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2017年5月

2017年5月26日 (金)

喜歌劇「陽気な農夫」、「小鳥売り」抜粋/ミハルスキ グラウンケ管

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ソーニャ・クニッテル、 ブギッテ・ファスベンダー、クリスティーネ・ゲルナー、フリッツ・ヴンダーリヒ、ハインツ・ホッペなどが歌っている1960年代の録音のドイツ盤LPレコード。

レオ・ファル「陽気な農夫」、ツェラー「小鳥売り」からの歌がつまみ食いするように片面ずつに収められている。共に、日本では上演機会が少ない演目のオペレッタ。しかし、聴いていて楽しいし、音質もいい。フリッツ・ヴンダーリッヒが歌う「陽気な農夫」の「o frag' mich nicht mein süßer schatz」 が 収録されていたので入手してみた。

同一音源がユーチューブに有った。

ツェラー「小鳥売り」の方は、ユーチューブで検索すると名歌手による歌が沢山出てくる。

このLPレコードのクリスティーネ・ゲルナーもなかなか上手いけれど、以下の若い頃のルチア・ポップの魅力には参った。

「私は郵便配達のクリステル 」 ルチア・ポップ

以下の曲はソーニャ・クニッテル、ハインツ・ホッペが歌っている。

チロルのバラの歌  ルドルフ・ショック、エリカ・ケート 


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2017年5月23日 (火)

ベートーヴェン ピアノ協奏曲 3番、ピアノと管弦楽のためのロンド/リヒテル、ザンデルリンク、ウィーン交響楽団

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スヴャトスラフ・リヒテルとクルト・ザンデルリンク/ウィーン交響楽団による1962年の録音のもの。このLPレコードのジャケット裏の表記は1964年5月なので完全オリジナル盤ではないけれど、オリジナル盤が発売された翌年に販売されたドイツプレスの初期盤である。

このレコードの演奏は、どちらの曲もリヒテルとザンデルリンクの全く異なる個性がぶつかりあった名演だと思う。ザンデルリンクの指揮によってドイツ的にスケール大きくどっしりと重厚なオーケストラの上に、リヒテルのロマンチックなピアノが好対照である。

ドイチェ・グラモフォンの1960年代の初期盤はごく一部を除き、英国DECCAの初期盤LPよりもかなり安い。その理由は良い音で鳴らすのが大変だから。IKEDAのカートリッジの設計者の池田勇氏によれば、1960年代のドイチェ・グラモフォンのレコードがきちんと良い音で鳴るようになれば、レコードプレーヤーの調整はほぼ完璧なので、もうやることはなく終わりなのだそうである。

私個人としては、ドイチェ・グラモフォンの1960年代の初期盤は決して悪い音質ではなく、むしろ積極的に良い音だと思うので、ドイチェ・グラモフォンのお気に入りの演奏家のLPレコードは割安感がある。このLPレコードも拙宅ではかなり良い音で聴けて、復刻のCDで聴くのがつまらなく感じるほど。

1960年代のドイチェ・グラモフォンのLPレコードのレーベルは外周部のチューリップの花輪のすぐ内側の文字がALLE HERSTELLER-UND~で始まるものが1965年位までで、それ以後はMade in Germany~という表記に変わりジャケットは艶のあるコーディングがされるようになり、SREREOロゴの背景が赤色ではなく黄色になる。このLPレコードのジャケットはコーティングがされる以前のもので艶がない。


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2017年5月19日 (金)

ヴェルディ オペラアリア集/ クレスパン、プレートル、パリ音楽院管弦楽団

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フランスのソプラノ歌手、レジーヌ・クレスパンがヴェルディのオペラアリアを歌った1960年代半ば頃のLPレコード。収録曲は以下の通り。

SIDE1
仮面舞踏会  ここが あの恐ろしい場所(アメリア)
マクベス    染みがここにまだ(マクベス夫人)

SIDE2
ドン・カルロ  呪わしき美貌(エボーリ)
ドン・カルロ  世の虚しさを知る神よ(エリザベッタ)
アイーダ    勝ちて帰れ!(アイーダ)

クレスパンは、ワーグナー・ソプラノとしてのイメージが強い。録音ではジークリンデ(ショルティの「ワルキューレ」)とかブリュンヒルデ(カラヤンの「ニーベルングの指環」)などがある。ワーグナー以外では元帥夫人を得意としていて、録音では(ショルティの「薔薇の騎士」)の名唱がまず先に挙げられるソプラノであるけれど、このLPレコードを聴く限り、ヴェルディを歌っても素晴らしいと思う。当然、リリックな声の役よりもドラマチックな声の役柄により適合しているのだけれども。

マクベス夫人の「染みがここにまだ」は、声の質にぴったりである。また、ドン・カルロのエボーリとエリザベッタの両方を歌って、それがどちらも素晴らしいのには驚かされる。アイーダの「勝ちて帰れ!」も良い。

1960年代のLPレコードの音は中域が分厚くエネルギーを感じるが、それがクレスパンの声をより魅力的に聴かせる感じがする。ジョルジュ・プレートル/パリ音楽院管弦楽団は躍動感のあるダイナミックな演奏で、同じフランス人であるクレスパンをしっかりサポートしている。

手持ちのこのLPレコードは、コンディションも良く、50年以上前の物なのにノイズはほとんど無い。音質も鮮明でかなり良い。


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2017年5月16日 (火)

オッフェンバック 喜歌劇『ラ・ペリコール』 /プラッソン、トゥールーズ市立管弦楽団、 テレサ・ベルガンサ ホセ・カレーラス 他

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ジャック・オッフェンバックのオペレッタ「ラ・ペリコール」全曲盤のフランス盤の2枚組LPレコード。1981年録音。

このレコードは、テレサ・ベルガンサ(ラ・ペリコール)、 ホセ・カレーラス(ピキーヨ)の二人の歌手が素晴らしいのに加え、プラッソン、トゥールーズ市立管弦楽団、合唱団のフランスらしい活気があってかつ明るく美しい演奏で、録音で聴ける「ラ・ペリコール」の中では音質も含め一番の名盤である。

特に、テレサ・ベルガンサが歌うラ・ペリコールの『手紙の歌』、『ほろ酔いのアリエット』、『あんたはハンサムじゃない』は絶品で、この3つの歌を聴くだけでも聴き手は幸せになれる。そんなレコード。

シュザンヌ・ラファイエのペリコール、イーゴリ・マルケヴィチ指揮/ラムルー管弦楽団の古い録音のものがユーチューブに有ったので貼り付けてみた。

ところで、このフランス盤に付いてきたリブレットの表紙の写真がこれ。

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こちらは国内盤LPのリブレット表紙。

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表紙の写真がフランス盤はカラーなのに国内盤はモノクロで、内部のプラッソンの写真やその他の配役の写真など、印刷がフランス盤のやつと比べると相当に悪い。国内盤のリブレットには、高崎保男氏の解説と真崎隆治氏による日本語対訳がとても役立つが、ちょっとお粗末な感じだ。

音質もフランス盤の方が音色が鮮やかな感じで歌手の肉声も鮮明で、音質が良い。国内盤写真の印刷とレコードの音質が同じように劣化しているのが何とも言えない。

フランス盤のプラッソンの顔写真

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国内盤のプラッソンの顔写真

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フランス盤のリブレットの写真

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国内盤のリブレットの写真

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このように、本国で発売されたオリジナル盤と国内盤を比べると音質だけでなくリブレットにも差がある。やっぱりオリジナル盤が良いと思うのだが、国内のレコード会社から広告料を貰っているレコード評論の出版社や評論執筆家は、口が裂けてもそんな事は書けない。


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2017年5月12日 (金)

モーツァルト 「魔笛」/クレンペラー、フィルハーモニア管 他

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1964年録音のEMIのクレンペラーの「魔笛」の3枚組LPレコード。「魔笛」の一番の愛聴盤である。台詞が省かれている事が評価が分かれるところだが、歌手が揃っていて「魔笛」を純音楽的に楽しむのに、私的に、こんなに素晴らしい「魔笛」は他に無い。

手元に英国初版盤、第二版盤もあるのだが、この第三版盤のセットはネット・オークションで千円とかなり安かったので入手してみた。ちなみに、この第3版盤は1974年頃から1980年頃まで販売されていた英国盤。恐らく、1970年代に日本に新品で輸入されたもの。アメリカや日本では蓄音機を覗いている犬のマークはビクターの商標なので、ボックスの左上隅の犬ロゴやレーベル面の犬ロゴはエンジェルのシールが貼られて隠されている。少しカビがあったのだが綺麗にクリーニングした所、盤面は非常に綺麗でノイズはほとんど無く、現在新品で手に入る様々なクラシックの輸入LPレコードよりS/Nが良いくらいだった。レーベルの色は黄色。

英国初版盤が一番濃厚な音質で、歌手の声が濃厚に聴ける。第二版盤は濃厚さが減退しその分ワイドレンジになる。この第三版盤は、さらにワイドレンジになり、音場の横へ良く広がるが、全体的に音が細身にはなる。しかし、しなやかさや潤いのある鮮明な音質で、同じ音源の同時期の国内盤よりもずっと良い音質であり、通常CDと比べても音質的には勝っているように感じる。

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これが第二版(1968年頃)のもので、レーベルが金色で犬のマークが切手型のもの。上の第3版のものも、シールを剥がせばこれと同じ四角い切手型の犬のマークがあるはずである。

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これがオリジナル盤(1964年発売)。金色のレーベルで白抜きの犬とエンジェルのロゴがあるもの。

内袋は、3つとも異なっている。

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オリジナル盤と第二版盤はボックスは同じでハードカバーで表面はコーティングされており、裏面は黒い布張りで明らかにコストがかかっていて豪華である。しかし、第三版は表面がざらついたコーティングの無いもので箱の紙が薄くなり布張りではなく、明らかにコストダウンされている。

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また、解説書も異なる。オリジナル盤と第二版盤は30cm四方の豪華なものだが、第3版盤はA4サイズの小さなものになり、オリジナル盤と第二版盤には掲載されていた様々な写真などが省かれてしまっている。

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以下の写真は、第3版盤の解説書には無い。

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録音風景。オーケストラと歌手の立ち位置やマイクの立っている場所もわかる。歌手は左からワルター・ベリー(パパゲーノ)、ニコライ・ゲッダ(タミーノ)、クリスタ・ルートヴィッヒ、エリザベート・シュワルツコップ、マルガ・ヘフゲン(3人の侍女)

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オットー・クレンペラーと合唱指揮のウィルヘルム・ピッツ。

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グンドゥラ・ヤノヴィッツ(パミーナ)とワルター・ベリー(パパゲーノ)

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ルチア・ポップ(夜の女王)とゴットロープ・フリック(ザラストロ)

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アグネス・ギーベル(3人の童子の一人)、ルート=マルグレート・ピュッツ(パパゲーナ)とニコライ・ゲッダ(タミーノ) 休憩時のコーヒーブレイクの1コマ

こんな風に、オリジナル盤と第二版盤の解説書を見ていると、録音の様子がどんなだったのかもある程度わかる。

1964年は、フィルハーモニア管がニュー・フィルハーモニア管に変わった節目の年である。フィルハーモニア管のオーケストラはEMIの録音用のオーケストラだったが、実は、EMIのプロデューサーだったウォルター・レッゲが個人的に団員を雇って運営していた。それを経済的に運営が立ち行かない事を理由に一方的にレッゲが解散を宣言したのだが、この録音の後、1年もしないうちにクレンペラーと共に自主運営のオーケストラとして再出発しニュー・フィルハーモニア管となった。このゴタゴタのためにウォルター・レッゲと、オーケストラと団員を守り強くフィルハーモニア管の存続を希望していたクレンペラーは対立していて、この録音現場にプロデューサーのレッゲが入れないような状況だったらしい。ちなみにこの録音がEMIにおけるウォルター・レッゲの最後のプロデュースとなった。

この後、クレンペラーは、EMIに「ドン・ジョバンニ」、「フィガロの結婚」、「コシ・ファン・トゥッテ」の全曲録音をするが、この「魔笛」の素晴らしさが、EMIがクレンペラーにモーツァルトの主要なオペラを録音させようとした原動力の1つであった事は想像に難くない。


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2017年5月 9日 (火)

Another Time/ビル・エヴァンス・トリオ(180g重量盤)

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1968年6月22日にオランダのヒルフェルスムで録音された音源が最近になって発掘され、49年ぶりに日の目を見たもの。4月の第3土曜日のレコード・ストア・デイに合わせ、今年の4月22日にLPレコードのみ全世界限定6000枚で先行発売された。故にこのレコードが正真正銘のオリジナル盤。ジャケット裏には6000枚のうちの何枚目かであるか手書きのナンバーがある。CDの発売は9月1日の予定で、まだ未発売だからこのLPを買った人は4ヶ月以上前に先行して聴ける。

このLPレコードは、マスタリングで定評のあるバーニー・グランドマンがカッティングをし、米国RTI社のHQ180の高音質プレスである。このような発見された昔のコンサートのライヴ音源だと音質的には悪いものが多いのだが、この盤は全く違う。この当時のJAZZのスタジオ録音盤と比べても全く遜色無く、とても良い音質のLPレコードであると言える。

演奏も良い。特に、ドラムのジャック・デジョネットのプレイは、「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エヴァンス」や昨年発売された「Some Other Time」よりも数段良い。リズム感、繊細さ、美しさ、時には激しく力強くて、ドラムスの良さが際立っている。それに誘発されるように他の二人のプレイがより凄みを増しているような感じで、エヴァンスのピアノもゴメスのベースも演奏に熱が入っているように聴こえて、JAZZのピアノ・トリオの醍醐味みたいなものが強烈に味わえる。

ビル・エヴァンス、エディ・ゴメス、ジャック・デジョネットの3人によるトリオは半年しか続かなかった。理由は、ジャック・デジョネットがマイルス・デイビスのグループに引き抜かれたからだが、マイルス・デイビスがジャック・デジョネットをなぜ気に入ったのかは、このLPレコードの演奏を聴くと良くわかる。

LPを聴ける環境にあって、ビル・エヴァンスが好きな人、特に「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エヴァンス」を愛する人は、万難を排して手に入れるべき盤だと思う。

「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エヴァンス」 

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「Another Time」の1週間前の1968年6月15日、スイスのモントルーでの録音。1960年代末期当時からの名盤の誉れ高いもの。このレコードは通称「お城のエヴァンス」と呼ばれている。私の所有するこのLPレコードは、バーニー・グランドマンのカッティング、米国RTI社のHQ180の高音質プレスの米Classic Records発売のもの。20年以上前に新品で入手した。

「Some Other Time 」 

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「Another Time」の2日前の1968年6月20日、ドイツ・ブラックフォレストのMPSスタジオでの録音。当時、ビル・エヴァンスがVerveレーベルの専属アーチストだったために権利関係の不備で発売されず、48年間お蔵入りだったものが昨年になって漸く発売された。LPレコードは全世界4000組限定で、すでに完売し入手は困難になっている。CDでは現在も入手可能である。

このピアノ・トリオのメンバーは僅か1週間の間にスイス → ドイツ → オランダと移動しながら演奏活動をしていたという事になる。この後、イギリスのロンドンでもライヴがあったらしく、その時の実況録音のテープが残っていれば良いのに、と思うのは私だけではないだろう。


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2017年5月 5日 (金)

R・シュトラウス 歌劇「インテルメッツォ」全曲/サヴァリッシュ、バイエルン放送響

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リヒャルト・シュトラウスのオペラ「インテルメッツォ」は、作曲者自身の経験を基に作曲者自身が台本を書いている。夫婦喧嘩がテーマのオペラである。

リヒャルト・シュトラウスはロマン派最後の巨匠と言われた大作曲家であったが、トランプゲームが好きで、自分が指揮するオーケストラの団員と良くトランプをやり掛け金を巻き上げていたとか、逸話が残っている。また、妻はオペラ歌手で、楽譜を夫に投げつけるような激しい気性の持ち主だったらしい。

このオペラに登場する主人公のロベルト・シュトリヒはリヒャルト・シュトラウスがモデルになっており、その妻クリスティーネは、リヒャルト・シュトラウスの妻のパウリーネがモデルになっている。

主人公が仕事で出張する時、妻がイライラ声で「家の中の仕事は全部私任せにされて~」とか、「いつも家で仕事をしているが、あんたが居なくなって清々する。」とか言いたい放題。そして、主人が居ない時に知人とそり遊びに出かける。そこで若いルメル男爵と出会ってちょっといい感じになったりする。そこへ、「愛しいあなた、オペラのチケットを2枚送ってください。その後、いつものバーでお会いしましょう。」という電報が届いた。それで妻は浮気の証拠が手に入ったと思い激昂!

何も知らない主人公は、同僚や友人とトランプゲームをやっている時に、「あなたの浮気は明白です。離婚します。」という電報を受け取りますが、何のことかさっぱりわかりません。妻は公証人の所へ行き離婚手続きを始めようとしますが、主人公を良く知る公証人は引き受けません。

実は、この電報は間違って送られたもので、実際には別人に送られるはずだったものだが、似ている名前の主人公の所に送られてきてしまった事が判明し誤解が解けるが、主人公は怒りを妻にぶつけます。しかし、最後にはお互いを許し抱擁して仲直りするというお話。

このLPレコードでは、妻クリスティーネ役をルチア・ポップが歌い主人公ロベルト・シュトリヒをディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが歌っている。この二人の歌はこの上無いくらい絶妙で、ヴォルフガング・サヴァリッシュの統率も良く、美しくまた緻密な音楽がとても素晴らしく奏でられている。ルチア・ポップは、妻の怒りやヒステリックに歌う所はそれらしく、仲直りした時には愛らしく本当に素晴らしく歌っている。こんな他愛のない台本なのだが、リヒャルト・シュトラウスの作った音楽は素晴らしく美しい。

録音は1980年でアナログ録音の時代の最末期のもの。この西ドイツ ELECTROLA 3枚組LPレコードのセットがオリジナル盤で、キリッと引き締まってワイドレンジな音質で楽しむことが出来る。


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2017年5月 2日 (火)

マーラー 歌曲集「子供の不思議な角笛」/バーンスタイン、アムステルダムコンセルトヘボウ(180g重量盤LP)

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これは1987年のライヴ録音。しかしながら、ライヴに付き物の会場のノイズや不要な演奏ノイズはほとんど無く、スタジオ録音のように仕上げられている。ルチア・ポップ(ソプラノ)とアンドレアス・シュミット(バリトン)の独唱で行われていて、バーンスタイン/コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏も素晴らしいが、私的に一番のお目当ては、ルチア・ポップの歌である。それがまた素晴らしい。

最後の曲は、交響曲2番「復活」でメゾ・ソプラノかアルトで歌われる「原光」をルチア・ポップ(ソプラノ)が歌っているから、物珍しさもあってそれだけで魅力倍増である。また、交響曲2番「復活」の旋律の中に出てくる「魚に説教するパドヴァのアントニウス」もルチア・ポップが歌っている。アンドレアス・シュミットも素晴らしい歌唱だが、ルチア・ポップの方が出番が多いのがルチア・ポップのファンとしては非常に嬉しい。

CDとの音質比較では、オーケストラの部分はあまり優劣は付かないけれど、歌手の声がしなやかで実在感がありLPレコードの方がより魅力的で、その部分はかなり違いが有った。ちなみに、CDは「バーンスタイン・コレクション Vol.2」という64枚組のボックスに収められていたものを聴いた。

CDとLPの音質比較は、使われる装置の違いで大きく異なるので話半分で良いと思うが、アナログプレーヤーはカートリッジ込で100万円くらい、CDプレーヤーは250万円くらいのものを使っての私の個人的な感想である。CDは単売のものでも今は1500円位、このLPレコードは5000円位する。個人的にはルチア・ポップの歌声の美しさの違いだけで5000円払う価値があると思うのである。


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