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2014年2月

2014年2月28日 (金)

HI-FI エリントン アップタウン (Blu-specCD2)

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ジャズに詳しい知人が、デューク・エリントン アップタウンを聴いてごらんよ。音楽はご機嫌だし1950年代初頭のモノラル録音としては、抜群に音が良いぜ!というので、いろいろ調べたら、復刻重量盤のLPは出ているし、ジャズには珍しいSACDも出てるし、昨年発売されたBlu-specCD2でも発売されていた。

そこで、入手しやすく値段も手頃なBlu-specCD2盤を買ってみた。

本当にご機嫌な音楽ですね。一曲目のSkin Deepからして凄い。特に、このドラムは素晴らしい。解説を読んだら、何だエリントン楽団のルイ・ベルソンというドラマーが作曲した曲だから、エリントン楽団が本物のオリジナルというわけだ。

Skin Deepという曲は、1980年2月にNHK-FMのセッション80という番組で高橋達也と東京ユニオン&猪俣猛とセパレーションの合同メンバーによる演奏がとても素晴らしく、今でもエアチェック・テープをCD-Rにしたものを時々聴くので良く知っていたのだが、オリジナルを今まで聴いていなかったのは不覚だった。

他の曲、例えばA-Trainもとても印象的なヴォーカルが入ってとっても良い。こんなアルバムを今まで知らなかったなんて・・・・。

ということで、万年JAZZ初心者は、名盤というものにやられてしまった。

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2014年2月25日 (火)

ベルク ヴァイオリン協奏曲 他 / ムター、レヴァイン、シカゴ交響楽団(180gLPレコード)

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これは、clearaudioから発売されている180g重量盤LPで、CDは1992年に発売されている。

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アルバン・ベルク ヴァイオリン協奏曲 side1

リーム 歌われし時                          side2

1992年というともうすでにLPレコードの時代は終わっており、当時はCDしか発売されなかった。それが21世紀になってLPが発売されたことに驚きを感じる。私は、アルバン・ベルクの音楽はあまり好きではない。というか無調音楽や十二音技法によって作られた音楽は楽しんで聴けない。

それでも、LPを買ってしまったのは、ヴァイオリン協奏曲がアルバン・ベルクの作曲したものの中で現代でも一番演奏されている有名曲であるということと、ムター、レヴァイン/シカゴ交響楽団による演奏が、わかりやすく一番聴きやすい演奏だからということがある。十二音技法だからといって難しく構える必要の無い感じがする。美しく歌っているのだ。

また、LPはCDよりもヴァイオリンやオーケストラの弦楽器群がしなやかになりやすいという音質的なメリットも期待していたが、実際、鮮明で美しく響く。ただし、聴くのに面倒であること、価格が高い事が欠点だ。

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2014年2月21日 (金)

モーツアルト 声楽のためのカノンと重唱

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1面
いとしい娘よ、俺はツィターを手に          3重唱
カーロ・ミオ・ギューッ・チュッ               4重唱
静かにそっと                                      3重唱
戦記を読むなんてとても俺には              カノン
邪魔がはいったセレナーデ                   3重唱
ここで情感は永遠に燃えつづけ              3重唱
みんなの幸福を祝して乾杯!                カノン
歌のおけいこ                                      3重唱
おい、フライシュテットラー君!                カノン
夜のとばりはおりて                             3重唱

2面
リボンのテルツェット                            3重唱
ああ君、ろばのマルチンよ                     カノン
さあ、陽気にいこう                               アリア
さあ、いとしい妻よ                              2重唱
プラータに行こう                                  カノン
腹ペコで食卓につくというのに               アリア
飲み食いしてこそ                                 カノン
警告                                                  アリア
お休みなさい                                      カノン

エーリッヒ・ケラー(指揮)ミュンヘン・コンビビウム・ムジクム合奏団/ソプラノ:エリカ・ケート(ソプラノ)、ヘルマン・プライ(バリトン)、ペーター・シュライアー(テノール)ウィーン・アカデミー室内合唱団

これは、ドイツ・エレクトローラによって1960年代に録音された1970年代の再発LP。再発盤ではあるが、音質はかなり良い。

邦題は「声楽のためのカノンと重唱」となっているが、実際には、ちょっと下品な戯れ歌ばかり集めたものである。モーツァルトは真面目な音楽だけではないものも沢山作曲している。うんこネタやセックスネタのものもある。それを、こんな優れた歌手に歌わせてしまっていいのだろうか。もちろん、あまり酷い歌詞は変えられているみたいだけど。

欧州のドイツ語圏のモーツァルト・マニアの間では良く知られた録音らしいが、「声楽のためのカノンと重唱」が邦題では何かまじめくさった音楽のように思えて、そのギャップが何ともおかしい。

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2014年2月18日 (火)

ビゼー 歌劇「カルメン」全曲 /ラトル、ベルリンフィル、コジェナー、カウフマン他

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2012年録音のカルメンの全曲盤でスタジオ録音。カルメンはマグダレーナ・コジェナーで、サイモン・ラトルの奥さん。この人のカルメンは知的で冷静さを失わない。情熱的になりすぎてはめを外しがちになるなんてことは全く無い。ヨナス・カウフマンのドンホセも上手く決まっている。

しかし、この録音で際立っているのはラトル/ベルリンフィルの精密なアンサンブルだろう。ラトルの統率は隅々まで浸透し非常にまとまりのある現代的な音楽造りで、非常に素晴らしい。見通しが良くオーケストラの各セクションの出す音の重なりまでが聴き取れるようだ。

これは、音質が際立って良い事も理由の一つだろう。国内盤はSACD/CDハイブリッド盤が発売されたがもうすでに販売が終わっている。SACDでなく普通のCDでもここまで音質が良ければ全く不満は無いどころか、2チャンネル再生に限定するなら、あえてSACDなんて必要だろうかと感じるほどの高音質なCDである。

このセットは、デジパックハードカバー装填で、中は上質な厚紙を使ったカラー印刷の解説や写真がある。パッケージソフトはかくあらねばならない。それでいて通販で2枚組の輸入盤が2200円ほどである。決して高くはない。特にオーディオファンにはこのセットは強力にお勧めする。尚、EMIのクラシック部門がワーナーに吸収されたので、EMIのマークの付いたものは在庫限りだろうし、次のプレスは通常のコストの安いプラケース入りになってしまうかも知れない。

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2014年2月14日 (金)

プッチーニ トゥーランドット /カラヤン、ウィーンフィル

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これは、1981年に録音され翌年発売されたカラヤン/ウィーンフィルの「トゥーランドット」全曲のLPレコード。デジタル録音なのでCDで聴けば良いじゃないかと思われるかも知れないが、デジタル録音初期のものに、CDよりもLPで聴いた方が音質が良いものもある。

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このLPレコードは、私の最も愛する「トゥーランドット」ではない。一番好きなのは、ラインスドルフが指揮した、ビルギット・ニルソンのトゥーランドット姫、ユッシ・ビョールリンクのカラフ王子、レナータ・テバルディのリューによるRCAのステレオ初期録音のものだ。しかし、このカラヤンの「トゥーランドット」は、これでもかというほど管弦楽が美しい。特に弱音の美しさが際立っている。プッチーニの音楽というのはこんなにも美しかったのだと再認識させてくれる演奏である。ゆえに歌手が主役の録音というより、やはり指揮者カラヤンのグランドオペラ「トゥーランドット」だ。

歌手配役については、トゥーランドット姫は本来ならもっとドラマチックな声のソプラノを起用するのが普通であるので、リリコなカティア・リッチャレッリが歌っているのにちょっと違和感がある。この当時なら、例えばエヴァ・マルトンなんかがトゥーランドット姫の当たり役だった。それでも、管弦楽の弱音の際立った美しさを考えると、パワーあふれるドラマティコを起用しなかったカラヤンの意図も理解できる。配役は、端役まで良い歌手で固められていて、まさに帝王カラヤンの面目躍如である。

リブレットに載っていたリッチャレッリの写真。ほぼLPレコードのジャケットサイズなので、CDの大きさでの印象とは異なる。

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解説が豪華なのと、端役に至るまで配役の顔写真がリブレットに載っていて、CDのリブレットのように小さすぎることがない。

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この写真の中で、私個人が注目したのはひげをたくわえたジークムント・ニムスゲルン。ドイチェ・ハルモニアムンディのペルゴレージ「奥様女中」1968年録音のLPでの写真ではひげが無い。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-882a.html

現在では、配役も含め、これだけ自分の意思を通してオペラの全曲盤を録音できる指揮者など居ないだろう。最近では、オペラの録音はライヴが中心で、しっかりしたスタジオ録音というのはあまり無い。それだけに貴重な録音だと思う。

この「トゥーランドット」はそうでもないが、最近、デジタル録音の1980年代以降に録音された音源のLPレコードの中で中古相場が異常に高くなっているものがある。バーンスタインのマーラーなんか物凄い値段だ。CD時代に移り変わろうとしていた時代なので、LPの発売枚数が少ないことと、CDで聴くよりもLPで聴いた方が音質が良いという人が求めるからだろう。変な世の中になったものだ。

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2014年2月11日 (火)

ベルリオーズ イタリアのハロルド / バーンスタイン フランス国立管弦楽団 マッキネス

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これは、昨年発売された復刻180g重量盤LPで、オリジナルはEMIから1977年に発売されたもの。非常に情熱的でダイナミックな演奏である。当時、バーンスタインは単身ヨーロッパに渡り、様々なヨーロッパのオーケストラを指揮しだした。バーンスタインのアメリカ人気質が伝統あるヨーロッパのオーケストラをここまで鼓舞し、達成された名演奏なのだと思う。

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この演奏は、学生時代国内盤のLPを買って聴いた思い出あるものだが、この復刻LPはかなり優れた音質で、1970年代後半のアナログ録音の良さを十分に楽しめる。Hi-Qレコードから出ている復刻LPの中でも特に良いものだと思う。

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2014年2月 7日 (金)

ジョルダーノ 歌劇「アンドレアシェニエ」から 4幕フィナーレの二重唱 ペルティレ、シェリダン

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これは、1940年代の、カルロ・サバーニョ(指揮)スカラ座管弦楽団による伴奏で、アウレリアーノ・ペルティレ(テノール)、マーガレット・シェリダン(ソプラノ)によるジョルダーノ アンドレアシェニエから第四幕終幕の二重唱「あなたの側で心は静まり~」のSPレコード(78回転)イタリア盤。

アウレリアーノ・ペルティレは、トスカニーニお気に入りのテノールで《トスカニーニの恋人》とも言われた。マーガレット・シェリダンはイギリスのソプラノ歌手。1940年代だからSPレコード円熟期のもので、SP盤を蓄音機でかけたにしてはかなりレンジも広く驚く。今まで、このようなレンジの広いSP盤は鉄針でかけていたが、ソーン針(サボテンなどの棘を材料にした針)を使いだして、音が柔らかくなりより聴きやすくなった。

わずか両面で10分足らずの演奏なのだが、当時のオペラの雰囲気がそのままタイムマシンで運ばれたような感じで聴ける。当時の盤で当時の機械で聴くのもおつなものだ。

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2014年2月 4日 (火)

バラード&バートン /アン・バートン

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これも、Blu-spec CD2で発売されている1970年録音のアルバム。アン・バートンの歌は過剰な演出はなくむしろ素朴で素直な歌い方だ。バックのピアノが良い。収録曲はジャズ・バラードのスタンダードばかりであり、他の歌手のものでも聴けるものがほとんどだが、落ち着きのある歌い方は、アン・バートンならでは。発売されて40年以上、彼女が亡くなって25年以上経つが、いまだに輝きが色褪せない名盤であると思う。

Blu-spec CD2とは、ソニー・ミュージック・エンターテイメントが、ブルーレイ・ディスクを製造する技術をCD製造に使用してデジタル・ビット成型などの精度を高めたもので、規格は普通のCDと同様で、通常のCDプレーヤーで聴くことができるもの。昨年、クラシックが100タイトル、次いでジャズが100タイトル発売され、ポピュラー音楽も相次いで発売されている。聴いた感じはがさつくことがなくスムーズな音質である。ただし、デジタル情報が変わるわけではないので、パソコンでリッピングして聴く場合には、その恩恵はない。

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