« ドヴォルザーク 交響曲2番(7番)/モントゥー、ロンドン交響楽団(180g重量盤LP) | トップページ | チャイコフスキー 交響曲 第4番/モントゥー、ボストン交響楽団(180g重量盤LP) »

2016年6月 7日 (火)

エルガー エニグマ変奏曲、ブラームス ハイドンの主題による変奏曲/モントゥー、ロンドン交響楽団(180g重量盤)

Swscan01116

Swscan01117

このLPレコードは20年近く前に発売されたClassic Recordsの180gの復刻LPである。

エニグマ変奏曲は、このモントゥー、ロンドン交響楽団の演奏を聴いてその良さを知った。非常に覇気のある元気な部分もあれば、ややメロウに聴こえる部分もある。そのメリハリの付け方が絶妙で、晩年のモントゥーの録音の中でも忘れる事の出来ないものだと思う。ハイドンの主題による変奏曲も同様で名演あるが、こちらは、バルビローリ/ウィーンフィルのものを良く聴くので、聴くのは久しぶりだ。

CDがLPレコードの生産額を逆転したのは1986~7年頃だが、その頃から、CDに負けないハイクオリティなLPレコードをきちんと作ろうという動きが、一部のレコード会社から有った。日本ではキングレコードのスーパーアナログディスクがその代表である。1990年代になると、LPレコードのプレス工場は日本では東洋化成ただ1社となり、キングレコードは海外でハイクオリティなLPレコードの製造が出来る工場を探し回った。そのうちの1社が米国RTI社である。後期のキングレコードのスーパーアナログディスクはRTI社でプレスされたが、日本ビクターの横浜工場でのハイクオリティ・プレスのノウハウの一部はRTIに継承されている。そして出来上がったプレスがHQ180で、このレコードもHQ180でプレスされている。

キングレコードのスーパーアナログディスクは、マスターテープをそのまま直結にしてカッティング作業をすることで高音質を目指したが、このRCA Living Stereoの復刻LPは、バーニー・グランドマン・マスタリングで入念なリマスターが施されている。マスタリングは、全ての工程をアナログでやり、アンプは真空管を用いるという徹底ぶりで、1990年代半ばのCDの全盛においても、LPの方が音が良いLPレコードが出来たのである。

現在、このLPレコードを聴いても、若干のノイズが入る事を除けば、極めて鮮明で上質な音質で音楽が聴ける。とても1950年代の録音だとは思えないくらい。最近、アナログLPの復権が騒がれているが、LPレコードのリスナーは、CDの全盛期であってもずっとLPレコードを聴き続けていた。


にほんブログ村

|

« ドヴォルザーク 交響曲2番(7番)/モントゥー、ロンドン交響楽団(180g重量盤LP) | トップページ | チャイコフスキー 交響曲 第4番/モントゥー、ボストン交響楽団(180g重量盤LP) »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ドヴォルザーク 交響曲2番(7番)/モントゥー、ロンドン交響楽団(180g重量盤LP) | トップページ | チャイコフスキー 交響曲 第4番/モントゥー、ボストン交響楽団(180g重量盤LP) »