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2015年11月

2015年11月27日 (金)

ブラームス チェロソナタ全集/ヨー・ヨー・マ、エマニュエル・アックス

Sonta

ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1991年録音、1992年初出のCDである。

収録曲

ブラームス:
1.チェロ・ソナタ第1番ホ短調 作品38
2.チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 作品99
3.ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 作品108(チェロ版)

お互いの息がぴったり合った、流麗で美しいブラームスであり、ドロドロした感じや渋さなどは感じられないモダンな演奏である。ヴァイオリン・ソナタ第3番は、原曲から1オクターブ下げて弾いていて、ヴァイオリンで聴くのとはまた違ったチェロの魅力を再認識させてくれる好演である。特に、第二楽章の旋律が良い。人間の声に近いチェロの響きが、この作品の違った魅力を気づかせてくれる。この1曲だけで、このCDを持っている価値がある。

音質は、1990年代初めのものとしては良い。この頃からクラシック音楽のCDは音質が良くなってくる。


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2015年11月24日 (火)

シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」、アルペジョーネ・ソナタ、他/マ、アックス、ボニー、他

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ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1995年録音、1996年初出のCDである。

シューベルト:
1.ピアノ五重奏曲イ長調 D667 作品114『ます』
エマニュエル・アックス(ピアノ)
パメラ・フランク(ヴァイオリン)
レベッカ・ヤング(ヴィオラ)
ヨーヨー・マ(チェロ) 
エドガー・メイヤー(コントラバス)

2.アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821
ヨーヨー・マ(チェロ)
エマニュエル・アックス(ピアノ)

3.歌曲『ます』 D550
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
エマニュエル・アックス(ピアノ)

ピアノ五重奏曲『ます』は、明晰な中に適切な緩急や強弱をつけためりはりのある演奏で、とても聴きやすい。また、アルペジョーネ・ソナタは、ヨー・ヨー・マのしなやかなチェロとエマニュエル・アックスの美しいピアノが溶け合い、シューベルトらしい音楽を形成している。耳当たりがとても良い。バーバラ・ボニーの歌う歌曲『ます』 は、バーバラ・ボニーの透明感のある清楚で美しい声が非常に印象的。全体的には、BGMとして聴いても良いような感じだ。

音質は、1990年代半ばのものとしてはなかなか良い。響きが自然で、各楽器や声も不自然さが無い。


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2015年11月20日 (金)

ブラームス 二重協奏曲、ピアノ四重奏曲3番/スターン、マ 他

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ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1986年録音、1988年初出のもの。ピアノ四重奏曲3番はサントリー・ホールでのライブ録音。当時、アイザック・スターン(Vn)66歳、ヨー・ヨー・マ(Vc)31歳、クラウディオ・アバド(指揮)53歳、ハイメ・ラレード(Va)45歳、エマニュエル・アックス(p)37歳であった。

ピアノ四重奏曲3番は、若い奏者に混じり大御所のアイザック・スターンが参加しているような感じだが、アイザック・スターンのヴァイオリンは若々しく闊達で、老けた感じは全く無い。いわゆるブラームスらしい重厚で渋い感じの演奏とは対極の明るくて各奏者の技量が冴えわたるような感じの若々しいモダンな演奏である。

二重協奏曲の印象も大きくは変わらない。ドイツ的な重厚さを感じるようなものではなく、やはり全体的に明るい演奏である。ヴァイオリン、チェロの独奏はかなり冴えわたり、明晰さを感じ、聴きやすい。ただ、私のこの曲の愛聴盤は、クリスチャン・フェラス(Vn)、ポール・トゥルトゥリエ(Vc)、パウル・クレッキー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団の古い録音で、どんよりとした曇空で時折薄日がさすような渋い演奏なので、この曲に対してかなり印象が違ってしまう。しかし、決して悪い演奏ではない。むしろ積極的に良い演奏であると思う。

録音は、デジタル初期なので、最近の新しい録音のものと比べると若干古さを感じる。しかし全体的なバランスは良く、聴きやすい状態に仕上げてある。


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2015年11月17日 (火)

シンプリー・バロック/ヨー・ヨー・マ、コープマン、アムステルダムバロック管弦楽団

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これはザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1998年録音、1999年に初出、ヨー・ヨー・マがピリオド楽器の古楽オーケストラをバックにバロック・チェロを弾いたもの。曲目もバッハやボッケリーニというバロック時代のものだ。

曲目

J.S.バッハ:
『讃えよ、誉めよ』(カンタータ第167番『人びとよ、神の愛をたたえよ』より)
『神よ憐れみたまえ』(マタイ受難曲BWV244 より)
『主よ、人の望みの喜びよ』(カンタータ第147番)
『汝の慈愛によりてわれらを死なしめたまえ』(カンタータ第22番「イエスは十二使徒を引き寄せ」より)
『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』(オルガン小曲集より)
『イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて』(シュープラー・コーラル集より)
『私の心を、イエスよ』(カンタータ第163番「各々に各々のものを」より)
『汝の血は、けだかき命の糧』(カンタータ第136番「神よ、われを調べ、わが心を知りたまえ」より)
『G線上のアリア』(管弦楽組曲第3番ニ長調 よりアリア)

ボッケリーニ:
チェロ協奏曲ト長調 G.480
チェロ協奏曲ニ長調 G.478

トン・コープマンは、指揮、編曲、オルガンとハープシコードも担当している。ヨー・ヨー・マは、伝統的なヴィブラートを使わないバロックの奏法で弾いており、モダンチェロを縦横無尽に弾きこなすテクニシャンというイメージとは全く異なる演奏なので、却って新鮮な感じで聴けた。演奏は温かく血の通ったもので、彼の演奏家としての器の大きさを思い知らされる。

録音も良く、この当時のものとしては非常に音が良く、これが1枚¥230相当であるというのはもったいないような気もする。


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2015年11月13日 (金)

パリ~ベル・エポック/ ヨー・ヨー・マ、キャスリン・ストット

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ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚。19世紀後半から第一次世界大戦前頃の「美しい時代」であったフランス・パリで活躍した作曲家の作品を集めたCDで、初出は2003年である。

収録曲

マスネ:タイスの瞑想曲
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13(チェロ用編曲)
サン=サーンス:ハバネラ作品83
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調(チェロ用編曲版)

全て普通はヴァイオリンで弾かれる作品であるのも特筆に値する。タイスの瞑想曲は、チェロで聴いてもうっとりするほど美しいし、何より、フォーレやフランクのソナタが素晴らしい。

元の録音はかなり良く、このCDは「Blu-spec CD2」で単売されている。それと比べては落ちるが、これがわずか¥230相当で入手できるとは・・・。非常にお買い得感がある。


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2015年11月10日 (火)

ヨー・ヨーマ/ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)

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先月リリースされた輸入盤の15枚組ボックスセット。1枚当たり¥230位とお得なので、発売早々に購入した。

この中の15枚には、グラミー賞を受賞した7枚、さらには、バッハの「無伴奏チェロ組曲」(ヨー・ヨーマの演奏する1番のプレリュードがテレビCMにも使われたので、普段、クラシック音楽を聴かない人も、これ知ってる!と言うと思う)が全曲2枚に渡って入っている。録音年代は、1980年代から2000年代まで30年近くに渡っており、まさに、ヨー・ヨー・マという現代の大チェリストの半生が聴けるセットだ。

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順番に15枚を並べてみた。オリジナルのジャケット・デザインの紙ジャケに入っている。晩秋の夜、これらのCDを順番に楽しもうと思う。


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2015年11月 6日 (金)

Jambossa / STEVAN PASERO | trio

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これは、2009年に発売されたCDで、私が入手したのは2010年頃である。音楽のジャンルとしては、JAZZだろう。アコースティック・ギター、ベース、パーカッションのトリオで構成されている。

ビゼーの「カルメン」や、レッド・ツェッペリンの[天国への階段]なども自分たちのスタイルの音楽にし、自家薬篭中のレパートリーになっているようだ。アコースティック・ギターのステヴァン・パセロは、以前、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」をアコースティック・ギターを多重録音してCDで発売したことがある。はっきり言って、テクニシャンである。ただし、このCDで聴ける音楽は、BGMとして聴いても耳にやさしい聴きやすいものだ。

録音は、JAZZらしくかなりオンマイクで、アナログ的なコンプレッションがかかったような力強さを感じさせる音造りになっている。鮮明な、なかなか良い音質のCDである。

朝晩は冷え込むようになって、聴くもののメインが、アナログLPからCDに移ってきた。


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2015年11月 3日 (火)

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集/ミルシテイン、室内管弦楽団

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これは、数年前に発売された、Testament Classicsの180g復刻重量盤で、レーベルデザインも、オリジナル盤と同じように復刻されている。旧EMIのColumbiaレーベルのものである。

Side1
『ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.350,F.I-106』(マリピエロ編)
『ヴァイオリン協奏曲ハ短調「疑い」RV.199,F.I-2』

Side2
『ヴァイオリン協奏曲ハ長調RV.186,F.I-3』(マデルナ編)
『ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.352,F.I-5』(マデルナ編) 

ナタン・ミルシテイン(Vn&指揮) 室内管弦楽団

録音は1962年と古いが、かなり上手く復刻してあり、平面的な音質になってしまうCD復刻盤とはかなり異なる。ミルシテインのヴァイオリンは高貴なしなやかさと、一聴、バリバリ弾くような厳しさが同居しているような感じで、現代のピリオド楽器で演奏されるものとはスタイルが全く異なる。バロック音楽をも得意にしていたミルシテインの芸風が聴ける、そんな1枚である。オリジナル盤は非常に入手が困難で、あったとしてもとても高価であるので、このような復刻盤は有りがたい。

11月に入り、室内温度が下がり、暖房を入れないと20℃以上にならなくなってきたので、アナログレコードを良い音で再生できるゴールデン・シーズンは終わった。これからは、普段はCDを中心に聴き、時間のある休みの日だけアナログLPを聴くことが多くなる。


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