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2014年6月17日 (火)

ストラヴィンスキー ペトルーシュカ、プルチネルラ /アバド、LSO(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、今月発売されたばかりのEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、アバド/ロンドン交響楽団のもの。「ペトルーシュカ」が1980年の初期デジタル録音で、「プルチネルラ」が1978年のアナログ録音末期のもので、LPでは別々に2枚で発売されていた。「ペトルーシュカ」は、「春の祭典」や「火の鳥」と並びストラヴィンスキーの三大バレエ音楽の一つだから、「ペトルーシュカ」がメインで、「プルチネルラ」はおまけ扱いかも知れないが、私の個人的な思い入れは、「プルチネルラ」の方にある。

アバド/LSOの「プルチネルラ」は、レパートリーが広く沢山の録音を残したアバドのLPやCDの中でも一際輝いていて、彼の録音の中のベスト5の中に間違いなく入ると思っている。LPでは、ドイツ盤と1993年頃に発売された復刻重量盤のLPを持っていて、何年も前にこのブログで紹介している。それゆえに、ハイブリッド盤が出てくれてとても嬉しい。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-55c0.html

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実際、このSACD/CDハイブリッド盤を通して「ペトルーシュカ」、「プルチネルラ」を聴くと、後者の方が良い録音だしより良い演奏に感じられる。そもそも「ペトルーシュカ」には名演奏、名録音が数多く有り、アバドのものでなくてはならない理由など無い。だが「プルチネルラ」は唯一無二、この録音が良いのだ。歌手陣も揃っていてまさに完璧だと思う。

このハイブリッド盤の音質はとても良くて、特に声、弦や管楽器の音色や質感が生々しく、空間表現も優れている。マスタリングはJVCのマスタリングセンターで行われているということだが、JVCのマスタリングセンターは数年前に全く新しくなった。それ以前のマスタリングによるEsotericSACD/CDハイブリッド盤は、正直、現時点ではやや音が古臭く感じられる。

初期のDECCA録音のケルテスの「新世界」やアンセルメの「三角帽子」などは、今やプレミアムが付いて中古盤の価格も高くなってしまったが、最近発売されたSACD/CDハイブリッド盤の音質の良さを考えると、音質的に少し欲求不満もあるのは否定出来ない。

Esotericが、現時点の機材や装備で再マスタリングし、リニューアル発売してくれたら良いのにと思うのは我儘で贅沢な願望だろうか。

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