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2015年9月18日 (金)

テレマン 無伴奏フルートのための12のファンタジー/有田正弘

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先日このブログに書いたフランス・ブリュッヘンらの「涙のパヴァーヌ~オリジナル楽器によるブロックフレーテの楽しみ第一集」では、フランス・ブリュッヘンは12曲あるうちの1番と10番のファンタジー2曲をブロックフレーテ(リコーダー)の音域に合わせ、3度移調させて演奏していた。

そのつながりで、20年以上前に買ったこのLPレコードを聴いてみた。原曲どおり当時のピリオド楽器(フラウト・トラベルソ:横笛 )で12曲を全曲演奏している。この録音で有田正弘が使用したフラウト・トラベルソは、フランス・ブリュッヘンから譲られたものなのであると、このLPレコードに付いてきた有田正弘の自らのライナーノーツに書いてある。このトラベルソはステインズビーと名付けられた名器。

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この録音は1989年に行われた。すでにCDの時代になっていて日本コロムビアもLPレコードの生産を止めていたが、1993年に限定盤として発売されたLPレコードがこれである。当時はCDも値段が高く¥3000位だったが、今もDENON CREST1000シリーズからCDが発売されていて、現在は¥1080で買える。

この演奏を聴くと、無伴奏フルートのための12のファンタジーは、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータや無伴奏チェロ組曲に比肩しうる作品ではないかと思うほど、陰影感があり深遠な表現力を持ったものであると感じる。キーが何も付いていない木をくり抜いて穴を開けただけのシンプルな昔の横笛で、これだけの表現が出来のかと感嘆するような名曲であり名演奏である。

CDも持っているのであるが、LPで聴いた方がフラウト・トラベルソがより素朴で温かみのある音色で響いてくれるような感じがして好ましい。響きも自然で音質の良いLPレコードであり、曲、演奏、音質、全て揃った欠点のない優良盤である。

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