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2016年4月22日 (金)

知られざるワイル:クルト・ワイル歌曲集/ストラータス、ウォイタック(オリジナルLP)

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先日ご紹介した、ヴォットー・スカラ座のヴェルディ「椿姫」全曲のオリジナル盤を入手した時に、同時に見つけた盤がこれ、¥600也。1981年発売、米ノンサッチの初出盤。盤の状態が良くサーフェスノイズはほとんどなく、音質も良かった。

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この様に、見開きのジャケットで、歌詞やクルト・ワイルの写真などが載っているページがあり、本のようになっていて、なかなか豪華なもの。

クルト・ワイルで一番有名な曲は、ジャズのスタンダードになっている「マック・ザ・ナイフ」だと思うが、元はドイツ語で歌われる「三文オペラ」の中の「匕首マッキーの殺し歌」を英語に訳したものだ。

このLPレコードに入っている曲は、LPレコードが発売された当時は全く知られていないものだった。ギリシャ系でカナダ出身のオペラ歌手、テレサ・ストラータスが、1979年にミューヨーク・メトロポリタン歌劇場でクルト・ワイルのオペラ「マハゴニー市の興亡」というオペラが上演された時、ジェニー役で出演した。それを観ていたクルト・ワイルの未亡人であり、このオペラの初演時、ジェニー役を歌ったロッテ・レーニャが、ストラータスのジェニーを絶賛し、未公開だったワイルの歌曲のスコアをストラータスに託したのだ。

託されたワイルの曲は、リサイタルで歌われ、このレコーディングがなされた。ストラータスのワイル歌曲集は現在では3枚組CDになって発売されているが、一番出来が良いのが、このLPの録音である。

1980年代終わり頃に発売されたウテ・レンパーのクルト・ワイル曲集には、このLPレコードの中の曲が2曲入っている。ストラータスが歌ったおかげで、他の歌手が歌うようになってスタンダード化している曲もあるのである。実際、このLPレコード中に収められた曲は、良い曲が多い。

クルト・ワイルは1950年に亡くなったが、このストラータスのLPレコードを聴くと、間違いなく彼の残した曲は後の世まで歌い継がれていくだろうと思う。


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