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2016年10月

2016年10月28日 (金)

ストレンジャー/ビリー・ジョエル

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こんな輸入盤の中古レコードを格安で見つけたので、買ってしまった。これは、学生時代に国内盤のLPを持って聴いていた。ジャケットには、日本の能面が写っていて、ストレンジャーの歌詞に沿った演出だと思うが、それに能面が使われていたのが当時はちょっとした驚きだった。

ストレンジャーの歌詞については、こちらを参考に。

http://mettapops.blog.fc2.com/blog-entry-812.html

また、ジャケット裏左下にはレコードが生まれて100年の1877 1977の丸い小さなマークが付いている。エジソンが蓄音機を発明したのが1877年で、丁度100年経った記念で、当時の多くのLPレコードには付いていた。米Columbia社は、LPレコードを開発し、真っ先に発売した老舗だ。

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このLPレコードは、米国盤の方が日本盤よりも分解能に優れ、音楽が生き生きと聴ける。ただし、ノイズは日本盤のほうが少ない。40年近く前の中古LPレコードを手に入れて聴いてしまう。昔を懐かしがる年寄りになっているのかと思うと、何ともはや・・・・。


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2016年10月25日 (火)

古関裕而歌曲集/藍川由美

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これは、1998年録音・発売のCDで、今は廃盤である。当時、欲しいなと思いつつ、結局は買わずにそのままになって、ついには廃盤になってしまっていたのであるが、先日中古で見つけたので手に入れた。

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収録曲は以上の通りで、古関裕而の研究家でもある藍川由美が校訂した楽譜を使い、花岡千春のピアノ伴奏で歌われている。この中で特に新鮮だったのは、「五木の子守唄」だった。この曲は、熊本の民謡だが、古関裕而が採譜、編曲したもので、知っていた歌は本歌というもので、その前の部分の前歌というものがあるのを、このCDを聴いて初めて知った。

廃盤になって久しいが、CREST1000シリーズで発売はされないのだろうか。尚、録音は、ごく普通のクラシックのピアノ伴奏の歌ものとしてはかなり良く、今聴いても充分な音質である。


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2016年10月21日 (金)

52nd Street(ニューヨーク52番街)/ビリー・ジョエル(IMPEX180g重量盤LP)

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1978年の大ヒット作であるビリー・ジョエルの「ニューヨーク52番街」の復刻盤を買ってみた。高音質復刻盤を数多く扱うショップで見つけて、衝動買いしてしまったものだ。ちなみに、値段は¥5000を超えていた。

IMPEX Recordsは、旧CISCO MUSICを引き継いだ高音質レコードを発売する会社で、ケヴィン・グレイというエンジニアがマスタリングを担当している。CISCO MUSICの復刻重量盤は、クラシックやジャズを何枚か持っているが、どれもかなり良い復刻で音質的に満足度が高い。このビリー・ジョエルの「ニューヨーク52番街」もとても鮮度が高く、CDとは全く違ったアナログならではの音質が楽しめる。また、この復刻LPレコードは2500枚限定で、ジャケットの裏には、2500枚中の何枚目なのかシリアルナンバーが打たれている。

個人的には、このアルバムはとても懐かしいもので、おそらく、私と同世代の人達の中のアナログレコード・マニア向けに作られたものだろうと思う。最初に買った国内盤のLPはもう手元には無いが、この復刻盤はとても楽しんで聴けた。


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2016年10月18日 (火)

ロッシーニ 序曲全集/マリナー、アカデミー室内管弦楽団(4LP)

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10月2日に、指揮者でヴァイオリニストでもあったネヴィル・マリナー卿が92歳で亡くなった。マリナーは、ロンドン交響楽団の第二ヴァイオリン奏者だったが、アカデミー室内管弦楽団を創設して自ら指揮をし、その演奏が認められて指揮者としての評価を高めていった立志伝中の人であり、LPレコードやCDでも膨大な録音を残した。その数は、実はヘルベルト・フォン・カラヤンよりも多い。1985年には、ナイトに叙せられたので、サー・ネヴィル・マリナーであるが、このレコードは叙勲以前なのでサーの称号は付いていない。

そのような膨大な録音を全て聴いたわけではないが、個人的な名盤、第一に挙げたい愛聴盤はこれである。4枚組のLPレコードで、1974年から1979年のアナログ末期の時代に録音された、世界初のロッシーニ 序曲全集であった。
SIDE1
『ウィリアム・テル』序曲
『コリントの包囲』序曲
『シンデレラ』序曲
SIDE2
『どろぼうかささぎ』序曲
『セミラーミデ』序曲
『ランスへの旅』序曲
SIDE3
『セヴィリャの理髪師』序曲
『アルジェのイタリア女』序曲
『婚約手形』序曲
『絹のはしご』序曲
SIDE4
『タンクレディ』序曲
『ブルスキーノ氏』序曲
『イタリアのトルコ人』序曲
『幸福な錯覚』序曲
SEDE5
『マホメット2世』序曲
『リッチャルドとゾライデ』序曲*
SEDE6
『シンフォニア・アル・コンヴェンテッロ』序曲
『ボローニャのシンフォニア』序曲
『アルミーダ』序曲
『コロノスのオイディプス』序曲
SIDE7
『エルミオーネ』序曲*
『トルヴァルドとドルリスカ』序曲
『ビアンカとファリエロ』序曲
SIDE8
『オテロ』序曲
『デメトリオとポリビオ』序曲
『エドゥアルドとクリスティーナ』序曲
*は、アンブロジアン・シンガーズが参加

ただ単に、世界初のロッシーニの序曲全集というだけではなく、演奏はモダンで、小編成のオーケストラの特性を活かした切れ味があってしかも快活で、隅々まで統率のとれた素晴らしい演奏ばかりであり、また、録音が素晴らしく良いので、EMIの1987年のデジタル録音のロッシーニ序曲集よりも良いように思うし、未だにこの全集を凌ぐものは現れていないと思う。


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2016年10月14日 (金)

ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン(180g重量盤)

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DeAGOSTINIのJAZZのLPレコード第2弾は、ジョン・コルトレーンのブルー・トレインで、すでに発売され、本屋さんの店頭に並んでいる。値段は¥1990(税込)だ。手持ちのこの180g重量盤を聴きながら買うかどうか考えて、結局買うのを止めた。

このLPレコードは、1997年に米Capitolレコードが発売した重量盤で、買ってから20年近くが経過している。改めて聴いてみて、これがあればDeAGOSTINIのは無くて良いと思ったのだ。初回のカインド・オブ・ブルーの音質はかなり良く、それと同等のカッティングやプレスをしてくれているとなればかなり期待が持てるが、この20年近く前の重量盤も東芝EMIから出ていた国内LP盤を駆逐してしまった位の音質だし、ノイズがほとんど無くプレスの質はおそらくDeAGOSTINI盤より良い。おまけに、EsotericSACD/CDハイブリッド盤でも持っているからお腹いっぱいで、¥1990あるなら何か別のLPなりCDなりを買った方が良いとの判断だ。

このLPレコードを買った頃は、バブル経済の崩壊で山一證券が倒産したりアジア通貨危機があって、景気はあまり良くなかった。CDの全盛時代だったからアナログ・レコードは、世間一般から忘れられつつあったが、一部にはDJスクラッチなどをやる若者が沢山居て、DJ専門のレコード店まであった。そのお店にはTechnics SL-1200やBestaxのレコードプレーヤーが沢山置いてあって、私にはあまり興味がないダンス・ミュージックやヒップホップのLPレコードが所狭しと置いてあった。このお店にはクラシックのLPレコードなど全く無かったが、片隅にジャズ・レコードのコーナーが少しあって、その中にBLUE NOTE レーベルの180g復刻重量盤がひっそりと置かれていた。しかも¥2000位とそんなに高くない値段で。だが、このお店は、今はもう無い。

もし、アナログLPが聴ける環境があって、JAZZにも興味があるけれど、ブルー・トレインのLPレコードを持っていないなら、迷わずDeAGOSTINIのは買おう。カインド・オブ・ブルーよりは難解かもしれないけれど、名盤だし、1枚は持っていても良いと思う。


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2016年10月11日 (火)

モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ集/グリュミオー、クリーン(高音質180g重量盤LP5枚組)

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これは、今年8月に発売になったアルテュール・グリュミオー、ワルター・クリーンによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集で、アルテュール・グリュミオーの最後のスタジオ録音にして唯一のデジタル録音のLP集である。

収録曲は以下の通りで、録音は1981年から1983年になされた。

ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第24番 ハ長調 K.296
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第25番 ト長調 K.301
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第26番 変ホ長調 K.302
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第27番 ハ長調 K.303
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第28番 ホ短調 K.304
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第29番 イ長調 K.305
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第30番 ニ長調 K.306
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第32番 ヘ長調 K.376
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第33番 ヘ長調 K.377
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第34番 変ロ長調 K.378
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第35番 ト長調 K.379
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第36番 変ホ長調 K.380
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第40番 変ロ長調 K.454
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第41番 変ホ長調 K.481
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第42番 イ長調 K.526
<ああ、私は恋人を失った>の主題による6つの変奏曲 ト短調 K.360

アルテュール・グリュミオーのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、クララ・ハスキルとのモノラル録音の方が有名かもしれない。この録音よりも若々しく闊達な表現で、この曲の名盤の誉れ高い。一方、この晩年の録音は、落ち着きがあって、録音も良いためか細かい表現が行き届いている。ワルター・クリーンのピアノも音色が美しくとても良い。

この5枚組のLPレコードのセットは、¥17000を超える。しかしとても聴きやすく、また、ヴァイオリンが浮き出てピアノの音色が濃く聴こえる。CDでは得られない音質がしていて、値段なりの価値はあると思った。プレスの状態も良く、目立つノイズはほとんど無い。


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2016年10月 7日 (金)

ドヴォルザーク チェロ協奏曲/タウアー、マーツァル、チェコフィル(高音質180g重量盤LP)

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最近、LPレコードがブームで昔の名盤が復刻されるようになったが、こんな珍しい物も出た。私としてはとても嬉しく、奇跡だと思っている。

アニア・タウアーの独奏によるドヴォルザークのチェロ協奏曲のLPレコードは、1960年代終わり頃にドイツ本国では発売されたが、国内盤はLPでは発売されなかった。だから、知っている人は少ないだろう。CDは2006年になってからタワー・レコードがTOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION Vol.3のシリーズの中で発売したのみで、レコード会社の正規盤では未発売である。ちなみに、まだタワー・レコードのCDは入手可能で値段は¥1000位と安価だ。

アニア・タウアーは1945年生まれで、女流チェリストとしてはEMIに録音を残したジャクリーヌ・デュ=プレやPhilipsに録音を残したクリスティーヌ・ワレフスカと同世代である。ドイチェ・グラモフォンから2枚のLPレコードが発売され(いずれも日本では未発売)、このジャケットの写真を見る限り、なかなかの美人だったようだ。だが、妻子持ちの医師と恋愛関係にあり、恋愛相手が自殺しそれを後追いするように自殺したので、1973年に28歳で亡くなっている。

この音源が不幸だったのは、ロストロポーヴィチ、カラヤン/ベルリン・フィルの名盤が同年に録音されており、その影に埋もれてしまったという事もあったかも知れない。今、この音源をタワー・レコードの復刻CDやこのLPレコードで聴くと、演奏も、録音も、とても良い事に驚くだろう。実直な表現で、テクニックもしっかりしていて上手く、情熱的でもある。マーツァル、チェコフィルの伴奏も堅実で良い。

このLPレコードは5千円を超えており高価だが、買って良かった。音質もプレスの質も大変良く、先日ご紹介したDeAGOSTINIの「カインド・オブ・ブルー」のようなプレスが原因によるノイズは出ない。


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2016年10月 4日 (火)

カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイビス(ディアゴスティーニ180g重量盤LP)

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これは、DeAGOSTINI(ディアゴスティーニ)が発売した、180g重量盤LP。DeAGOSTINI(ディアゴスティーニ)は、シリーズ物として全て買い集めると、映画のDVDの全集が完成するとか、スーパーカーの模型が揃うとか、そんな出版を展開している会社である。それが、今回はJAZZの名盤を何と、LPレコードで開始した。初回がこの「カインド・オブ・ブルー」で、初回のみ¥990、2回目の「ブルー・トレイン」が¥1980、3回目以降は¥2980で85回シリーズで完結するという。

ついに、本屋さんでもLPレコードが売られる時代になったのか。というのが正直な感想で、急速にLPからCDになった時代を知っている人間には、こんな時代が来るとは思いもよらなかった。

さて、このLPレコードの音楽的な部分は、語る必要は無いだろう。恐らく世界で一番売れたJAZZのレコードで、JAZZが好きな人は必ず持っているレコードだと思うし、私もLPだけでも3種持っている。少なくとも、1970年代の国内盤よりはずっと高音質だし、OJC盤よりも中低域がしっかりしている。数年前に50周年記念で発売されたCD、DVD付きの青い重量盤LPよりも音は良い。1990年代半ばにClassc Recordsが発売した、バーニー・グランドマンがカッティングを行った重量盤にはさすがに音質ではかなわないが、今の復刻重量盤位のクオリティで鳴るから¥990のLPレコードとしてはなかなか良いと思う。若干ノイズが乗る部分が所々あるけれども、ジャズだからあまり気にならない。目立つプリエコーは無かった。ジャケットが薄いという人が居るけれど、今の輸入重量盤のジャケットは、みんなあの厚さの紙だ。

¥2980の通常価格になったものは、持っていない買いそびれているものだけ拾う事にした。月に2枚ずつの発売で85回、最後まで完走することを切に願う。


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