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2015年3月

2015年3月31日 (火)

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第一番、ソナタ第八番(悲愴)/バックハウス、シュミット=イッセルシュテット(米ロンドン英プレスLPレコード)

Cs6099

このLPレコードを聴くと、ベートーヴェンのピアノ協奏曲1番は名曲だなと思う。重心の低いどっしりとししなやかな弦楽器と、少し渋めのピアノが織りなす個性は、この演奏ならではである。余白のソナタ第八番(悲愴)も良い。

英国発売のDECCA SXL2178は、ピアノ協奏曲1番と2番が片面ずつに入って発売されているが、米国ロンドンのCS番号では、A面に1楽章、2楽章が入り、B面に3楽章、余白にピアノ・ソナタ8番を入れるカッティングで、英国発売のDECCA SXLよりも余裕があるカットとなっている。加えて、当時の米国と英国の経済力の差からか、米国盤の方が沢山売れて、残存するLPレコードも多いので希少価値がなく中古価格が安い。

この盤は、モノラル盤と同じ外溝の厚いパンケーキ盤と呼ばれるものが存在すると思うので初版ではないと思うが、中溝でブルーバックジャケットなので1960年代の前半のプレスだからそれでもプレスされてから50年以上経過したものだ。

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20年位前から、米国発売のロンドン盤で1枚あたり¥2000以下という縛りの中で、ウィルヘルム・バックハウスのステレオ録音のベートーヴェンピアノ・ソナタの英国プレスのバラで発売されたLPレコードを集めだした。昨年、あと2枚残ったうちのCS6246 No.30、No.32を入手し、このCS6099 ピアノ協奏曲1番 No.8(悲愴)だけが未入手だったのが、最近、ようやく入手できた。

ウィルヘルム・バックハウスのステレオ録音のベートーヴェンピアノ・ソナタのLPレコードセットは、モノラルでしか録音されなかった29番(ハンマークラヴィーア)を含んだ10枚組ボックスが発売されており、時々中古盤で見かける。手っ取り早くこの英国初出盤を買えば良いじゃないかと思われるかもしれない。しかし、米国ロンドンの単売されたLPレコードは、英国発売のDECCA SXLとはカップリングがかなり異なっており、ステレオ録音の無いハンマークラヴィーアを除いたものをバラで集めると13枚になる。ハンマークラヴィーアを含んだ10枚組のセットよりも明らかにカッティングに余裕があり、英DECCAプレスであるということもあって音質も優れたものが多い。

CS6099 ピアノ協奏曲1番 No.8(悲愴)       
CS6161 No.21(ワルトシュタイン)、No.23(熱情)
CS6188 ピアノ協奏曲2番 No.14(月光)
CS6246 No.30、No.32      
CS6247 No.15、No.26(告別)
CS6365 No.28、No.17
CS6366 No.12、No.18
CS6389 No.1、No.5、No.6、No.7
CS6535 No.4、No.25、No.31
CS6584 No.9、No.11、No.20
CS6585 No.2、No.10、No.19
CS6638 No.13、No.24、No.3
CS6639 No.16、No.22、No.27

Backhaussonata

一番安かったのは¥300、高かったものでも¥2000なので、¥2000以下という縛りは守った。高価な中古盤に手を出せば、こんなに時間はかからなかった。何とかコンプリート達成、万歳!

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2015年3月27日 (金)

ドニゼッティ ラ・ファヴォリータ/エレーデ、フィレンツェ音楽祭、シミオナート、ポッジ他

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これはジュリエッタ・シミオナート(メゾソプラノ)、ジャンニ・ポッジ(テノール)、エットレ・バスティアニーニ(バリトン)、アルベルト・エレーデ指揮フィレンツェ音楽祭管弦楽団、合唱団による1955年録音の2枚組CDである。ネット検索したら、このCDもボニング盤のCDも今は現行盤では販売されていない。残念なことではあるが、オペラをCDで聴こうという人が少ないのであろう。

改めて聴いてみて、シミオナートのレオノーラ、バスティアニーニのアルフォンソ王が素晴らしいのは当然だけれど、フェルナンド役のジャンニ・ポッジの歌い方に惹かれた。古い歌い方なのかも知れないが、本当にイタリア的で、こんな歌い方をする歌手が現代に居たら、かなり人気が高いだろうと思う。この盤は次から次へ歌声の協演という感じで、録音も声を優先してしっかり録音されるようになされている様に感じる。

ボニング盤でのコッソットは若々しい感じだが、シミオナートはレオノーラの苦悩をもっと聴き手に伝えるような感じで、3幕、4幕での歌は実に感動的。全体的にみてボニング盤と比較して、録音が古い事以外に欠点は無い。60年前の古い録音で弦楽器がささくれたり、マスターの劣化によるドロップアウトの痕跡が聴いて取れるが、声の質感などは充分に楽しんで聴けるだけのクオリティはある。

ところで、こんな冊子が出てきた。

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1997年の藤原歌劇団によるラ・ファヴォリータ公演の時にホワイエで購入したのもので、定価¥1200。このオペラの原作のあらまし、成立についてから、公演史までも詳しく書かれていて、CDやLPを聴く時にも参考になった。

1997年の藤原歌劇団によるラ・ファヴォリータ公演では、フェルナンド役のジュゼッペ・サバティーニの澄んだ極めて美しい弱音が印象的で、どうやったらこんな美しい声で歌えるのだろうという思いとともに、感激したのを覚えている。

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2015年3月24日 (火)

ドニゼッティ ラ・ファヴォリータ /ボニングボローニャ市立歌劇場(英国盤3枚組LP)

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リチャード・ボニング指揮 ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団

イレアナ・コトルバス(S) フィオレンツァ・コッソット(Ms) ルチアーノ・パヴァロッティ,ピエロ・デ・パルマ,ブルーノ・デ・フランチェスキ(T) ガブリエル・バキエ(Br) ニコライ・ギャウロフ(Bs)

このLPレコードも、ショルティの「タンホイザー」と同じく出戻りである。あまり聴かないし、かさばるから何年も前に中古屋に出したが、また聴きたくなって、とても格安にネットオークションで長いこと回転寿司状態だったものを、意を決して入札、買ってしまった。

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英国DECCAプレスの3枚組のセットで、しかも状態はとても良い。

ドニゼッティの「ラ・ファボリータ」は、70曲くらいあるドニゼッティのオペラの中でも、5指の中に入る傑作だと思うのだが、あまり上演される演目ではない。このオペラを上演するには4人の主役が揃わないと出来ないのだ。

でも、私は、このオペラの生を観たことがある。ドニゼッティ生誕200年の1997年の藤原歌劇団の公演でだ。その公演を観る前に予習として聴いたのが、このLPレコードと1955年録音のエレーデ/ フィレンツェ5月音楽祭 のCD だった。

悲劇のヒロインのレオノーラがコッソット、相方のフェルナンドが全盛期のパヴァロッティ、他のキャストも充実していて、ちゃんとしたアリアが1つしか無い端役の侍女イネスがコトルバスなんて凄く贅沢だ。実演でこんな豪華キャストで観られることはまず、無い。

ベル・カント(美しい声)時代のイタリアオペラらしく、美しい旋律のアリアや2重唱があり、ボニングもうまく全体を統率していて、欠点らしい欠点もない名盤だと思う。

当時、Niftyserveのパソコン通信仲間で、1997年の藤原歌劇団の公演を観た年配の方で、1971年のコッソットとクラウスが共演したNHK招聘の公演も観たことがある方が居て、休憩時間に、「アルフレート・クラウスが素晴らしかった」と宣うのを羨ましいなと思って聞いていた。

このLPレコードで聴けるコッソットとパヴァロッティの二重唱の素晴らしさ!それが聴けるだけで、このかさばるLPレコードのセットは持っていたいと思うし、もう死ぬまで手放さないと思う。

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2015年3月20日 (金)

ZAZ/ZAZ~私の歌 (2枚組アナログLP)

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これは、デビュー・アルバムである「モンマルトルからのラブレター」に続くZAZの2枚目のアルバムである。シャルル・アズナヴールのヒット曲「ルルを忘れて」以外は、全て新しいオリジナル曲なので、古い曲を聴きたいのなら、3作目の「私のパリ」のほうが良い。

Zaz
アナログレコードは、重量盤ではないが、このように青と赤のカラーレコードになっていて、内袋はZAZの写真で片方の裏面は歌詞カードになっている。ただ、このカラーレコードの音質は、通常の黒い盤よりも音質は劣るような気がする。音質主義ならばCDのほうが良いと思う。しかし、アナログレコード全盛時代のような、このようなLPが発売されているのは嬉しい事だ。

ZAZ(ザーズ)は、他にもアナログLPが出ている。

ZAZ(ザーズ) モンマルトルからのラブレター (アナログ LP)

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/zaz-30e1.html

PARIS~私のパリ~/ZAZ(ザーズ)(180g重量盤LP)

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/pariszaz180glp-.html

アナログレコードがわずかではあるが復活しているというニュースを見るが、今、大きくてかさばり、取り扱いが面倒なアナログレコードなのか、という理由は、音楽のダウンロード販売や音楽コンテンツのストリーミング配信などで、やりとりするのは、音楽のデジタルデータだけで、物という存在感が無いという不満だ。その点、アナログレコードはCDにも増して物という存在感が強いし、ジャケットやビニールレコードに対してもカラーレコードやピクチャーレコードがあるなど、それ自体が文化なのだ。また、アナログレコードの多くは、mp3のダウンロードコードが付属するものもあるので、物が欲しい人が買うのだ。また、それが、アーチストとリスナーをより結びつける役割を果たしているのである。

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2015年3月17日 (火)

ストラヴィンスキー 春の祭典、火の鳥/ブーレーズ(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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今月10日に発売になったばかりのEsotericSACD/CDハイブリッド盤で、「春の祭典」クリーヴランド管弦楽団(1991年)、「火の鳥」シカゴ交響楽団(1992年)のカップリングでトータル79分あまりの1枚のディスクである。

CDの音質は、1990年頃から良くなりだした。1980年頃から始まったクラシックのメジャーレーベルのデジタル録音も約10年のノウハウの蓄積によって、かなり高水準となっていた事が、このディスクからも判る。音質的には、とても鮮明で、当時のディスクでは若干キツさを感じた部分も、しなやかに良く伸び切れ込む感じで聴きやすいのではないか。「火の鳥」を当時のドイツ盤とこのディスクのCD層を聴き比べると、このディスクの方が全体的に音が厚くデジタル的な音の薄さが無い感じがする。それだけ良いリマスタリングがなされているのだと思う。

ブーレーズという指揮者は恐ろしく明晰にスコアを実際の音にするような感じだ。それが、優秀な録音により極めて魅力的に聴こえる。ストラヴィンスキーの「春の祭典」は、ただ不協和音がうるさい暴力的な音楽というだけではない。その中に、極めて美しい魅力的な旋律が聴こえ、それが不思議な魅力となっている曲であり、その魅力ある部分を、ブーレーズは全部裸にしてさらけ出しているような気がする。出来る限り良い音で聴いた方が、その魅力は聴き手に良く伝わると思うのだが、その点においてこのディスクは申し分ない。

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2015年3月13日 (金)

リムスキー=コルサコフ シェヘラザード他/アンセルメ、スイス・ロマンド管弦楽団(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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今月10日に発売されたばかりのEsotericSACD/CDハイブリッド盤のうちの1枚。音源は、アナログレコード時代から名演奏の誉れ高いエルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団による1961年録音のもの。

例によって、CD層を聴いた感想である。50年以上前の音源であるが、マスターの劣化を考えても、瑞々しさやしなやかさが残されていて、バランスも良く優れた復刻盤であると思う。元の録音が当時としては良かったということもあろう。入念にリマスターされていると感じた。

アナログレコードのオリジナル盤とはエネルギーバランスが全く異なり、とてもワイドレンジで、横方向への音場はずっと広い。オリジナル盤に入っていない音もEsoteric盤からは聴ける感じもある。しかし、なぜか前後方向の音場はオリジナル盤の方が厚みを持って展開する。楽器の音色はオリジナル盤の方が鮮やかだが、Esoteric盤を標準にするとオリジナル盤は派手すぎのようにも感じる。

日本人がリマスターしているからか、昔の日本盤のアナログLPの地味な音色に似ているような気もする。オリジナルのアナログレコードと最新のSACD/CD盤は、50年以上の歳月の違いで同じ音源でも全くチャンネルが異なる物だと思う。両方とも持って気分によって変えて愛聴していたい。

尚、この盤はオリジナルのアナログレコードに入っていたリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」、ボロディンの「ダッタン人の踊り」の他に、「ロシア音楽コンサート」から、ムソルグスキーのホヴァンシチナから「ペルシャの女奴隷たちの踊り」、グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲が入っている。

以前発売されたEsoteric盤のムソルグスキーの「展覧会の絵」には「禿山の一夜」とホヴァンシチナから前奏曲(モスクワ河の夜明け)が入っていた。「ロシア音楽コンサート」には、これら以外に、グリンカの「ワルツファンタジー」、「ホタ・アラゴーサによる華麗な奇想曲」の2曲が入っていた。将来、別のアンセルメのEsoteric盤が発売されるなら、これらも一緒にカップリングして欲しい。

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2015年3月10日 (火)

PARIS~私のパリ~/ZAZ(ザーズ)(180g重量盤LP)

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これは、フランスの歌手ZAZの3枚目のアルバムで、ワーナー移籍第一弾のもの。古いフランスのシャンソンのカヴァーアルバムである。エディット・ピアフ、エラ・フィッツジェラルド、フランク・シナトラ、ジョゼフィン・ベーカー、 モーリス・シュヴァリエ、イブ・モンタンなどが歌った有名なパリにちなんだ曲ばかりで、日本人にもよく知られた曲が収録されている。

アレンジは、1曲ごとに異なり、ある曲はジャズっぽく、ある曲はスウィングのような感じで、アルバムを通して楽しめる。エグゼクティブ・プロデューサーにJAZZの大御所クインシー・ジョーンズも参加して、非常に豪華である。

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収録曲

Paris sera toujours Paris / いつものパリ   
Sous le ciel de Paris / パリの空の下
La parisienne / パリジェンヌ    
Dans mon Paris / 私の心のパリ    
Champs Elysees / シャンゼリゼ
Paris / パリ    
Love Paris / I Love Paris    
La romance de Paris / パリのロマンス    
Paris canaille / パリ野郎    
La complainte de la butte / モンマルトルの丘    
J'aime Paris au mois de mai / 5月のパリが好き    
Paris, l'apres-midi / パリの午後    
J'ai deux amours / 二つの愛 

アナログLPは2枚組で以下のように4面に分かれて収録し、1面の収録時間は短く、非常に余裕を持ったカッティングがなされている。プレスはかなり良く、輸入盤に見られるようなノイズはほとんど無かった。尚、国内盤のCDにはもう1曲ボーナス・トラックがある。

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下は見開きのジャケット(上側)、2枚LPレコードが収納されるインナースリーブ(下側)で、インナースリーブは少し厚い紙で、片側は歌詞が印刷されており、もう片方はZAZのポートレート写真である。LPレコードそのものはこの紙スリーブにそのまま入っていて傷が付きやすいと思うので、ポリエチレン製のインナースリーブに入れて、紙スリーブに入れた。

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このアルバムを購入しようと思ったのは、ユーチューブでこのアルバム収録曲全曲が聴けるので、聴いてみてこれは欲しいなと思ったから。CDとLPどちらを買おうか迷ったが、LPは在るうちに買わないとすぐに廃盤になるだろうから、アナログLPを買った。

彼女は、エディット・ピアフのような昔のフランスのシャンソン歌手の様で、さらに現代のリズム感覚を持つ今風の歌手でもあるような、固有の存在のような気がする。

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2015年3月 6日 (金)

ワーグナー タンホイザー全曲/ショルティ、ウィーンフィル(英国盤アナログLP)

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今年1月に書いたブログで、ワーグナー タンホイザー全曲/ショルティ、ウィーンフィルのCDについて書いた。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-cedc.html

その時に、英国盤のLPレコードを手放したのを後悔していると述べた。ネットでこのLPレコード番号SET 506-9で検索してみると、専門店では1万円以上するので再度LPを手に入れるのはあきらめていた。しかし、最近、ネット・オークションで誰も入札していないわずか¥2400で出ているものを見つけ、せり上がっていくようなら諦めると決め、終了直前に入札し、なんと落札出来てしまったのだ。

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この盤は1970年代後半のプレスなので正確にはオリジナル盤ではないが、それでも英国プレスでレーベルデザインはオリジナル盤と同じ。そして、一通り聴いてみて盤のコンディションが良かったのが嬉しい。このように、カラー刷りのリブレットも綺麗な状態である。

やはり、音質は、24BIT/96KHzでリマスターされた新しいCDよりも断然良い。音が濃厚で声や楽器の音色感、オーケストラが前後に厚みのある音場を展開する。CDだとスッキリした感じはあるし両端のFレンジは広いが、薄い感じに聴こえる。

オペラのボックス物のLPレコードは保管に場所を取るから、以前、勢い余って処分してしまったのだが、一度手放したLPレコードを再度購入するなんて、何て馬鹿な事をするのだろうと、自分の愚かさに笑ってしまう。

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2015年3月 3日 (火)

ストラヴィンスキー 火の鳥 他/ブーレーズ、シカゴ交響楽団

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これは、1992年にシカゴで録音された、ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」全曲、幻想曲「花火」、管弦楽のための4つの練習曲が収録されたドイツプレスのCDで、購入して20年余りが経つ。

今月、この中の「火の鳥」と、クリーブランド管弦楽団と録音された「春の祭典」がカップリングされてEsotericからSACD/CDハイブリッド盤が発売される。個人的に期待しているのは、「火の鳥」の方である。

そもそも、このCDを購入した動機は、20年以上前にTEAC(Esoteric)が制作し、無料配布した以下のデモンストレーション用のCDに、この「火の鳥」の『火の鳥に魅せられたカスチェイの手下どもの踊り』~終幕までが収められていて、それを聴いて全曲が聴きたくなったからだ。

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これは、全てドイチェグラモフォンの4Dレコーディングのクラシック音源を集めたもので、国内プレスの金蒸着CDだった。確か、オーディオの試聴会か何かで無料で貰ったものだ。この中で気に入ったものは、ドイツ盤のCDを入手して聴いている。正直なところ、この金蒸着の国内プレスのCDは、現時点で聴くと音が若干滲んだ感じがしてオリジナルのドイツ盤に比べ良いとは言えない。

だが、上のドイツプレスのオリジナル盤は、今聴いても空気感や楽器の音色の再現性が良くて、1990年代前半当時の水準をはるかに上回る高音質なCDだと思うし、現時点でも、試聴用に使えるだけの音質的クオリティを持つ。ドイチェ・グラモフォンの4DレコーディングのCDは、本当に優れた装置でないと良さを引き出せないものが多いし、国内盤とドイツ盤の音質差も大きかった。国内盤は音が丸まってしまうというか抜けが悪い感じがして、好みではなかった。

演奏は、ブーレーズらしく楽譜に忠実で、混濁感が全くない見晴らしの良い透明感のある演奏であり、鮮明な録音がそれをより魅力的に聴かせるのだ。その音源が、今回、リマスターされSACD/CDハイブリッド盤として登場する。とても楽しみだ。

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