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2015年10月

2015年10月30日 (金)

バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲、ソナタ、ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲/ ミルシテイン、モリーニ、室内管弦楽団

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これは、クラシックの復刻が主体のTestament Classicsレーベルが発売している180gの重量盤LPで、数年前に発売された。Testament Classicsは1990年代半ばごろから旧EMIの古いアナログ録音のものを中心に復刻盤LPを発売しているが、初期のものはCOLUMBIAやHMVの犬のマークを使えず、COLUMBIA音符マークの部分が、単にEMIというロゴだけだったが、ここ数年に新しく復刻されたものは、オリジナル盤と全く同じレーベルデザインで復刻されている。

Side1
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043

Side2
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 Op.3-11
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV.1037(偽作)

第一ヴァイオリンがナタン・ミルシテイン、第二ヴァイオリンがエリカ・モリーニのコンビによるもので、3曲いずれもがスタイルは古いが格調高く演奏されている。二人のヴァイオリンの掛け合いは、エリカ・モリーニが明るくやや派手に演奏されている分、貴公子らしくしなやかに演奏しているナタン・ミルシテインは、やや地味に感じられる。2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタでは、ピアノをベティ・フィッシャーが担当しているが、この曲も同様に格調高い演奏で、とても良い。

現在、このLPは、ネット通販ではHMVで入手困難と表記されているが、タワー・レコードでは注文可能で、英本国のTestament Classicsのホームページの直販ページでも、まだ掲載されて注文可能な状態である。


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2015年10月27日 (火)

モーツァルト セレナード第7番「ハフナー」/ボスコフスキー、ウィーン・モーツァルト合奏団

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これは、1972年に録音された、ウィリー・ボスコフスキー指揮によるモーツァルトのハフナー・セレナードのLPレコードで、1990年に発売されたスーパー・アナログ・ディスク(180g重量盤)。当時の日本ビクター横浜工場が閉鎖される直前のプレスである。

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ウィーン・モーツァルト合奏団は、ボスコフスキーがウィーンフィルのメンバーを中心に集めて結成したアンサンブルで、ボスコフスキーも含めて生粋のウィーン人ばかりを集めたものなので、リズムや音色などがとてもウィーン的で、1972年の時点よりもさらに昔のウィーンの黄昏のような雰囲気のある演奏で、こういうスタイルは、もはや現代のウィーン・フィルには望むのが不可能なものだ。

一聴、地味というか渋みを感じさせるもので、明快な現代の演奏を聴きなれた人には、なんてまどろっこしいんだ、と感じる演奏なのかもしれない。でも、ひなびたようなこの演奏は、聴きこむにつれて味わい深い感じがわかってくるような気がする。

スーパー・アナログ・ディスクは、本家英国DECCA盤のLPレコードよりもワイドレンジで、特に低域方向へ伸びている。ただ楽器の音色がやや色あせて聴こえ、音色の美しさはオリジナル盤にはかなわない。しかし、その色あせた地味な音色が、この音楽にとって大きなマイナスになっていない。色あせた地味な音色のするLPレコードというフィルターを通して聴いた音楽が、昔のウィーンの黄昏のような雰囲気を助長して、より魅力的に聴こえるような感じがするのだ。だから、このLPレコードは捨て去る事が出来ない。


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2015年10月23日 (金)

コニー・ボズウェル・アンド・ジ・オリジナル・メンフィス・ファイヴ・イン・ハイファイ

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この音源は、2007年に、1枚あたり¥1000で20タイトル発売された、RCA女性ジャズ・ヴォーカル復刻盤CDの中の1枚に含まれていたもので、1957年モノラル録音で、デキシーランド・ジャズのような音楽である。そのCDについては、2007年に、このブログで書いている。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_7b88.html

まとめて発売された20枚のCDの中でも、個人的にお気に入りの1枚であったので、状態の良いLPレコードを手頃な値段で見つけられたなら、買おうと思っていた。

LPで聴くこの音楽は、さらにご機嫌でよろしい。毎年、5月と10月は、気候が良く、LPレコードを聴くのに部屋の温度管理をしなくても良い音で聴けるのでCDはほとんど聴かない。

LPレコードが最も良い状態で聴けるのは室温が23℃付近の時で、20℃以下になると、ビリツキが出たり硬質な音になってしまうし、26℃を超えると低域が締まらないような音質になってしまう。敏感で高性能なアナログカートリッジの方がより温度の影響を受けやすい。また、カートリッジの温度だけでなく、レコード盤を含めたアナログプレーヤー系全体が20℃から26℃の間に無いと上手くない。だから、冬や夏は、まともな音で鳴るようにするのには面倒なので、CDを聴くのが多くなってしまうのだ。

今月のブログに書くソフトがLPばかりなのも気候が良いからで、11月中旬になれば、部屋に暖房を入れて、アナログプレーヤー系全体が温まった状態にする必要が出てくるので、CDを聴く機会が増える。


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2015年10月20日 (火)

Songs From The Arc Of Life/ ヨー・ヨー・マ、キャスリーン・ストット

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先月発売になったばかりの還暦を記念して発売されたヨー・ヨーマの最新作が、CDやハイレゾだけでなく2枚組のLPでも発売になった。このLPレコードは、180g重量盤仕様でダウンロード・コードが付属しているので、携帯やデジタルプレーヤーで気軽に聴くことも可能である。Side1のレーベルは水色だが、Side2は黄色、Side3は赤、Side4は黒色とレーベルの色がSideごとに違っている凝りようである。

収録曲

Side 1
1.アヴェ・マリア(バッハ/グノー)
2.子守歌(ブラームス)
3.わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)
4.蝶々(フォーレ)
5.ジェラシー(ゲーゼ)
6.民謡風の5つの小品(シューマン)

Side 2
1.夢なりしか(シベリウス)
2.夢のあとで(フォーレ)
3.愛の挨拶(エルガー)
4.プレリュード第1番(ガーシュウィン)
5.ロマンス(ディーリアス)

Side 3
1.ラ・ヒターナ(クライスラー)
2.ベッラントニオ(ソッリマ)
3.白鳥(サン=サーンス)
4.傷ついた心(グリーグ)
5.感傷的なワルツ(チャイコフスキー)

Side 4
1.イエズスの不滅性への讃歌(メシアン)
2.美しき夕暮れ(ドビュッシー)
3.アヴェ・マリア(シューベルト)

多くは、聴きなれた曲であり、愛の挨拶やラ・ヒターナのように、本来はヴァイオリンで弾かれる曲も、チェロでヨー・ヨー・マはりげなく美しくしなやかに弾いてしまう。キャスリーン・ストットのピアノ伴奏は、気心が知れた意志の疎通のはっきりしたもので、非常に上手く付けている。どの曲も素晴らしく聴けて、ヴァイオリンの五嶋みどりによる「アンコール」というアルバムのチェロ版のような感じで、間違いなく私のお気に入りとなるであろうアルバムだ。

最新録音らしい鮮明で大変いい音質であるが、LPのプレスの質には若干問題がある。ちょっとノイズが乗る。実は、最初に届いたセットは周期的な大きいノイズが出る部分があるので、交換してもらったのだ。交換してもらったものには大きなノイズは無いが、それでも国内プレスのLPよりも気になる程度のノイズは出る。内袋が紙製で、そのままだと出し入れの時に擦り傷が付きやすいのも気になる。私は、この手の紙製の内袋に入っているLPレコードは、自前で買ってあったポリエチレン製の内袋にLPレコードを入れてその状態で付属していた紙袋の内袋の中に入れるようにして傷が付くのを防いでいる。


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2015年10月16日 (金)

Cello Fury / ヤーノシュ・シュタルケル(2TR 38cm オープンリール・ミュージック・テープ)

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このブログは2007年から始めて、数多くの手持ちの音楽ソフトについて書いた。中には昔のSPレコードも紹介したが、2TR 38cmオープンリール・ミュージック・テープについて書くのは今回が初めてである。

2013年に、TUBEBIZチューブビズというところが、2Track38cmの音楽テープを発売した。最初は5タイトルだけだったのが、21タイトルと今ではかなり数が増えている。値段は通販で約3万円だが、真空管オーディオフェアのブースで2万8千円で売られていた。現物を見てついふらふらと購入してしまったのだ。

この値段が高いのか安いのかは評価が分かれるところだと思う。1970年代に発売された2TR 38cmのオープンリール・ミュージック・テープは軒並み2万円程度していた。また、使われているテープは、Quantegy499という録音スタジオ現場で使われるテープの中でも最高級のもので、録音されていない生テープだけで1万5千円くらいするから、考え方を変えればむしろ安いのかも知れない。

ABC(int'l)Records スタジオマスターミュージックテープ

http://www.tubebiz.com/cgi-bin/tkpv2/goodslist.cgi?this_num_genre=&genre_id=00000011

収録内容

チェロ独奏:Janos Starker
ピアノ伴奏:Robert Koeing
チェロ伴奏: Patrick Dempsey / Eric Dane / Kevin Mckidd
オーケストラ: シカゴ交響楽団

1. ムソルグスキー / オペラ「ソローチンツィの定期市」より『ゴパーク』
2. パブロ・デ・サラサーテ / ツィゴイネルワイゼン
3. アントワーヌ オーレット / アイランドのモニュメント
4. カミーユ・サン=サーンス / 「動物の謝肉祭」よりスワン
5. シューベルト / 「楽興の時」第3番
6. アントワーヌ オーレット / ワルツ
7. シューマン / 「子供の情景」第7曲『トロイメライ』
8. アントワーヌ オーレット / タンゴ ノクターン Dia A Dia
9.イサーク・アルベニス / 「組曲エスパーニャ」 第3番『入江のざわめき(マラゲーニャ)』
10.アレクサンドル・グラズノフ / 吟遊詩人の歌

このミュージックテープは、オリジナルマスターから数台のSTUDER A-80を使って2TR 38cm等倍速でコピーし、全世界300本、そのうち日本では50本の限定販売である。オープンテープというメディアがほぼ死滅し、デジタルが当たり前のこの時代に、2TR 38cmのオープンリール・ミュージック・テープの新譜が出たことが驚きだ。

ハンガリーブタペスト出身のチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルによる演奏。 通常、ヴァイオリンで弾かれるツィゴイネルワイゼンなども、素晴らしいテクニックで当たり前のようにごく普通に弾いているのが凄い。とても引き込まれる演奏である。収録曲は全部で10曲で、わずか34分のテープである。

1番目のムソルグスキー / オペラ「ソローチンツィの定期市」より「ゴパーク」 が始まる十秒くらい前に、-10dBVUの1KHzの基準信号が入っている。この基準信号をよりどころに、再生レベル、左右チャンネルのバランスやピッチなどを正確に合わせることが出来るのである。これも、マスターテープっぽい感じで良い。

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音質は、市販のLPレコード、CD、SACDのレベルよりずっと良い。実在感があり、非常にリアルでゾクゾクするような感じだ。普段、CDやSACDばかり聴いている人が聴いたら、びっくりすると思う。やばい、1本3万円もするのに、パールマンのヴァイオリンなど気になる他のアイテムも欲しくなってしまったではないか。昔、数多く発売された4Track19cmのミュージック・オープンリール・テープとは比較にならないクオリティだ。4Track19cmのものは、高速ダビングしてあるので、オープンテープのフォーマットの優位性を充分に生かしたものとは言えず、同一音源のLPレコードに音質で劣るものもあるが、この2TR 38cm オープンリール・ミュージック・テープは、手に入る市販のミュージック・フォーマットの中で、ハイレゾを含めてもいまだ最高なのかも知れない。

この発売元のABCレコードというのは中国の会社の様で、中国人のお金持ちをターゲットにしているのだろう。こんなふうに、曲目について中国語のラベルが貼られている。また、300本のうちの何本目のものなのかと、テープにプリントされた日付が手書きで書かれていた。

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2015年10月13日 (火)

ブラームス 二重協奏曲/ハイフェッツ、ピアティゴルスキー、ウォーレンシュタイン RCA交響楽団

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実に13年ぶりで、毎年この時期に秋葉原損保会館で行われる真空管オーディオフェアというイベントに行ってきた。その直売ブースで、このLPレコードを見つけた。値段は¥1200。

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1960年録音のRCA LIVING STEREOで、現在はモーツァルトの協奏交響曲などとカップリングされてSACDやCDになっている音源であり、RCA LIVING STEREO 60枚組CDボックスの中にも入っている。SACD/CDハイブリッド盤は持ってはいるのだが、状態の良いステレオ・オリジナル盤とおぼしきものを格安で見かけたので、速攻ゲットしたのだ。ハイフェッツのステレオ録音の協奏曲のLPレコードはほとんど持っているのだが、これは無かった。

この盤は、ステレオLPレコード初期の時代にRCA LIVING STEREOの高級バージョンであるSORIA SERIESとして発売されたもので、ジャケットは高級ハードカヴァー、リブレットは高級紙を使って綺麗なカラー印刷というのが売りで、当時、LSC番号で始まる通常盤より高価なものだった。LPレコードのレーベルに犬のマークが無いが、このレーベルデザインがオリジナルである。

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これが付属のリブレット。実物は凄く高級な感じで解説も詳しい。

で、音質はというと、ハイフェッツのヴァイオリンやピアティゴルスキーのチェロの音色がCDより実在感を伴って美しく奏でられる。盤質もまずまずで、この時代のアメリカ盤にありがちなプチパチサーフェスノイズは出るものの、素晴らしい音楽に引きこまれてしまう。おかげで2回も通して聴いてしまい、2回目では、デジタル化しながら鑑賞した。そしてCD-Rにしたものを今聴きながら書いている。わずか30分の曲をLP1枚両面に収めているので余裕がある事が、高音質により寄与しているのだと思う。大当たりな1枚。このレコードを手に入れた事だけで、真空管オーディオフェアに行った甲斐があった。

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2015年10月 9日 (金)

チャイコフスキー、メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲/フェラス、シルヴェストリ、フィルハーモニア管

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これは、TESTAMENT CLASSICSが1990年代半ばに復刻発売した180g重量盤LPで、録音は1957年。クリスチャン・フェラスは1933年フランス生まれのヴァイオリニスト。何とも言えないしなやかに歌いまくるような個性があり、その美しい個性が魅力的なレコードである。はまるとなかなかその魅力から逃れられない。チャイコフスキーは、カラヤン/ベルリンフィルと後に録音しているが、こちらの方が断然魅力的だ。メンデルスゾーンは美しさと歌うような個性がマッチしてさらに良い。コンスタンチン・シルヴェストリもオーケストラを盛り立て、フェラスの個性が際立つような伴奏をしており、好ましい。

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同じ録音のLPレコードであるが、フランスEMIの1970年代前半のプレスの再発もの。TESTAMENT CLASSICSの復刻盤と比べると、音が細みで切れ込みの良い感じであり、ヴァイオリンを聴くのにはこちらが良いが、いささか平面的な感じで音の厚みと低域の伸びはTESTAMENT CLASSICSの復刻盤の方が良い。しかしながら、TESTAMENT CLASSICSの復刻盤は、若干音がにじんだ感じがあるので、それが嫌だとフランスEMIの1970年代前半のプレスの方に軍配を挙げるかもしれない。

いずれにしろ、コンディションの良いLPレコードをしっかりしたきちんと調整されたアナログプレーヤーでかけたものは、CDとは異なる魅力があるもので、50年以上前に録音されたものであっても、それほど古さを感じさせない。尚、LPレコードの時代には、メンデルスゾーン、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を片面ずつにカットした盤が多く、このレコードは、通称、フェラスのメン・チャイ盤と呼ばれていた。

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2015年10月 6日 (火)

マッチ・ボックス、スローダウン すてきなダンス、テル・ミー・ホワイ/ビートルズ(17cmシングル 2枚)

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この2種のアナログ盤は、いわゆるドーナツ盤と呼ばれたもので、45rpm、片面に1曲入っているシングル盤だ。買ったのは高校生の頃だと思う。当時、すでに新譜のシングル盤の値段は600円になってしまっていたが、行きつけのレコード屋(中古屋ではない)で、売れ残りの500円のシングル盤、しかもビートルズのものを見つけたので買ったのを覚えている。

今日、中古レコード屋にあるシングル盤の多くは、聴きこまれていて状態の良いものは多くない。そのためか、盤の状態がよさそうなものでネットオークションで高価になっているのを見つけた。これ、俺が持っているのと同じ国内再発盤じゃないか。それでもこんな値段になるんだ、と驚いている。

http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g160555284

私の手持ちの盤、どちらもおそらく数回しか聴いていない。クリーニングして聴いてみたところ、全くと言っていいほどノイズは出ないピカ盤である。当時買ったポップス音楽のシングル盤やLPは中古盤屋に引き取ってもらったり捨てたものも多い。しかし、買ってから40年くらい経過しする中で、何度も捨てようかと思って踏みとどまったものだ。でも、これからもあまり聴くことはないと思う。昔の思い出と共に持っているだけの物だ。いずれ捨てられるかも知れない。

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2015年10月 2日 (金)

ストラヴィンスキー 火の鳥/ストラヴィンスキー、コロムビア管弦楽団(180g復刻重量盤LP)

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これは、1966年に録音された、イゴール・ストラヴィンスキーの自作自演による「火の鳥」である。SACDでは2枚組で「春の祭典」とまとめて発売されている。これはVINIL PASSIONというレーベルがソニー・クラシカルから版権を借りて発売している180gの重量盤LPで、先月発売されたばかりである。価格はわずか¥1300ちょっと、新譜のLPレコードとしてはとても格安なものである。

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ハイレゾデジタルデータからダイレクト・メタル・カッティングでアナログカッティングしているのでS/Nは良く、1966年の録音としては驚くほど音質が良い。ただ、現在のハイテクカートリッジで聴くと、ハイレゾのような音質になってしまう感じがする。だから、私はむしろ、オルトフォンSPU Classic GE のような古い設計のものをリファインしたようなカートリッジで聴く。そうすると、ハイレゾっぽいデジタル臭さがかなり払拭され、¥1300のLPレコードがとてもお買い得だったように思えるのだ。

ストラヴィンスキーは指揮者としてはぱっとしない感じはあるが、自作自演を聴くことによりこの曲の作曲家のイメージに一番迫れるような気がする。ブーレーズの新盤が私の愛聴盤で、透明感や音色の美しさなどはそちらが勝ると思うが、この盤も思った以上に楽しめる。「火の鳥」は「春の祭典」などよりも美しさを感じさせる部分が多い。少しドビュッシーのような感じもするので、より聴きやすいと感じる人も多いと思う。この曲も間違いなく20世紀の名作の1つだ。

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