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2015年10月27日 (火)

モーツァルト セレナード第7番「ハフナー」/ボスコフスキー、ウィーン・モーツァルト合奏団

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これは、1972年に録音された、ウィリー・ボスコフスキー指揮によるモーツァルトのハフナー・セレナードのLPレコードで、1990年に発売されたスーパー・アナログ・ディスク(180g重量盤)。当時の日本ビクター横浜工場が閉鎖される直前のプレスである。

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ウィーン・モーツァルト合奏団は、ボスコフスキーがウィーンフィルのメンバーを中心に集めて結成したアンサンブルで、ボスコフスキーも含めて生粋のウィーン人ばかりを集めたものなので、リズムや音色などがとてもウィーン的で、1972年の時点よりもさらに昔のウィーンの黄昏のような雰囲気のある演奏で、こういうスタイルは、もはや現代のウィーン・フィルには望むのが不可能なものだ。

一聴、地味というか渋みを感じさせるもので、明快な現代の演奏を聴きなれた人には、なんてまどろっこしいんだ、と感じる演奏なのかもしれない。でも、ひなびたようなこの演奏は、聴きこむにつれて味わい深い感じがわかってくるような気がする。

スーパー・アナログ・ディスクは、本家英国DECCA盤のLPレコードよりもワイドレンジで、特に低域方向へ伸びている。ただ楽器の音色がやや色あせて聴こえ、音色の美しさはオリジナル盤にはかなわない。しかし、その色あせた地味な音色が、この音楽にとって大きなマイナスになっていない。色あせた地味な音色のするLPレコードというフィルターを通して聴いた音楽が、昔のウィーンの黄昏のような雰囲気を助長して、より魅力的に聴こえるような感じがするのだ。だから、このLPレコードは捨て去る事が出来ない。


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