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2014年12月 9日 (火)

ドヴォルザーク ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 / フィッシャー、ジンマン、チューリッヒ・トーンハレo.

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これは、昨年発売されたCDで、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)、デヴィット・ジンマン、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲、ブルッフ ヴァイオリン協奏曲1番がカップリングされたもの。

ドヴォルザークの方は、古くはミルシテインやパイネマンの独奏のLPを聴いたり、新しい録音のものでは、アンネ・ゾフィー・ムター、ホーネック/ベルリンフィルのものをCD、LP両方購入して楽しんでいた。これらの演奏に比してユリア・フィッシャーのヴァイオリンは劣るものではなく、テクニックがしっかりし、録音の良さからか細かい部分もしっかり聴き取れる。しかし、この人の芸風なのか、アクみたいなものがない。粘り気やロマンティックな装飾を一切嫌っている感じだ。それがまた、デヴィット・ジンマン、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音色や音楽作りと共通していて独奏ヴァイオリンがオーケストラと同質の音楽性を持って、埋没してしまったようにも感じる。

しかし、ブルッフの1番は、しなやかさ、透明感の伴った繊細な美しさ、過度に溺れ過ぎないロマン性など、彼女の音楽性がとても発揮されたとても魅力的な音楽に仕上がっていて、録音の良さにも助けられて、当代随一の名演ではないかと思わせる感じがする。SACDではないけれど、CDでこのくらい音が良ければ不満は全くない。

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