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2014年10月

2014年10月31日 (金)

シクーリの神技 風とケーナのロマンス/タワンティンスージュ(中南米フォルクローレ)

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これは、先日ご紹介した2枚のLPレコードが発売された後、来日記念盤として1978年に発売されたLPレコードで、4人のメンバーのうちの1人が入れ替わっている。

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「風とケーナのロマンス」という曲は、中南米フォルクローレのレパートリーの中でも、「コンドルは飛んで行く」や「花祭り」と並んで非常に有名な、素朴で美しい曲である。演奏者は異なり日本人であるが、とても良い思う演奏がユーチューブにあるので張り付けてみる。

タワンティンスージュの「風とケーナのロマンス」の演奏は、渋いシクーリが伴奏についていて、かなり趣が異なる。

このLPレコードは、当時買いそびれたもので長いこと探していたが、何のことは無いネットオークションでわずか¥35で出ていたものを落札したもの。35年前の中古盤としては状態も悪くなかった。

B面には、先日ご紹介した2枚のLPレコードの中に入っていたお気に入りの曲「スマック・プニ」と「カサヘルタ」が入っていて、異なった演奏なのかなと期待して聴いたが、手持ちのLPレコードのと同一テイクだと思われ、ちょっとがっかりした。しかし、メンバーが入れ替わって、ケーナの独奏がさらに良くなって、このLPレコード全体からすると、他の手持ちのLPレコードよりも良い部分も多い。このLPレコードもCDでは売られていないので、早速デジタル化しCD-Rに焼いてCDプレーヤーで聴けるようにした。

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2014年10月28日 (火)

「シクーリの神技」コンドルは飛んで行く、花祭り/タワンティンスージュ(中南米フォルクローレ)

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これは、1976年頃発売された中南米の民俗音楽「フォルクローレ」のLPレコードで、タワンティンスージュという4人のユニットによるもの。この当時は、「フォルクローレ」がブームで、日本のレコード会社がこぞってLPレコードを発売した。高校生の頃、少ない小遣いで何枚も買ったが、その中で最も土臭く素朴な音楽だったのがこの2枚のLPレコードである。

タワンティンスージュというのは、4つの地方という意味で、インカ帝国の事。4人のメンバーは、アルシデス・ローサ、ペドロ・デ・ラ・トーレ、ホセ・オルドニェス、ワルテル・ロハスというボリビア人。

シクーリというのは、シークともいうが、下のジャケットに写っている長さの異なる葦のパイプを束ねて作られた西洋のパンパイプと同じような楽器の事だが、この楽器は1つだけでは全ての音階を出せないものがあり、2人または4人で合わせて音階が全て揃い素晴らしい効果を発揮する。名手が奏でる事で素晴らしいアンサンブルになる。

私は、この2枚のLPレコードに収められている、スマック・プニ、カサヘルタというタイトルの2曲が大好きである。それはまさしく、4台のシクーリのアンサンブルが、神技のように鳴るのである。

この2枚のLPレコードを宝物のように現在も愛聴しているもう一つの理由は、音質の良さである。音質の良さに気が付いたのは、このLPレコードを買って10年近くたって社会人になり、エクスクルーシヴP-3という高級アナログプレーヤーをj購入し、このプレーヤーでかけた時で、びっくり仰天してしまった。この2枚のLPレコードは、CDでは売られていない。なので、最近、この2枚をデジタル化し、CD-Rにして職場の小さな装置で聴いている。

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2014年10月24日 (金)

ブリテン:チェロ・ソナタハ長調/シューマン:民謡風の小品集/ドビュッシー:チェロ・ソナタ(180g重量盤LP)

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これは、1961年に録音された、ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(チェロ)、ベンジャミン・ブロテン(ピアノ)による、

ブリテン  チェロ・ソナタ・ハ長調   
シューマン  5つの民謡風の小品集   
ドビュッシー  チェロ・ソナタ   

のLPレコードで、180g重量盤で復刻されたもの。

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オリジナル盤は英DECCA SXL2000番台で非常にレアで高価だが、オリジナルの持つ透明感や美音は無いと思うが、この盤はかなり優れた復刻盤で、1961年の録音とは思えないほどである。特にチェロの響きは、CDで聴くのよりずっと良い。

この演奏の良さは、ロストロポーヴィッチのチェロの優れた表現力、上手さ、に尽きると思う。ジャケットもジャケ裏も、レーベルもオリジナルと同じデザインであり、オリジナル盤の値段の高さを考えれば、まあ、妥当かなという代物。

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2014年10月21日 (火)

MEDITATION /ミシャ・マイスキー(180g重量盤LP)

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これは、clearaudioから2008年に発売された180g復刻重量盤LPで、現在も入手可能である。録音は1987年であるから、デジタルの初期で、LPとCDというメディアの交代期でオリジナルのCDやLPが発売されたのは1990年頃である。CDは持っているのであるが、LPは持っていなかったので、買ってみた。

LPレコードのレーベルは、1960年代を思わせるドイチェグラモフォンのチューリップ・リムレーベルになっている。

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ジャケットはダブルジャケットになっていて、非常に豪華に出来ている。収録曲は以下の通り。

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このアルバムにおけるミシャ・マイスキーの演奏は、非常に慈愛に満ちた優しく美しいもので、聴き手を感動させざるにはおれない。旧ソビエト在住時代に、強制労働収容所で18ヶ月間の生活を強いられるなど苦労したから、このような演奏が出来るのかもしれない。

アルバムの副題は[When the Cello Sings a Lullaby]日本語に訳せば、「チェロが子守唄を歌う時」となるだろうか。

CDで聴くよりもチェロの倍音が本物らしくヴィブラートが美しく聴こえる。LPで聴く価値のあるアルバムである。

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2014年10月17日 (金)

ラ・フォリア /パニアグア(180g復刻重量盤LP)

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10月というのは、5月と並んで気候が良く、何もしなくてもアナログLPが良い音質で鳴る季節だ。11月に入ると、少し暖房で温めないといけなくなる。そんなわけで、この時期はアナログLPを聴き、CDはあまり聴かないのでCDプレーヤーをオーバーホールに出した。だから、カラヤン 1980s78枚組ボックスも、これから送られてくるであろうバーンスタイン 管弦楽、協奏曲ボックスも、CDプレーヤーが戻って来るまでは、まともな音質で聴くことが出来ない状況だ。

そこで、今回は、最近買ったアナログLPの1枚をご紹介する。この音源はCDでも発売されたし、XRCDという高音質のCDも限定発売されたことがあるもので、もともと高音質で有名な盤だ。オーディオ評論家の故長岡鉄男氏が良い音のする外盤ということで紹介したので有名になった。

リコーダーやインドの伝統楽器などが独特のリズム感で音楽を奏でるが、草刈り機の音が入っていたり、現代のサクソフォンが使われたりと、内容は前衛的なものだ。録音は1980年で初出は1982年のharmonia mundi Franceレーベル。むしろ、クラシック音楽愛好家よりも、ヨーロッパの前衛ロックグループの音楽を聴くような人に絶賛されるような音楽かもしれない。一種、面白味はあるので一度は聴いてみても良いかもしれない。オーディオマニアなら、是非聴いてみてほしい。音質はとても良く、ダイナミックレンジもやたら広い。

何で、こんなLPを買ったのかというと、「古代ギリシャの音楽」という1978年録音のオリジナルLPがとても良い音質であったから。

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こちらの盤もオーディオマニアには有名なもので、このオリジナル盤の中古はかなりのプレミアム価格が付いているという。まあ、一種のゲテモノかもしれないが。

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2014年10月14日 (火)

カラヤン 1980s (78CD)

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明日(10月15日)はバーンスタインの命日で、シンフォニー・エディションに続く協奏曲・管弦楽集の到着を楽しみに待っていたのだが、こちらのカラヤン1980sの78枚組ボックスが先に届いた。

到着後から順次聴いているが、時々かける愛聴盤に混じって、今まで一度も聴いたことのないものも沢山あることがわかった。このボックスの発売によって、オペラを除くドイチェ・グラモフォンのカラヤンの音源は1960s、1970sとこの1980sのボックスがあれば全て聴くことが出来るようになったのは嬉しいことである。

数枚聴いた限りでは、手持ちの単売されたCDと比べて音質的に劣ることもなく、これが、オリジナルジャケットデザインの紙ジャケに収められたもので、1枚あたり250円程度というのは、非常にお買い得である。尚、1980年代の録音であるので全てデジタル録音だ。

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2014年10月10日 (金)

ビゼー 交響曲 /バーンスタイン、ニューヨーク・フィル(シンフォニーエディション60CDより)

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これは、レナード・バーンスタイン・シンフォニー・エディション(60CD)BOXからの1枚で、バーンスタインの自作自演の交響曲第三番「カディッシュ」と、ジョルジュ・ビゼーの交響曲がカップリングされたもの。

交響曲第三番「カディッシュ」は、レクイエムのような意味を持つ、独唱、合唱、語り手が付いた音楽で、交響曲というより演劇やミュージカル、オペラのような音楽に近いような感じのドラマチックでリズミックな曲であるが、そちらは置いておくとして、びっくりしたのは、ビゼーの交響曲の素晴らしさである。

ビゼーの交響曲は、ビゼーの若い頃の作品でいわば習作のようなもので、ビゼーの存命中には演奏されることは無かった。第一楽章は雄大に感情のうねりを付けて推進力のある音楽を展開し、第二楽章は濃厚なロマンを感じさせる演奏に仕上げ、第三、第四楽章もスピード感ある演奏で、ニューヨーク・フィルの上手さも際立っていて、この曲の新たな魅力を発見した気分になった。

1963年の録音としては音質はすこぶる良く、オーディオ的にも充分に楽しめる。これが、1枚あたりわずか150円とは、とてもお買い得のような気がした。

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2014年10月 7日 (火)

バースタイン シンフォニー・エディション(60CD)

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レナード・バーンスタインの命日(10月14日)が近づいてきた。亡くなって20年を記念して発売されたのが、この60枚組ボックス。LPレコードのジャケットサイズに収納された60枚のCDには、一枚一枚異なる写真が使われ、ニューヨーク・フィルとのCBSコロムビア時代の交響曲の演奏が聴ける。ベートーヴェン、ブラームス、マーラー、バーンスタイン自作自演作品をはじめ、アイヴズなどあまり聴くことがない交響曲も収められている。

これが、発売当時は¥9000でおつりがくる値段で買えて、すぐに売り切れてしまったのだが、最近、管弦楽曲・協奏曲エディションが発売されることが決定し、このシンフォニー・エディションも再発売されている。非常に内容が濃いのに加え音質も廉価盤としては良いので、近日発売の管弦楽曲・協奏曲エディション(80CD)も注文することにした。

バーンスタインは、晩年ヨーロッパのオーケストラを振ったドイチェ・グラモフォンから出た、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの全集も素晴らしい名演だが、このニューヨークフィルのCBSコロムビア時代は、晩年ほどアゴーギクをきかせずねちっこくなく、もっと正統的に推進力を持った若々しいものであり、この時代のバーンスタインの素晴らしさを再認識させるもので、バーンスタインがカラヤンと並ぶ20世紀後半における最高の指揮者の一人だったことがわかるセットである。

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2014年10月 3日 (金)

ベートーヴェン 交響曲全集/シュミット=イッセルシュテット、ウィーンフィル(英DECCAプレスLPセット)

Beethoven
ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン交響曲全集は、1960年代後半に録音され、単売されたラージ・デッカと呼ばれるレーベルのものがオリジナル盤で、これらはかなり高価になっている。私の持っているものは、1970年に発売された6枚組のボックスセットで、SXLB6470-5の番号が付いているもの。

第九がいささか詰め込みすぎ気味に丸々1枚のLPに入ってしまっているとか、様々な問題はあるものの、先日写真を載せた8枚組の廉価BOXのCDよりは圧倒的に音質は良い。

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ハンス・シュミット=イッセルシュッテットは、1900年に生まれ1973年に亡くなったドイツの名指揮者。息子さんのエリック・スミスは、DECCAとPHILIPSで音楽プロデューサーとして録音にも携わっていて、このベートーヴェン交響曲全集も全てエリック・スミスがプロデュースした。

全体的に、正統的なドイツ・オーストリア系の彫が深く、それでいてしなやかで風格を感じさせる、これぞベートーヴェンという演奏で、このLPを聴く限り、音質もきわめて良い。特に、第8番は、しなやかな中にドイツ的なリズム感覚が際立ったもので、私が持っている数あるベートーヴェン交響曲全集の中で、8番は全く他の演奏を寄せ付けない。

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このLPのセットを上回る音質でこの演奏が新しいデジタルメディアになって出てくれば、このLPセットはお役御免になるが、それまでは大切にしなくてはならない。

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