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2016年5月

2016年5月31日 (火)

BEST AUDIOPHILE VOICES II (180gアナログLP)

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5月と10月は、アナログLPを聴くのにはとても良い季節で、部屋の温度管理をしなくても良い音で聴ける。夏になれば暑すぎて低域がふやけた様な感じになりやすいし、冬は高域が伸びきらず、トレースが不安定になることもある。だから、エアコンできちんと部屋の温度管理をして、LPレコードのビニール盤を含めたプレーヤーシステムの系全体が20℃から26℃くらいになっていないと、最上の再生は出来ない。もうしばらくすると良い季節も終わる。

そのようなわけで、今の季節は普段聴かないアナログLPも引っ張り出して聴く事が多い。これが、その1枚。この音源のXRCDは2008年に購入したのだが、数年後アナログLPが出ているのを知って手に入れた。

音圧レベルも揃っており、音質に肉厚感がある。XRCDと違うのは、ヴォーカルがより浮き上がって聴こえたり彫の深い表現で聴けるところである。様々なジャズ、ポピュラー系女性ヴォーカルの寄せ集めであり、録音の仕方や録音年代、音圧レベルが全く違うものを1つのパッケージに入れるのはそれなりに苦労があると思う。

個々の音質の違いはそのままあって、好みの音質のものとそうでないものがはっきり分かれる。Both Side Now /Jeanette Lindstrom,Steve Dbrogosz や、Stay/Alison Kraussはとてもクリアで良い録音だと思うが、My Foolish Heart/Salena Jonesは、不自然なエコーがかかってあまり好きでない。音楽的に一番好きなのは、Eva Cassidy/Fields of Goldで、このただ1曲をアナログLPで聴きたいが為に購入したようなLPレコードであった。Stingのオリジナルも良いと思うが、Eva Cassidyのカヴァーは、それに劣らないとても優れたものだと思うのである。

尚、BEST AUDIOPHILE VOICES は現在Vol.7まで出ているらしい。私はVol.4までは買ったが、ややマンネリ化している感じがして、それ以降のものは手に入れていない。ちなみに、アナログLPで既発売なのはVol.1と、このVol.2の2種のみである。


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2016年5月27日 (金)

チャイコフスキー イタリア奇想曲、R=コルサコフ スペイン奇想曲/コンドラシン、RCAビクター響(180g重量盤LP)

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5月3日のこのブログで、「ハチャトリアン 仮面舞踏会組曲、カバレフスキー 道化師/コンドラシン、RCAビクター交響楽団(Analoge Productions高音質復刻重量盤LP)」について書いたが、「チャイコフスキー イタリア奇想曲、リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲」のLPレコードを聴いてみた。今は無いClassc Recordsという高音質復刻レーベルから出た、リマスターやカッティングは、バーニー・グランドマンがやっていたもので、20年近く前に購入したものだ。

尚、現在のRCA音源のAnaloge Productions高音質復刻重量盤LPは25タイトルのみの発売で、このチャイコフスキー イタリア奇想曲、リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲は、発売されていない。この2枚のLPレコードを1枚に収めたCDも出ているが、音質は、これらの復刻LPの方がずっと良い。

キリル・コンドラシンは、チャイコフスキー・コンクールでクライバーンが優勝した時に指揮をしたということもあって、アメリカで有名になってしまい、西側に出てきて演奏活動を行った。RCAレーベルへの録音は、チャイコフスキー イタリア奇想曲、リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲、ハチャトリアン 仮面舞踏会組曲、カバレフスキー 道化師と、クライバーンとのピアノ協奏曲の伴奏したものが残されている。RCAビクター交響楽団というのは、録音用の名前で、調べてみたが実態はよくわからない。

コンドラシンは、旧ソビエトの指揮者でありながら、ロシア的なねちっこさがあまり無くモダンで洗練された指揮をする人だ。この演奏もコンドラシンの自国の作曲家の作品である事もあってか、非常に熱くエネルギッシュな演奏であるが、洗練された感じも同居している。これは非常にスリリングな演奏であるし、音質がすこぶる良いので非常に楽しめるLPレコードである。ただし、ハチャトリアン 仮面舞踏会組曲、カバレフスキー 道化師のAnaloge Productions高音質復刻重量盤LPと比べると、プレスの状態は良くなくて、若干ノイズが多い感じだ。

ここ数年、CDの売上が低下しているのに、LPレコードが盛り返している。実際、6~7年前にはクラシックのLPレコードの新譜などほとんど無かったのだが、現在ではタワーレコードやHMVなどの大手通販CDショップやアマゾンなどでも、検索すると沢山のクラシックの新譜のLPが売られていることがわかる。その中の多くは高価だが高音質を売りにした重量盤である。ハード機器の方ではアナログプレーヤーやフォノカートリッジも未だに沢山の機種の新品が入手出来る。先月には、Technicsが限定発売したSL-1200GAEという35万円する高級レコードプレーヤーが、わずか30分で国内販売分の300台が売り切れてしまった、というのがニュースでも流れた。まだまだLPレコードを聴く人はそれなりの数居るのだと思う。


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2016年5月24日 (火)

ソニー・ロリンズ&ザ・コンテンポラリー・リーダーズ(StereoSound SACD/CDハイブリッド盤)

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Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.1というSACD/CDハイブリッド盤の5枚組ボックスの中の1枚。

ソニー・ロリンズ(テナー・サックス)、ハンプトン・ホーズ(ピアノ)、バーニー・ケッセル(ギター)、リロイ・ヴィネガー(ベース)、シェリー・マン(ドラムス)、ヴィクター・フェドルマン(ヴィブラフォン)というメンバーで、まさしく1958年当時のコンテンポラリー・レーベルのスターを揃えてのセッションである。

個人的な志向で言えば、この5枚組Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.1には、ソニー・ロリンズの盤ならば、トリオで演奏した「ウェイ・アウト・ウエスト」を入れて欲しかったのであるが、この盤もなかなか良い。1曲だけはヴィブラフォンが入って6人、もう1曲は3人で演奏されている。それ以外は5人で演奏されているのだは、ソニー・ロリンズは、リーダーぶりを発揮し、この当時のロリンズらしいご機嫌なサックスを披露している。

音質は、とても鮮明で明るくエネルギッシュである。様々な楽器の質感や音色がリアルであり、1958年録音だとは思えない良い音質である。

しばらくすると、Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.2が発売される。買おうか非常に迷うところだ。


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2016年5月20日 (金)

ランドスライド/ザ・カーティス・カウンス・グループ、Vol.1(StereoSound SACD/CDハイブリッド盤)

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Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.1というSACD/CDハイブリッド盤の5枚組ボックスの中の1枚。

ジャック・シェルドン(トランペット)、ハロルド・ランド(テナー・サックス)、カール・パーキンス(ピアノ)、カーティス・カウンス(ベース)、フランク・バトラー(ドラムス)という5人の演奏である。

録音は1956年と古いのだがステレオ録音である。録音年代は古いが各楽器の音が鮮明にとらえられていて、とても楽しめる。ただし、5曲目の「サラ」の途中で一時、モノラルになる部分がある。でも、それは目くじらを立てるほどの事ではない。JAZZという音楽は音像定位やステレオ効果よりも、エネルギー感や質感の方が大事なんだなと思わせる。

菅原正二さんのライナー・ノーツでは、6曲目に入っている、「フランク・バトラーのドラムスのサウンドをひとつ宜しく。」と書いてあるので、この曲「フィフス・フォー・フランク」を何回も繰り返して聴いてみた。確かに凄い良いドラムスである。音楽的にもオーディオ的にも、この1曲だけでも聴く価値がある。万年ジャズ初心者の私には、このようなライナーノーツはとても参考になるし、素直に従って聴いてみるものだなあ、と思った。


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2016年5月17日 (火)

ザ・ポールウィナーズ/バーニー・ケッセル、シェリー・マン、レイ・ブラウン(StereoSound SACD/CDハイブリッド盤)

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Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.1というSACD/CDハイブリッド盤の5枚組ボックスの中の1枚。通常のJAZZのピアノトリオのピアノの代わりにギターが入ったトリオの構成のアルバムである。こいうう構成のJAZZはあまり聴いたことがないので、興味を持って聴いている。

バーニー・ケッセルのギターはご機嫌に鳴り、レイ・ブラウンのベースはドスンと腹に響くように図太い。シェリー・マンのスネアも良い。左にギター、右にドラムス、中央から左よりにベースが居るように定位するが、マルチモノのように音像が左右に定位するだけで、奥行き感というのは無い。ただし、各楽器の質感やエネルギー感は良くかもし出される。これが1957年の録音なのだから、その鮮明さに驚いてしまう。


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2016年5月13日 (金)

Four! /ハンプトン・ホーズ(StereoSound SACD/CDハイブリッド盤)

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Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.1というSACD/CDハイブリッド盤の5枚組ボックスの中の1枚。ハンプトン・ホーズのトリオにギターのバーニー・ケッセルが加わったカルテットだが、バーニー・ケッセルのギターは、しっくりおさまっていて、ご機嫌なウエストコーストなJAZZとなっている。

音質は、1958年録音とは思えないほど鮮明。スティーヴ・ホフマンのリマスターは、ヒスノイズなどをあえてカットせずに音楽が活き活きと鳴るような感じになされているように思われる。CD層を聴いてもかなり良い音で満足できる。

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ただし、装填などはEsotericのSACD/CDハイブリッド盤や、Tower Records Definition SeriesのSACD/CDハイブリッド盤ように厚手のデジパックなどは採用せず、通常のCDプラケースに入っていて、盤そのもののデザインもシンプルで、あまりお金をかけたような仕様ではないのが残念なところではある。


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2016年5月10日 (火)

ミーツ・ザ・リズム・セクション/アート・ペッパー(Stereo Sound SACD/CDハイブリッド盤)

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Stereo Sound Best Sound Selection CONTENPORARY RECORDS Vol.1というSACD/CDハイブリッド盤の5枚組ボックスの中の1枚。このシリーズは、音質の良いリマスターをするので有名なスティーヴ・ホフマンがリマスターを担当し、SACD層とCD層を別々に丁寧にリマスターしてある。言わば、Esoteric SACD/CDハイブリッド盤のStereo Sound版である。(ちなみにStereo Soundとは年4回発売されるオーディオ誌)

手に入れて、とりあえず手持ちの通常CDとこの盤を比べて聴いてみた。聴いたのはCD層である。肉厚でアナログ的な感じやHi-Fiな感じが同居したかなり良いリマスターがなされていて、通常CDはやや音が薄く若干ささくれ立った感じがするのがわかってしまう。

この音楽そのものはJAZZの名盤中の名盤であり、1957年の録音としては鮮明でHi-Fiなものである。ただし、ステレオ盤ではあるが、楽器を左右に振り分けたようなマルチ・モノ録音のような感じで、2本のスピーカーの間に立体的なサウンドステージが展開するようなものではない。だから、この当時のJAZZはステレオ盤よりもモノラル盤が好まれるのかもしれない。本盤はステレオ盤である。

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尚、この5枚組のセットは4月末に発売されたばかりで、今も通販などで入手可能である。

Stereo Sound Store http://store.stereosound.co.jp/products/detail.php?product_id=2387


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2016年5月 6日 (金)

Some Other Time / Bill Evans (2CD)

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これは、先月10日に発売されたCDであるが、先月末にオーディオ屋さんで聴いて気に入って注文した。CDだけではなくハイレゾやLPレコードでも出ているという事で、本当はLPレコードが欲しかったのだが売り切れであった。ヤフー・オークションなどではすでにプレミアム価格で落札されている。こんな凄い良い演奏で良い録音のLPが全世界4000組限定なんて、そんなのねえよ~。

モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エヴァンスは、超名盤で、クラシック・リスナーの私でも持っている。そのわずか数日後にスタジオ録音されたものの、当時、VERVEレーベルに専属契約していた関係で、発売出来なかったものだそうだ。

ビル・エヴァンスのピアノは素晴らしいけれど、エディ・ゴメスのベースがとても良い。もし、この録音が何の問題も無く1968年当時に発売されていたなら、間違いなく不朽の名盤になっていただろうし、JAZZの名盤史も変わっていた。何回もくりかえし聴いてそう思えてしまう。だからこそ、限定のLPレコードを買いそびれたのは重大な不覚であった。むちゃくちゃ後悔している。


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2016年5月 3日 (火)

ハチャトリアン 仮面舞踏会組曲、カバレフスキー 道化師/コンドラシン、RCAビクター交響楽団(Analoge Productions高音質復刻重量盤LP)

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気候が温かくなって、アナログLPの音質が良くなってきた。このLPレコードは2014年に復刻発売されたものであるが、現在でも入手可能である。

キリル・コンドラシンは、RCAビクター交響楽団と、このLP以外にチャイコフスキー:イタリア奇想曲、リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲、クライバーン(ピアノ)と入れたチャイコフスキー:ピアノ協奏曲がある。いずれも演奏も録音も高水準なものだ。

RCAのLiving Stereo時代の音源は、マスターの保存状態が良いのもあって、CDでも相当に良い音質で聴けるものが多いが、上質の復刻LPとなると、さらに良い音質で楽しめるものが多い。初出が1958年なので、60年近く前に録音された音源とは思えない高音質であり、厚みのある質感や音色の美しさがCDとは異なる。異次元の良さと言えるかもしれない。

アナログLPを聴くオーディオ・ファイルでクラシックを聴く人なら、このLPは手に入れる事をお勧めする。曲も良く演奏も良いので決してがっかりすることは無いと思う。


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