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2017年4月 4日 (火)

モーツァルト ドンジョヴァンニ/ジュリーニ、フィルハーモニア管

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カルロ・マリア・ジュリーニとフィルハーモニア管弦楽団が1959年に録音したドンジョバンニのLPレコードで、ちなみに録音はロンドン・アビーロード・第一スタジオで行われている。

1950年代終わり頃から1960年代の録音のドンジョバンニでは、クレンペラー/ニュー・フィルハーモニア管との録音のものを良く聴く。比較すると同じ英国のオーケストラ(フィルハーモニア管は1960年代後半にニュー・フィルハーモニア管になった)なのに、クレンペラー盤はどっしりとドイツ的で、ジュリーニが指揮したこの録音ではカンタービレが美しく、歌手のレチタティーヴォが自然で終始イタリア的に響く。アリアが上手く歌えていてもレチタティーヴォが下手だとドンジョバンニやフィガロのようなオペラは楽しめないし興冷めする。そのような事がこの録音では全く無い。

シュワルツコップのドンナ・エルヴィラの歌の巧さは言うまでもなく、若きサザーランドのドンナ・アンナがとても美しい声で上手いのにびっくりし、ヴェヒターのタイトルロール、タデイのレポレロも良い。やはりこの録音は、50年以上経っても未だによく聴かれる優れた演奏なのだというのを改めて感じる。

このLPレコードの音質はとても良い。1970年代のプレスだが第一次オイルショック前のものという事もあり、1枚の重量は160g程度あり、その後にプレスされたLPレコードよりも厚くて重い。Fレンジも充分に広く尚且つ音が細身になり過ぎない。プレス自体がとても良く、プレスが原因のノイズなどは皆無である。

この4枚組中古レコードが二千円だった。1970年頃にプレスされた西ドイツ盤で、オリジナル盤ではない。この音源の英国のオリジナル盤はとても高価なので買えない。今、輸入盤の同じ音源のCDの3枚組セットが同じ位の値段で買えるとして、どっちを選ぶかと言われれば、私個人としては間違いなくこのLPレコードの方だ。


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音楽」カテゴリの記事

コメント

初めてコメントします。最近アナログレコードプレーヤーを購入、中古レコードあさりを始めており、こちらのブログが大変参考になり楽しませていただいております。中古レコード購入して気になるのはプチプチノイズなのですが、どのような方法でクリーニングなさってますでしょうか?ご教示いただけると幸いです。

投稿: おかち | 2017年4月 6日 (木) 07時50分

古いコンテンツですが、私のホームページのサイトを貼っておきます。

LPのクリーニングと保存法
http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/cleaning.htm

バキューム式の洗浄機は、新品のLPレコードも音の鮮度が上がるのが判るほどで、高価ですが見返りは大きいです。また、カートリッジの寿命が大幅に伸びます。

投稿: 黄金のアンコール | 2017年4月 6日 (木) 08時51分

早速ありがとうございます。すみませんホームページがあったのですね、他のページも楽しませていただきました。

投稿: おかち | 2017年4月 7日 (金) 22時54分

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