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2017年3月17日 (金)

レハール メリー・ウィドウ/マタチッチ、フィルハーモニア管、シュワルツコップ他

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これは、ロブロフォン・マタチッチ指揮による1960年代初め頃に録音されたレハールの「メリー・ウィドウ」全曲盤。1970年代に発売された英国の再発盤である。もう50年以上前に録音された、「メリー・ウィドウ」の古典的名盤である。シュワルツコップのハンナ・グラヴァリ夫人は素晴らしいが、ダニロ・ダニロビッチ伯爵のエベルハルト・ヴェフィター、カミーユ・ド・ロジオンのニコライ・ゲッダを始め、キャストに全く穴が無く、非常に魅力的に歌われている。

この盤のオリジナルは、SAN101-2で、以下と同じデザインの金色のレーベルである。

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EMI(HMV)のSANの番号のものはオペラや声楽曲が多いが、特に初期のものは、少し音がぼやけて、EMIでもColumbiaのSAXレーベルやHMVのASDレーベルと比べて音質的に落ちるものが多いような気がする。ベーム指揮のモーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」の4枚7面SAN103-6を持っているが、1970年代前半発売のドイツエレクトローラの金切手レーベル3枚組の方が、拙宅では気持ちよく聴ける。

という事で、以前はSAN101-2は持っていたのだが、このASD2832-3のセットを残して処分してしまった。中古レコードの実勢価格としてはオリジナル盤のSAN101-2の方が圧倒的に高くオリジナル盤は初版ということでコレクター的には価値がある。しかし、気に入った良い音で聴けるものというと、必ずしもオリジナル盤が良いとは限らない。ASD2832-3は1970年代のプレスという事もあって音は細身になるが、ホールの臨場感や空気感はより開放的でオリジナルよりも広く感じる。オリジナル盤の音場は狭く、ホールが狭いような感じになる。ただし、声やオーケストラの音の厚みはオリジナル盤の方が感じるのだが、SAN101-2やSAN103-6は肝腎な音がぼやけている。SAN107のクリュイタンスの「フォーレのレクイエム」もそんな感じだった。

今時、CDやSACDではなくLPレコードでクラシック音楽を聴くとなると、装置だけでなく、LPレコードも吟味して集めないと、やっぱりCDやSACDの方が良いという事になると思う。それだけ、奥が深く泥沼だという気もするが、泥沼にどっぷり浸かるのが楽しいのだ。


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