« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

2015年12月

2015年12月29日 (火)

リムスキー=コルサコフ シェヘラザード他/ロストロポーヴィチ、パリ管(Tower Records Difinition Series SACD/CDハイブリッド盤)

Swscan00899

今月発売になったばかりの、タワーレコード限定発売の Difinition Series SACD/CDハイブリッド盤の第2弾の1枚。録音は1974年、1976年なので、アナログ録音が円熟した末期のもので、マスターの保存状態も良いのか、なかなか良い音質である。

収録曲

リムスキー=コルサコフ シェヘラザード

リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲

ムソルグスキー 交響詩 はげ山の一夜

グリンカ ルスランとルドミュラ 序曲

シェヘラザードは、パリ管の独特の管楽器の色彩感が印象的で、20世紀後半の大チェリストだったロストロポーヴィッチが指揮者としても一流であった事が良くわかる。少し粘り気がありロマンを湛えながら、しっかりとオーケストラを統率し、激しい部分では推進力をみなぎらせ情熱的な感じも見せる。

SACDプレーヤーを持っていないのでCD層を聴くわけだが、Difinition Series SACD/CDハイブリッド盤は、従来のCDとは次元の異なるリマスターがなされているように思う。CD層とSACD層を別々にリマスターしていて、CD層はDSDにせずマルチビットのままリマスターしているためか力強さがあり、EsotericのSACD/CDハイブリッド盤とは、同じ人がリマスターしているのにもかかわらず、音質が異なる傾向があるのがわかる。CD層だけ聴いた感じは、私的には、TOWER RECORDS Definition Seriesの方が好ましく感じる。その上、このシリーズはハードカバー・デジパック・ジャケットや解説書の仕様もほぼEsotericと同等で豪華なのに、1枚ものは¥2500(税抜)と非常に良心的な価格である。

クラシック音楽ファンに強力にお勧めしたい盤である。


にほんブログ村

続きを読む "リムスキー=コルサコフ シェヘラザード他/ロストロポーヴィチ、パリ管(Tower Records Difinition Series SACD/CDハイブリッド盤)"

| | コメント (0)

2015年12月25日 (金)

ベルリオーズ 幻想、イタリアのハロルド 他/バーンスタイン、フランス国立o.(Tower Records Difinition Series SACD/CDハイブリッド盤 2CD)

Swscan00898

今月発売になったばかりの、タワーレコード限定発売の Difinition Series SACD/CDハイブリッド盤の第2弾の1組。今年5月末に発売された初回のクリュイタンスのベートーヴェンなどは、とても良い印象だったので、発売のインフォメーションがあった時点で全品予約をした。尚、第3弾が1月20日に発売になるが、それもすでに予約した。

Dsc_0001

今回発売されたもののうち、真っ先に聴いたのがこのセット。アナログLPの時代から聴いていたもので、特に「イタリアのハロルド」は、この録音が愛聴盤だからだ。最近発売されたHi-Q Recordsの高品位180g重量盤と聴き比べるのも楽しかった。どちらも1970年代のアナログ録音の復刻ソフトとして甲乙付けがたい高音質を有している。

今回のSACD/CDハイブリッド盤はCD層を聴いたが、SACDとは別にマルチビットのまま別にCD用のリマスターをしていて、それが力強いフレッシュな音質となっていて、普通のレコード会社から発売されているSACD/CDハイブリッド盤のCD層とはまるで異なるし、通常CDの同じ音源と比べても、音質差は歴然としていて、音楽を楽しむ上で非常に好ましく感じる。ハードカバーのデジパック仕様というのも高級感が有って良い。

収録曲

CD1

ベルリオーズ 幻想交響曲

ミヨー バレエ音楽「世界の創造」

CD2

ベルリオーズ 交響曲「イタリアのハロルド」

ミヨー ブラジルの郷愁より4曲

通常CDしか聴いていない人で、この音源が好きな人は是非手に入れてみる事をお勧めする。また、SACDプレーヤーを持っておらず、SACDを聴く環境が無い人でも、CD層の音質が本当に良いので買って損は無 い。エソテリックのSACD/CDハイブリッド盤のCD層も音質は良いが、力強さなどはTower Records Difinition Seriesの方が勝っていて、よりアナログLPの音質に近いので好みである。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月22日 (火)

Dark Sky Island/Enya(アナログLP、デジパックCD)

Darkskyisland

これは、CDが今年の11月に発売され、LPレコードは発売されたばかりのエンヤの新作アルバム。実に7年ぶり。7年前のアルバムも確か秋に発売されたような記憶がある。今回のアルバムはLPも発売されると知り、先にデジパック版のCDを買ってLPも手に入れた。180gの重量盤である。

Swscan00897

音楽的内容は、いつものEnyaであり、それ以外何物でもない。今までのEnyaのCDやLPが好きならば、買って損はない。尚、デジパック版(輸入盤)には、ボーナストラックが3曲余分に入っていたが、LPには無い。どちらか1枚のみ買うのであれば、ボーナストラック付きのCDの方を奨めたい。音質も良く、オーディオに凝ってる人も満足できる音質である。

このCDとLPの音質を比べてみると、CDでは、音の折り重なりが良くわかり、透明感のある音質だが、LPになるともっとあたたく濃厚な音質になる。気分によって聴き分けるのも良いかも知れない。ただし、LPの盤質はもう少し良くなってほしい。盤には全く傷がないがノイズが入る部分が数か所ある。LPが復活してきたが、売れるからといって粗雑なものは出さないでほしい。

EnyaにはLPレコードも出ていたの?という人は、今回のDark Sky Islandも含め、5タイトル所有しているので是非こちらもご覧ください。LPレコードはこれ以外にもあるとは思うけれど、ベスト盤などは持っていないので載せていない。

http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/watermark.htm

ヨー・ヨー・マの15枚組セットを聴きながら、ちんたら1枚ずつ週2回のペースで書いてきたが、まだバッハの無伴奏チェロ組曲なども書いていないのでまだまだ続く。しかし、バーンスタインのマーラー3,6番のLPレコード、EsotericのSACD/CDハイブリッド盤、Tower Records Definition SeriesのSACD/CDハイブリッド盤の第2弾などについても書きたいのだが、まだ充分に聴いていない。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月18日 (金)

ベートーヴェン チェロ・ソナタ4番他/ヨー・ヨー・マ、アックス

Swscan00897

ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1985年録音、1986年初出のCD。

収録曲

ベートーヴェン

チェロ・ソナタ第4番
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
ヘンデルの「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲
モーツァルトの「魔笛」の「娘か女房か」の主題による12の変奏曲

チェロソナタは、この時期に1番から5番まで全曲録音され発売されたが、これが一番最後だった。ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)にあるのは、これだけであるが、さすがにヨー・ヨー・マ自身が選んだお気に入り15枚の1枚であり、演奏は自由闊達で、エマニュエル・アックスのピアノも良い。特に、3つの変奏曲は美しいしなやかなヨー・ヨー・マの芸風がそのまま出ているようで、とても好感が持てた。

音質は、1980年代半ばのものとして水準以上であり不満はない。とても良いCDである。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月15日 (火)

nザ・ニューヨーク・アルバム/ヨー・ヨー・マ、ジンマン、ボルティモア響

Swscan00895

ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1993年録音、1994年初出のCDで、。内容は、ニューヨークになじみ深い3人の作曲家のチェロ協奏曲である。

ステファン・アルバート:チェロ協奏曲
ベラ・バルトーク:ヴィオラ協奏曲(アルト・ヴァイオリンによる演奏)
エルネスト・ブロッホ:ヘブライ狂詩曲『シェロモ』

ヨーヨー・マ(チェロ, アルト・ヴァイオリン)
 
デイヴィッド・ジンマン(指揮) ボルティモア交響楽団

ステファン・アルバートのチェロ協奏曲は、1995年に、クラシック・コンテンポラリー部門でグラミー賞を受賞するなどしたが、それにふさわしい名曲であるし、ヨーヨー・マやデヴィッド・ジンマン/ボルティモア交響楽団も素晴らしい熱演である。

バルトークのヴィオラ協奏曲は、バルトーク最晩年の未完の作で、他の作曲家によって補筆され完成された。バルトークの作品の中で私が好きなものの1つである。この曲をヨー・ヨー・マはアルト・ヴァイオリンで演奏しており、ヴィオラで聴ける通常の演奏とは趣を異にするが、しなやかでテクニックが素晴らしい演奏である。

ブロッホのシェロモは古今に名演が沢山あるが、この録音もその1つに含まれるであろう。一気に3曲聴いて、凄い演奏に圧倒されてしまう。

録音は、1993年のものとしては非常に良い。Fレンジが広く鮮明で、独奏チェロの音色も美しい。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月11日 (金)

プロコフィエフ チェロと管弦楽のための交響的協奏曲、チャイコフスキー ロココ変奏曲他/ヨー・ヨー・マ、マゼール、ピッツバーグS.O.

Swscan00893

ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1991年録音、1992年初出のCDである。

収録曲:

プロコフィエフ:チェロと管弦楽のための交響的協奏曲ホ短調 op.125
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲イ長調 op.33
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(独奏チェロと弦楽のための)

プロコフィエフとチャイコフスキーというロシアの作曲家の作品を集めたものだが、プロコフィエフは現代的でテクニックと明晰さが求められる曲だと思うが、ヨー・ヨー・マのチェロは安心して聴いていられるし、マゼール/ピッツバーグ響も、アメリカのオーケストラらしく色彩的にも明晰さにおいても、上手く表現していて良い。

対して、チャイコフスキーの2曲は、自在に緩急を付け過剰にならない程度に耽美的特質を強調したような演奏で、ヨー・ヨー・マの芸術的な幅の広さを認識した。このCD1枚だけ聴くだけでも、15枚組SETを買う価値がある。

音質は、1990年代初期のものとしてはかなり良い。一般的にLPレコードが絶滅した時期であるが、その頃にはCDの音質は初期のものに比べかなり向上している。また、このセットの音源は新しいリマスターされたものを使っているらしく、そういった事もわずか1まいあたり230円のCDとしては信じられない音源となっているのだと思われる。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月 8日 (火)

エルガー、ウォルトン チェロ協奏曲/ヨー・ヨー・マ、プレヴィン、ロンドン交響楽団

Swscan00892
ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1984年録音、1985年初出のCDである。

エルガーとウォルトンという2人のイギリスの作曲家のチェロ協奏曲をイギリスの交響楽団をバックに、ヨー・ヨーマが30歳ごろ録音したものだ。いずれの曲も、素晴らしいテクニックで、美しいカンタービレを聴かせながらしなやかに弾いている。エルガーのは、ジャクリーヌ・デュ=プレがバルビローリの指揮で弾いたのもロンドン交響楽団だった。ジャクリーヌ・デュ=プレの、胸いっぱいのロマンをたたえたような演奏とは違い、必要以上に感情移入がないが、よりモダンで明晰でありさりげなく美しく聴かせるスタイルだ。プレヴィン/ロンドン響のサポートも良い。なかなか良い演奏だ。ウォルトンの方は、よりテクニックが物を言う部分が多いので、よりヨー・ヨー・マの演奏スタイルにマッチしているように思えた。

音質は、デジタル初期のものとして標準。時にヨー・ヨー・マのチェロの弦の音色がかさつく感じがあるがデジタル初期の録音の為だろう。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月 4日 (金)

サン=サーンス、ラロ チェロ協奏曲/ヨー・ヨー・マ、マゼール、フランス国立管

Swsca91

ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1980年録音・初出のCDで同セット中一番古い録音のものである。

当時、ヨー・ヨー・マは20歳代半ばで、新進気鋭のチェリストとして売り出し中でこのアルバムも話題になった。もちろん、まだLPレコードの時代である。サン=サーンス、ラロ共に、しなやかでさわやか、美しく明るく明解な解釈である。マゼール/フランス国立管のバックも良い。とても良い演奏だ。

音質も、35年前の録音のものとして水準以上で、現時点でも充分な音質が保たれている。

バラで買えば¥1500くらいするCDがセットだと¥230程度なのだが、何か申し訳ないくらいお得な感じがするのは、このセットを買った人は少なからず感じるだろう。


にほんブログ村

| | コメント (0)

2015年12月 1日 (火)

ドヴォルザーク、ハーバート チェロ協奏曲 /ヨー・ヨー・マ、マズア、ニューヨーク・フィル

Swscan00890
ザ・クラシカル・チェロ・コレクション(15CD SET)の中の1枚で、1995年録音・初出のCDである。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、古今に名演奏のLPレコードやCDが沢山あるが、このCDもその中に入るものだと思う。ヨー・ヨー・マのチェロはさすがに上手く、フレージングはしなやかでテクニックも素晴らしいと感じる。ただ、録音のせいかも知れないが、オーケストラの弦セクションとヨー・ヨー・マのチェロの音色が同質な感じで、独奏チェロがあまり目立たないので損している感じがする。

ビクター・ハーバートのチェロ協奏曲2番は、間違いなく名演奏である。この曲の魅力を余すところなく表現していると思う。この曲は、アメリカに渡ったドヴォルザークがチェロ協奏曲を書こうとしたきっかけにもなったと言われる曲で、ドヴォルザークのように寂寥感などは感じないが、ロマンティックで美しい名曲なので多くの人に聴いてほしい。

音質は、1990年代半ば録音のクラシックのCDとして水準以上である。通常聴くのに不満はない。


にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »