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2016年3月

2016年3月29日 (火)

メランコリーの芸術~ヴァイス リュート作品集/ホセ・ミゲル・モレーノ

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これは、スペイン出身のホセ・ミゲル・モレーノというクラシック・ギタリストの1993年録音のアルバムの再発盤CD。この人は、スペインではかなり有名で、テレサ・ベルガンサのスペイン歌曲集のギター伴奏を担当したりした録音が旧フィリップスにある。それは、こちらで紹介している。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-e51f.html

また、このアルバムのレーベルであるスペインのGLOSSAには、数枚のCDがカタログにある。私は、バッハの無伴奏組曲をリュートで演奏し一部ソプラノのエマ・カークビーの歌が入っているCDや、ロベール・ヴィセというバロック時代の作曲家のテオルボ作品(テオルボはリュートに類似した楽器)のCDも持っていて、いずれもかなりのお気に入りである。

このアルバムは、何といってもホセ・ミゲル・モレーノのバロック・リュートの柔らかい音色と上手さともにメランコリーな楽曲が魅力で、1993年の録音のCDとしては録音も非常に良い。おそらくワンポイント録音で、響きも自然だ。

もう一つ、このアルバムの特筆すべきは、演奏者のホセ・ミゲル・モレーノがプロデューサーと録音エンジニアを兼ねているという所だ。つまり、自分でアルバム制作を企画し、自分の演奏を自前で録音したという事なのだろう。それにしては録音が素晴らしく良くCDとしての完成度が高い。1993年と録音年代が古いが、良い音質のCDが欲しいという方にもこのアルバムはお勧めする。今、入手できるこのCDは紙カバーのデジパック版で、物としてもきちんと作られている。


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2016年3月25日 (金)

ヴェルディ リゴレット/ショルティ、RCAイタリアオペラ管(2CD)

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ヴェルディ リゴレット ショルティ、RCAイタリアオペラ管 の新しいリマスター盤を手に入れた。今までは、米国盤のLPレコード(LSC-7027)を愛聴していた。映像無しで聴く「リゴレット」の中では、一番のお気に入りである。

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録音は1963年、RCAのステレオ録音の水準がとても高かった頃のもので、状態の良い米国プレスLPレコードでは、最新録音に負けないクオリティの高音質で聴けるのだが、このリマスターCDもかなり音質が良く、オーディオマニアにも納得して聴けるだけの音質を保っている。臨場感がとてもリアルな上、LPレコードよりも細かい音が聴けてワイドレンジである。音色が美しく厚みがあり実在感で勝る声が聴けるLPレコードを捨て去ることは無いと思うが、今後は手軽に聴ける分、CDを聴く事が多くなると思う。

演奏も、申し分ない。ショルティの指揮は勢いがあり、ヴェルディの音楽を過不足なく響かせとても情熱的である。ジルダ役のアンナ・モッフォは美しい声が印象的で、タイトルロールのロバート・メリルはリゴレットの苦悩をこれぞとばかりに歌いきり聴き手は感動せざるを得ない。三幕での四重唱から終幕までは、非常に感動的で聴き手の胸が締め付けられる。また、私のお気に入りのテノールの一人であるアルフレード・クラウスがマントヴァ侯爵を歌っているが、彼の声は輝かしく格調高い。彼の残したスタジオ録音の最良のものの一つがこの録音のマントヴァ侯爵であると思う。彼の声は「女心の歌」を聴いただけで虜になってしまう。

ヴェルディのオペラを聴く人なら、このCDは買って損はない。50年以上前の録音が、素晴らしい音で残され、演奏も一級品だからだ。値段も安いので強力にお勧めする。


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2016年3月22日 (火)

ベートーヴェン 交響曲第六番「田園」/ワルター、コロムビア交響楽団(Analogue Productions200gLP)

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米国の高音質復刻レーベルであるAnalogue Productionsから発売されたばかりの高音質アナログLPである。今までのこの音源の様々なCD、SACD、LPレコードを聴いてきた中で、このアナログLPの音質は群を抜いている感じを受けた。ただ単にオリジナルを復刻しただけではない明らかな音質の良さがある。オリジナル・マスター・テープから入念なカッティングをし、プレスの状態も非常に良い。

音が分厚くワイドレンジに展開し、楽器の音色も鮮明で美しい。この演奏におけるワルターの統率は見事で、一部リマスター盤で聴こえるようなオーケストラの荒さはない。演奏が手に取るようにわかるような感じに仕上がっているし、アナログ的な良さを持つ。なので、超名演が極め付きの高音質でさらに楽しめるようになった。

また、ジャケットもダブルジャケットで、写真の印刷も良く、持つ者に満足を与えるものであると思うし、LPレコードのレーベルデザインもオリジナルと同じだ。ただし、レコード番号はオリジナル盤の米Columbia MS6012ではなく、Analogue Productionsの番号であるAPC077となっている。

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1990年代半ば頃に、今は無いClassic Recordsという復刻専門レーベルから、ワルターのブラームス 交響曲4番と、ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」が180g重量盤LPで復刻されたものを今も大切に聴いているが、当時、田園交響曲とマーラーの「巨人」が出なかったのが残念でならなかった。今回のAnalogue Productionsの復刻はClassic Recordsの復刻以上の音質であり、1枚だけは願いがかなえられた。マーラーの「巨人」だけは何とか高音質復刻して欲しい。

1980年頃、この録音のプロデューサーだったジョン・マックルーアが、オリジナル4チャンネルトラックテープからリミックス・マスターを作り、このマスターをデジタルでコピーしたものが日本に来てニュー・リミックス・マスターとして30枚ほどがLP化され、さらに初出のCDが発売された。

1990年代にClassic Recordsから出た2枚と今回の「田園」はデジタル・コピーされる前のアナログマスターから起こされた可能性が高い。それ以前のアナログLPよりも分解能に優れ、また、ニュー・リミックス・マスターによるもの特有のデジタルっぽい高域の賑やかさが、このLPレコードにはなく、もう1枚も2枚もヴェールを剥いだような鮮明さがある。何はともあれ、素晴らしいLPレコードである。


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2016年3月18日 (金)

ショパン、リスト、ピアノ協奏曲1番/アルゲリッチ、アバド、ロンドン交響楽団(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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今月発売されたばかりのEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚。この音源は大好きなので、ドイツプレスのLPやCDで聴いていた。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/1-08b6.html

一番の興味は音質がどの程度向上しているかである。ピアノの音色、切れ込み、オーケストラの潤いある音質は、従来のCDよりもかなり向上している。元々、1960年代後半のドイチェ・グラモフォンの録音は、現在の水準で比較しても優れたものが多い。この音源もかなり良いものである。

マスター・テープの音には、EsotericSACD/CDハイブリッド盤の方が近いのだろうと思われるが、LPレコードのピアノの鮮度感、切れ込み、オーケストラの厚みを持って迫ってくる感じは独特で、EsotericSACD/CDを入手しても捨て去るわけにはいかない。しかし、CDはお役御免となった。


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2016年3月15日 (火)

バッハ ヴァイオリン協奏曲集/シェリング、マリナー、アカデミー室内管弦楽団(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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先日発売になったEsoteric SACD/CDハイブリッド盤であるが、SACDプレーヤーを持たないので、CD層を聴いた感想である。先日、この音源のアナログLPについて書いた。従来のCDの音質があまり気に入らないので、この音源は、未だにLPレコードを聴いていたのである。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/lp-9133.html

今回発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤は、弦楽器に潤いがありオーケストラも厚みを感じられる実在感がある、かなり良いリマスターであると感じた。少なくとも、従来のCDよりも数段良い。しかしながら、LPレコードで聴くヴァイオリンの倍音の美しさ、切れ込みの良さみたいなものが若干物足りない感じがする。だから、アナログLPは捨て去る事が出来ない。

アナログLPでは、特に最後に入っている「G線上のアリア」、2台のヴァイオリンのための協奏曲が良いので、主にSide2ばかり聴いていたので、Side2には若干ノイズが乗るようになっている。だから、そろそろLPがお役御免にならないかなと思っていたのだが無理なようだ。この傾向はSACD層でも変わりないようで、手軽に聴きたい時には本盤、腰を据えて聴く時にはアナログLPで、という事になりそうである。


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2016年3月11日 (金)

チャイコフスキー ピアノ協奏曲1番、フランク 交響的変奏曲/オグドン、バルビローリ、フィルハーモニア管(180g重量盤LP)

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これは、2年前頃復刻発売されたHi-Q recordsの重量盤LP。旧EMIのオリジナル・マスター・テープを用い、カッティングはアビーロードスタジオで行われてドイツでプレスされたもの。Hi-Q recordsの重量盤LPは30タイトル以上発売され、私はそのうちの20枚程度を買ってみたのだが、このオグドンのレコードは1962年の録音とは思えない特に素晴らしい音質である。

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私は、バルビローリという指揮者が好きなので、バルビローリが伴奏指揮者を務めているという理由で手に入れてみたが、どちらの曲も極めてテクニックに優れ、素晴らしい演奏である。まさにジョン(オグドン)がジョン(バルビローリ)の助けを借りて出来た名演奏である。ピアノ奏者も指揮者も英国人、オーケストラもレコード会社も、英国の団体だったというのも意思の疎通がうまく行き、良い演奏、良い録音が出来たのだろう。

ジョン・オグドンは、現在では半ば忘れ去られつつあるピアニストかも知れない。イギリス出身で、1962年のチャイコフスキー・コンクールで、ウラディミール・アシュケナージと共に第1位となった逸材で、その年の12月に録音されたのが、このLPレコードである。

1970年代になると精神を病むようになる。そして1980年代になるとテクニックに衰えがみられるようにり、1989年に50歳代前半で急逝する。肥満や糖尿病などもあったようだ。残された録音は決して少なくないけれど、ベートーヴェンなどのクラシックの基本的レパートリーの録音がほとんど無いなど、注目されにくいのかもしれない。


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2016年3月 8日 (火)

ベートーヴェン 交響曲 第9番/フルトヴェングラー、フィルハーモニア管、ルツェルン祝祭合唱団他(180g重量盤LP2枚組)

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これは、昨年秋にAUDITEレーベルから発売された、いわゆるフルヴェンの「ルツェルンの第9」のLPレコードである。

この第9はフルトヴェングラーが亡くなる3か月前のルツェルン祝祭でのライヴ録音で、フルトヴェングラーの振った第9の中では間違いなく一番録音が良いもの。演奏は、1951年のバイロイトの実況録音ほど熱狂的ではないけれど、最後まで一気に聴くと非常に感動的だ。

第一楽章からして演奏の集中力が違う。楽章間でのノイズなども綺麗に捉えられており、ライヴでの雰囲気がとても良く伝わる。第三楽章がとてつもなく美しい。それを聴衆が酔いながら聴いているのがわかる。続く最終楽章も感動的だ。熱狂的な感じはあまり無いけれど、一種の宗教的なミサで聴衆が一つになって暗示にかかってしまうような物凄い力がある演奏だ。

この録音は、1990年代にターラレーベルが放送録音テープから起こしたCDを発売してから注目を浴びるようになった。それまで発売されていた音源よりもずっと音質が良くなって、この演奏の良さが良くわかるようになったからだ。しかし、ターラの音源はオリジナルテープからではなく、AUDITEのCD、SACD、本LPはオリジナルテープからおこされたものらしい。そのため、AUDITEの復刻盤は音質もターラのよりさらに良くなっている。

この180g重量盤でのLPレコードは、音質もフルトヴェングラーの録音としては次元を異にする。モノラルだから音が広がらないという事を除けば、非常にリアルで楽器の音色も良く、全体のバランスも良い。今までに発売されたこの音源のLP、CD、SACDを含めて最上のもののようである。平林直哉氏の解説が付いているが、それのタイトルを引用すると、「感無量、“ルツェルンの第9”の最終形」ということらしい。

演奏は、数ある第9の中で間違いなく驚異的なものだが、それが聴き手に伝わる為には、ある程度以上、音質が良くなけければならないし、良い演奏は音質が良くなればなるほど、感動が増すような気がする。このLPレコードは、本体価格が¥6481で税込だと¥6999。併売されているSACDの倍の値段である。それでも手に入れて聴く価値は大いにあるものだし、全く後悔していないどころか、一生の宝になるものだと思う。興味がある方はまだ在庫があるうちに是非、手に入れて聴いてみて欲しい。プレスの状態も良く、本当に良いLPレコードだ。


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2016年3月 4日 (金)

歌の世界 / ロス・アンヘレス、フリューベック・デ・ブルゴス(CD-Rを作ってみた)

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A world of  song (歌の世界)、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスのLPレコード(愛聴盤である!)をCD-Rにしてみた。

Side1
01. 歌の翼に メンデルスゾーン
02. 君を愛す グリーグ
03. 子守り歌 ブラームス
04. わが母の教えたまいし歌 ドヴォルザーク
05. 愛の喜びは マルティーニ
06. L'enamouree(愛される人)アーン
07. カディスの娘 ドリーブ

Side2
01. アイルランドの子守歌
02. Era la vo シチリアの子守唄
03. ラ・パロマ
04. Azulao (青い鳥) オヴァーレ
05. スペインから来た娘~サルスエラ<ユダヤの子>より
06. とらわれ人の歌~サルスエラ<セベデオの娘たち>より

このLPは、ビクトリア・ロス・アンヘレスの魅力が凝縮している。彼女はスペイン生まれであるが、スペインのサルスエラも含め、フランス語、イタリア語、ドイツ語、英語、ポルトガル語での歌を無理なく原語で歌っている。

手持ちには2枚の英国盤のLPレコードがある。

1965年発売 初版

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1968年発売 第2版

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声が濃厚な音色でより魅力的なのは初版の方なので、初版のLPレコードをデジタル化しCD-Rにコピー、LPレコードのレーベル面をスキャンした画像をCD-Rに印刷し、ジャケットの表裏をA3サイズのスキャナーでスキャンしたものを12cm四方の写真にプリントして出来上がり。

出来たCD-Rは、市販のCDより元のLPレコードの音質に近い。初版のLPレコードの音質的な魅力をかなり受け継いでいて、しかも手軽に聴けて便利だ。


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2016年3月 1日 (火)

Goddess of the Cello /クリスティーヌ・ワレフスカ

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2014年6月にカナダのケベック州モントリオールで録音されたクリスティーヌ・ワレフスカの新録音CDが昨年末に発売された。最近ようやく入手することが出来た。

Goddess of the Cello(チェロの女神)というタイトルにふさわしい素晴らしいCDである。

曲目

グラナドス(カサド編):「ゴイェスカス」より間奏曲(第20番)
ボロニーニ:セレナータ・デル・エコー
ペルゴレージ:ニーナ
ブラガート:ミロンタン
ボロニーニ:アダージョ
ボロニーニ:チェロの祈り
ボロニーニ:セレナータ・デル・ガウチョ
ショパン(ピアティゴルスキー編):夜想曲 嬰ハ短調
ボロニーニ:バスクの祭り
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが
グローフェ:クリスティーヌ
グルック:「オルフェオ」よりメロディ
ピアソラ(ブラガート編):アディオス・ノニーノ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ショパン(ワレフスカ編):夜想曲 変ホ長調Op.9-2(第2番)
リスト(ワレフスカ編):愛の夢
ボロニーニ:アヴェ・マリア

17曲のうち6曲が、彼女の師匠であり私的には父親のような存在だったボロニーニが彼女に残した曲で、彼女しか演奏が許されていないもの。なかなか聴く機会がないので、これだけでも貴重だと思う。また、グローフェが彼女の為に書いた彼女のファーストネームが名前になっているクリスティーヌという曲も入っているし、彼女がピアノ伴奏つきチェロ独奏用に編曲したショパンやリストの曲も入っている。

ピアノ伴奏は、2013年の日本でのコンサートでもピアノ伴奏を務めた福原彰美である。彼女の伴奏はとても良く、ピアソラのアディオス・ノニーノでは、単に伴奏をしてチェロをサポートするだけではない柔軟性と独特の輝きを持ってチェロとピアノが対比されるような演奏であり、特に素晴らしものだと思った。クリスティーヌ・ワレフスカが彼女を信頼して伴奏に起用するのもわかる気がする。

クリスティーヌ・ワレフスカのチェロは他の現代のチェリストとは異なる。テクニックで勝る演奏家は他に大勢居るかも知れない。しかし、何というか、物凄く聴き手の魂まで揺さぶられるような彼女にしか出来ない何かがあるのである。力強い部分は感情に任せて男勝りのようにゴリゴリ弾き、それでいて美しく聴かせるところは浸透力を持ってとことん美しい。現役のチェリストの中で、個人的に一番好きかも。このCDは、それを再確認させてくれたCDであるし、今後、愛聴盤になる事は間違いない。

尚、彼女自身が弾くボロニーニのセレナータ・デル・エコーがユーチューブにあったので張り付けておく。

過去にも、クリスティーヌ・ワレフスカのCDについて書いた記事があるので、良かったらご覧ください。

クリスティーヌ・ワレフスカの芸術

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-7715.html

クリスティーヌ・ワレフスカ チェロリサイタル

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-7bef.html

ワレフスカ名演集/クリスティーヌ・ワレフスカ(TOWER RECOADS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION 5CD)

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/towerrecoadsuni.html


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