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2017年1月10日 (火)

Some Other Time/Bill Evans(180g重量盤LP)

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昨年4月に発売されたこのアルバムは、1968年6月20日の録音。「お城のエヴァンス」というニックネームで有名な「アット・モントルー・ジャズ・フェスティバル」の5日後にスタジオ録音されたものであるが、当時、Verveレーベルと専属契約していた関係で、別の会社の録音であるこの音源は、発売にストップがかけられ、以来、日の目を見る事が無かった。

昨年4月末にCDは買ったものの、欲しいなと思った全世界4000枚限定発売のアナログレコードは、すでに売り切れ状態で入手出来なかった。買い逃した残念な気持ちは、昨年5月のこのブログにも書いた。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/some-other-time.html

しかし、昨年末になって、未開封新品を適価(プレミアムが無い価格)のものを見つけ、何とか入手してみた。

やはり、CDと比較して聴いてみると、LPならではの音の雰囲気が違う。プレスの質もまずまずで、ジャズを聴くのには充分なS/Nは確保出来るし、ピアノの音色やベースの肉厚のある質感はアナログLPならでは、である。エディ・ゴメスのベースの素晴らしさはアナログLPの方が判るように思う。「アット・モントルー・ジャズ・フェスティバル」も良い音質だが実況録音である。Some Other Timeはスタジオ録音であるためだいぶ雰囲気は違っているし、当時のジャズの音の良いレコードの水準を上回っているのではないだろうか。このアルバムは、演奏内容でも音質でも、よくある普通の未発表だったものの発売ものとは、別物だととらえた方が良いと思う。

ビル・エヴァンス、エディ・ゴメス、ジャック・デジョネットというメンバーでの活動時期は短く録音が少ないので、このアルバムはとても貴重だし、いつものようにエヴァンスのピアノは美しく、クラシックで言えばドビュッシーの様だが、ゴメスの独特のゴリゴリ感のあるベースと多彩なリズム感を持つデジョネットのドラムの対比は印象的で、このトリオは歴代のビル・エヴァンス・トリオの中でもとても優れた良いトリオでは無かったのじゃないかと、ジャズの万年初心者は思うのだ。


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