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2014年1月10日 (金)

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲1番、ラロ スペイン交響曲/フェラス、ジュスキント、フィルハーモニア管(Testament Classics 180gLP)

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これは、昨年11月30日に発売されたTestament Classicsの180gLP。Testament ClassicsはEMIの昔のクラシックの録音のものを1990年代から180g重量盤LPとして復刻発売している。特に、オイストラフ、コーガン、レビン、フェラス、ミルシテインなどのヴァイオリニストの協奏曲が多い。主宰している人が元EMI関係者だったということもあるのだろう。

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この録音は1958年のステレオ初期録音で、オリジナル盤はむちゃくちゃ高価。オリジナル盤の番号のHMV ASD314で検索すると、国内の初期盤店では軒並み10万円以上である。それだけ希少だということだろう。そんな音源をアビイ・ロード・スタジオでリマスター、カッティングを行って復刻LPを発売してくれたことに対して一人のアナログLPファンとして嬉しく感じる。

クリスチャン・フェラスは1960年代に、カラヤン/ベルリンフィルと、ベートーヴェン、ブラームス、シベリウス、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を録音しているが、ブルッフとラロは無い。それ故にこの録音はより貴重だと思うし、シルベストリ/フィルハーモニア管とカラヤン/ベルリンフィルのチャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲を聴き比べると前者の方がフェラスのヴァイオリンがより活き活きと躍動して優れた演奏のように聴こえる。

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲1番は、フェラスのヴァイオリンの美しさが特に弱音で際立ち、洗練された美的特徴が活かされている。ラロは、ダイナミズムに溢れまだ20歳代であったフェラスの躍動感ある演奏が楽しめる。ワルター・ジュスキントは的確な指揮で盛り上げており、いずれも質の高い演奏だと感じる。

音質は1958年録音とは思えないクオリティであり、この時代の通常の復刻CDとは比較にならない。Testament ClassicsのLPは1990年代の頃よりも鮮度が高まったような音質になっていて間違いなく復刻技術も向上している。プレス工場も1990年代のものとは違うところでプレスしているようである。

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