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2017年5月 5日 (金)

R・シュトラウス 歌劇「インテルメッツォ」全曲/サヴァリッシュ、バイエルン放送響

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リヒャルト・シュトラウスのオペラ「インテルメッツォ」は、作曲者自身の経験を基に作曲者自身が台本を書いている。夫婦喧嘩がテーマのオペラである。

リヒャルト・シュトラウスはロマン派最後の巨匠と言われた大作曲家であったが、トランプゲームが好きで、自分が指揮するオーケストラの団員と良くトランプをやり掛け金を巻き上げていたとか、逸話が残っている。また、妻はオペラ歌手で、楽譜を夫に投げつけるような激しい気性の持ち主だったらしい。

このオペラに登場する主人公のロベルト・シュトリヒはリヒャルト・シュトラウスがモデルになっており、その妻クリスティーネは、リヒャルト・シュトラウスの妻のパウリーネがモデルになっている。

主人公が仕事で出張する時、妻がイライラ声で「家の中の仕事は全部私任せにされて~」とか、「いつも家で仕事をしているが、あんたが居なくなって清々する。」とか言いたい放題。そして、主人が居ない時に知人とそり遊びに出かける。そこで若いルメル男爵と出会ってちょっといい感じになったりする。そこへ、「愛しいあなた、オペラのチケットを2枚送ってください。その後、いつものバーでお会いしましょう。」という電報が届いた。それで妻は浮気の証拠が手に入ったと思い激昂!

何も知らない主人公は、同僚や友人とトランプゲームをやっている時に、「あなたの浮気は明白です。離婚します。」という電報を受け取りますが、何のことかさっぱりわかりません。妻は公証人の所へ行き離婚手続きを始めようとしますが、主人公を良く知る公証人は引き受けません。

実は、この電報は間違って送られたもので、実際には別人に送られるはずだったものだが、似ている名前の主人公の所に送られてきてしまった事が判明し誤解が解けるが、主人公は怒りを妻にぶつけます。しかし、最後にはお互いを許し抱擁して仲直りするというお話。

このLPレコードでは、妻クリスティーネ役をルチア・ポップが歌い主人公ロベルト・シュトリヒをディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが歌っている。この二人の歌はこの上無いくらい絶妙で、ヴォルフガング・サヴァリッシュの統率も良く、美しくまた緻密な音楽がとても素晴らしく奏でられている。ルチア・ポップは、妻の怒りやヒステリックに歌う所はそれらしく、仲直りした時には愛らしく本当に素晴らしく歌っている。こんな他愛のない台本なのだが、リヒャルト・シュトラウスの作った音楽は素晴らしく美しい。

録音は1980年でアナログ録音の時代の最末期のもの。この西ドイツ ELECTROLA 3枚組LPレコードのセットがオリジナル盤で、キリッと引き締まってワイドレンジな音質で楽しむことが出来る。


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