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2014年9月23日 (火)

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 /シェリング、ハイティンク、ロイヤル コンセルトヘボウ(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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これは、今月発売されたばかりのEsotericSACD/CDハイブリッド盤。1973年録音のヘンリック・シェリング/ベルナルト・ハイティンク アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団によるもの。

私は、シェリングのベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲は、ハンス・シュミット=イッセルシュテット ウィーンフィルの1965年のものの方を評価していて普段はそちらの方を多く聴く。ハンス・シュミット=イッセルシュテット ウィーンフィルでは、ドイツ的に厳格でありながらウィーンフィルらしいしなやかな管弦楽の上に、楷書的にそれでいて音楽の本質を突いたようなシェリングの独奏が際立つ名演奏という感じであるが、この演奏は、もっとまろやかで円熟味を感じる。非常に音質が良く、美しい独奏ヴァイオリンが、それを支えるオーケストラに溶け合って、絶妙な音楽を作っている。落ち着いていて決して派手ではないが、ベートーヴェンの音楽はこんなに美しくて甘さもある音楽だ、というのをわからせてくれる名演奏である。これからは両方の演奏を聴くようになるだろう。

CD層を聴いても、音に厚みがあり力強く、質感がしなやかで上質のアナログテープを聴いているような優れた音質に仕上がっている。Esoteric SACD/CDハイブリッド盤は限定発売ということもあり、売り切れた後、プレミアムがついて中古盤に非常に高価な値段が付いているものもあるが、この盤も数年後にはそうなるように思えてならない。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

黄金のアンコール様、はじめまして。
いつも 楽しみに読まさせていだたいています。
シェリングと S=イッセルシュテットの ベートーヴェンの協奏曲は ロンドン響のCDしか知りませんでしたが、ウィーン・フィルとの演奏が残されていたのでしょうか?

投稿: ヨシツグカ | 2014年9月26日 (金) 21時32分

ヨシツグカさん、コメントありがとうございます。ロンドン響のものです。S=イッセルシュテットはウィーンフィルとの交響曲全集が圧倒的な名演で、その印象が強くて間違えてしまいました。

投稿: 黄金のアンコール | 2014年9月26日 (金) 22時18分

黄金のアンコール様、私も S=イッセルシュテット/ウィーン・フィルのベートーヴェンのCDは 交響曲全集や、バックハウスとのピアノ協奏曲全集を愛聴しているので ヴァイオリン協奏曲も ウィーン・フィルで聴いてみたかったです……。

投稿: ヨシツグカ | 2014年9月26日 (金) 22時36分

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