーリオ・デ・カヴァリエーリ[1550-1602]
『魂と肉体の劇』全3幕(1CD)

モンテヴェルディ[1567-1643]
『ポッペアの載冠』全3幕(3CD)

ヴィヴァルディ[1678-1741]
『オリンピアーデ』全3幕(2CD)

ヘンデル[1685-1759]
『エジプトのジューリオ・チェザーレ』全3幕(3CD)

ニコロ・ピッチンニ[1728-1800]
『ラ・チェッキーナ』全3幕(2CD)

ジャチント・カルデラーラ[1729-1803]
『リチメロ』抜粋(1CD)

パイジェッロ[1740-1806]
『ニーナ』全2幕(2CD)

チマローザ[1749-1801]
『秘密の結婚』全2幕(2CD)

ガッツァニーガ[1743-1818]
『ドン・ジョヴァンニ』全2幕(2CD)

ボッケリーニ[1743-1805]
『慈悲深い女』全2幕(1CD)

アントニオ・サリエーリ[1750-1825]
『オルムスの王アクスル』全5幕(2CD)

ロッシーニ[1792-1868]
『セヴィリアの理髪師』全2幕(3CD)

メルカダンテ[1795-1870]
『イル・ブラーヴォ』全3幕(3CD)

ドニゼッティ[1797-1848]
『ドン・パスクワーレ』全3幕(2CD)

ベッリーニ[1801-1835]
『清教徒』全3幕(2CD)

ヴェルディ[1813-1901]
『エルナーニ』全4幕(2CD)

レオンカヴァッロ[1857-1919]
『ラ・ボエーム』全4幕(2CD)

プッチーニ[1858-1924]
『妖精ヴィッリ』全2幕(1CD)

ジーノ・マリヌッツィ[1882-1945]
『ジャクリーの乱』全3幕(2CD)

ジャン・カルロ・メノッティ[1911-2007]
『ゴヤ』全3幕(2CD)

録音年代は1963年から1994年までで、ほとんど全てライヴ録音。音質は決して良いとは言えないが、鑑賞に必要なだけの水準はクリアされている。これを順番に聴いていくと、オペラの発祥の国であるイタリアの歴史を感じる。

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2013年11月 1日 (金)

バラード / ジョン・コルトレーン

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知人が訪ねてきて、毎日新聞だったと思うが、記事のCD紹介欄の切り抜きを見せて、このCDはありますか?と聞かれた。これは、ジョン・コルトレーンのCDの中でも特に有名なもので、聴きやすいですよ、と答え、手持ちのLPから製作したCD-Rを聴いてもらった。

普段ジャズばかりを聴きジョン・コルトレーンを沢山聴いている人に言わせれば、この人の本領というのは、もっとサクソフォーンを激しく吹くものなのだと言うが、万年初心者には、バラードくらいが丁度良い。インパルスから発売されたLPだと、これ以外に「至上の愛」も持っているが、難解すぎてあまり聴かない。

ユーチューブにA面1曲目のSay Itがあったので、貼り付けてみる。秋の夜長にしんみりと聴くのも良いものだ。

 

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