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2016年12月27日 (火)

チャイコフスキー バレエ「くるみ割り人形」全曲/プレヴィン、ロンドン交響楽団(2LP WARNER CLASSICS)

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これは、旧EMIのクラシック音楽音源を引き継いだWARNER CLASSICSから発売された2枚組のLPで、録音は1972年である。昔、2枚を1枚に抜粋して発売されていた国内盤を持っていた。当時からの「くるみ割り人形」の名盤である。

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英EMIのオリジナル盤は、少し厚めのボックスに入ってボックスにはツヤがあって凸凹の加工のしてある印刷だった。この盤は当時のLPよりもFレンジがスッキリと伸びて、彫塑を磨き上げながら劇的な感じを出すような音楽作りには、よりマッチした音質だと思う。恐らく、ハイレゾのデジタルマスターから起こされているものだろう。同じく旧EMIの音源からのHi-QRECORDSの180gアナログLPはアナログマスターから起こされていて、もっと厚みや豊潤な音質がするのだが、こちらはクッキリスッキリで細身なもっと現代的な音質である。

元の録音がかなり良いのだと思う。クリストファー・ビショップというプロデューサーとクリストファー・パーカーという録音エンジニアのコンビによるEMIのクラシック音源には優れたものが多いが、この録音も代表的な名録音だと思う。LPレコードの片面に収まってしまう組曲版と違い、このバレエ全曲版は、舞台芸術の劇性みたいなものがよくわかる。

21世紀の時代に敢えてアナログLPを聴く意味があるだろうかと問われて、その標準的回答がこのLPレコードだろう。180g重量盤の2枚組にしては値段は高くない。それでいて、音質的には十分満足出来るし、何より持つ者に対して存在感も十分にある物である。このジャケットのアートワークもユニークで、オリジナルそのままである。このLPレコードの音の良さを引き出す為には、なるべく解像度が高くFレンジの広いレコードプレーヤーで再生したい。


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