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2016年8月 2日 (火)

ドニゼッティ ランメルモールのルチアから~『狂乱の場』/トーティ・ダル=モンテ

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トーティ・ダル=モンテ( 1893.6.27 - 1975.1.26 )は、 1916年ミラノスカラ座でデビューし、1943年に引退したイタリアの著名なソプラノである。今では、その名を「トーティ・ダル=モンテ国際音楽コンクール」にとどめている。

この録音は1926年で、電気録音の初期である。このSP盤はその国内発売のSPレコード、再発盤だと思うが、今まで蓄音機で聴いていたが、78回転で回せるレコードプレーヤーにSP用のカートリッジを付けて聴いてみると、蓄音機で聴くよりも、よりダイナミズムや声の美しさが際立って聴こえる。滝の落ちる音のようなスクラッチ・ノイズは常時聴こえるが、とても90年前の録音とは思えないほど生々しい。

歌は、昭和十年代前半に刊行された、あらえびす(野村長一)著「名曲決定盤」にあるように、『すばらしい出来だ。生命のある楽器のように確かで美しい。』この一言で全てを言い表している。

蓄音機で聴くSP盤は、それはそれで魅力的なものだが、蓄音機を持っているのに電気再生をする理由は、蓄音機のサウンドボックスの針圧は200g位あり、片面かけて針を拭くと黒い粉が付くので、間違いなく蓄音機でかける度にSPレコードの溝は削られている。

所有するSP盤の中には古いものだと100年以上前に製造されたものもある。そういったSP盤は特に希少ではなく実勢の価格が安いものであっても、もはや貴重な文化財なのだと思うのである。だから、これからは盤に優しい軽針圧での電気再生でかける機会を多くしたい。そして、大切に聴いたSP盤は次の世代に受け継いでもらえるようにしたいのだ。

普通のレコードプレーヤーで電気再生したSP盤は、特に電気録音以後のものは蓄音機で聴くより良いものが多い。聴き慣れた蓄音機再生よりも電気再生の方が良いじゃないか、と思わせるものが多々ある。これも、その1枚。


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