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2017年6月

2017年6月30日 (金)

J・シュトラウス2世 ジプシー男爵/アラース、バイエルン国立歌劇場

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今回は、コレクター的なヨタ話。J・シュトラウス2世 ジプシー男爵/アラース、バイエルン国立歌劇場の西ドイツ・エレクトローラ盤のLPレコードで、これについては数ヶ月前にこのブログで書いてみた。演奏も、音質も良い優良盤である。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/j2-7659.html

とても良いセットで、しかもオーディオ・チェックにも使える位の高音質盤なので、同じ盤が格安で出たなら買おうと思っていた。そして最近手に入れたのだが、どうも、今まで持っていたものと異なるのだ。

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まずは、ボックス。今まで持っていたものは、外周部は布張りだったが今回手に入れたものは外周部が紙で仕上げられていて、裏の印刷がご覧のように反対だった。

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重ねて背表紙を見ると、今回買ったものは若干箱の厚みが薄くなっていて、右端に写っている犬の四角いマークが小さい。

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レコードの同じ1面のレーベルを並べて写してみると、以前から持っていた左のものよりも今回入手した右のものはカラーの犬マークが若干薄い。それだけではなく、レコード盤の重量がかなり異なる。キッチン秤で計ってみると左のは158gあるが右のは134gしか無い。持った感じも明らかに重量感が違う。 内袋はどちらも紙製だが左のはハトロン紙を張ったものだが、右のは普通のビニールを張ったもので、異なっていた。

このレコードの録音年は1968年で、左のは1973年頃の第一次オイルショック前に製造されたもので右のは1970年代半ば頃の金色のレーベルが赤色に変わる直前頃に製造されたものと推測できる。今まで持っていた物の方が古いものの様だ。

肝腎のコンディションと音質だが、今回入手したものもノイズは少なくて非常に音質が良く、Fレンジの両端が良く伸びてそれでいて音が薄っぺらな感じにならない。中域の厚みや中低域の馬力みたいなものは、以前から持っている盤の方が明らかに感じられた。

同じ音楽だし、どちらでも良い音で楽しく聴けるからどうでも良い事なのだが、気になり出して、きちんと比較してみた。ヨタ話にお付き合い下さって有難うございました。


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2017年6月27日 (火)

イフ・ユアー・ロンリー/エリック・ジャスティン・カズ

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今回は、昔のアメリカン・ポップスの1枚。1972年に発売されたアルバムで、エリック・ジャスティン・カズのファースト・アルバムである。エリック・ジャスティン・カズを知る人は少ないかもしれないがボニー・レイット、リンダ・ロンシュタット、アート・ガーファンクルなどが彼の曲を歌っているので、むしろソングライターとしての方が有名かもしれない。マイナーなシンガー・ソングライターである。

このアルバムもヒットしたとは言えず、知る人ぞ知るアルバムである。しかし名盤なのは間違いない。このアルバムに収載の曲は楽しい曲は1曲も無い。気だるさの中に、死、孤独、悩み、悲しみに満ちたものばかりである。最初の曲の「cruel wind」は、冷酷な風にさらわれて死んだ自分とその家族(特に父親)についての歌である。一般受けする内容ではないが、聴き手の胸を打つ良い曲ばかりが入っている。

アナログ天国 名曲探険隊 エリック・カズ


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2017年6月23日 (金)

マーラー 交響曲 第8番/バーンスタイン、ロンドン交響楽団

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。1966年の録音。

第8番だけがニューヨークフィルではなく、ロンドン交響楽団を使っての録音。昔聴いたLPレコードと比べると印象はかなり良く、1970年代にザルツブルク音楽祭でウィーンフィルと残したライヴ録音のものよりいい演奏だと思う。歌手や合唱もこちらの方が良い。ただし、こちらはスタジオ録音なので、ライヴならではの熱気はザルツブルク音楽祭でのウィーンフィルとの録音の方には濃厚に有って、この盤には無い。

印象が良いのは音質の良さもあり、昔聴いたLPは米国盤はやや荒い音質で、英国CBS盤は何かもやっとして音の抜けが悪かった。昔の何れの盤よりもこの新しい盤の方が音の質感が良くワイドレンジで良い。

Bernstein Conducts Mahler - The Vinyl Editionを一通り聴いて言えるのは、音質の良さが際立っていることで、180g重量盤15枚組で1万7千円弱という価格は、非常にリーズナブルであった。ただし、プレスは昔の国内盤の様に完璧ではなく、所々僅かなノイズが入る。しかし、それも気になるほどではない。この限定盤は大切にしようと思う。


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2017年6月20日 (火)

マーラー 交響曲 第7番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。1965年の録音。

晩年に、同曲を同じニューヨークフィルとドイチェ・グラモフォンに入れた演奏よりも演奏が楷書的である中にバーンスタインらしい情熱を感じるもの。この最初の全集のレコードは、まだ若いバーンスタインの良さが出ているもので、素晴らしいと思う。新旧比べて勝るとも劣らない。

この曲は、最近までマーラーの交響曲の中ではマイナーというか、あまり脚光を浴びるものではなかった。第2、第4楽章のスコアにNachtmusikと記されている事から「夜の歌」と呼ばれているが、「夜の歌」と深く考えすぎると非常に難解な曲で、テノールホルン、ギター、マンドリンなど普通、オーケストラではあまり使われない楽器が使用されている曲である。それ故に実演の機会は少ない。しかし、純音楽的に真っさらな気分でこのレコードを聴くと、明るくて美しい曲であると感じるのである。

音質は、1960年代半ばのものとして非常に良い。肉厚感や重厚な低音楽器が充分に再現できるので、アナログLPレコードならではの音質であると言えるし、DSDのマスターは昔のデジタルっぽいザラザラした感じが無い。様々な指揮者がマーラーの交響曲の録音を残す中でも、この新しいLPレコードを聴く限り、50年以上を経ても色あせた感じがしない。


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2017年6月16日 (金)

マーラー 交響曲 第6番、第9番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の3枚セット。6番は1967年、9番は1965年の録音。

6番は気迫のこもった熱い演奏。まだ充分に若かった時代の素晴らしいもの。9番は後年のベルリンフィルやアムステルダム・コンセルトヘボウの超名演があるが、この演奏もバーンスタインにしか不可能な表現力を持ったものだと思う。この演奏も説得力ある良い演奏だ。

音質は、何れも1960年代の録音としてはかなり良く、おそらくオリジナル盤よりもバランスが良くしなやかさも勝ると思う。


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2017年6月13日 (火)

マーラー 交響曲 第5番、亡き子を偲ぶ歌/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。1963年の録音。

この音源の昔のLPレコードはなんとなく音のバランスが悪いような感じだったが、このLPレコードはその点は改善され、1963年の録音のものとしてかなり良い音質となっている。ただ、バーンスタインであっても、晩年のウィーンフィルのドイチェ・グラモフォン盤の神がかったような演奏を聴いてしまうと、この演奏は若干物足りないように思う。ジェニー・トゥーレル独唱の亡き子を偲ぶ歌も、1970年代のジャネット・ベイカーが歌ったものの方が好きだ。ただし、後年、同曲の再録音と比べられるからの感想で、もし、バーンスタインにこの演奏しか残されていなかったなら、もっと愛する事が出来るのだろうな、とも思う。


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2017年6月 9日 (金)

マーラー 交響曲 第4番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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1960年に、マーラー生誕100年を記念してニューヨークで開催された「マーラー・フェスティヴァル」に際して録音されたもので、バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの最初のもの。180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。このLPレコードも初出盤と同じ6つ目レーベルになっていて、レーベルもオリジナルに近い復刻となっている。

第4楽章のソプラノ独唱はレリ・グリストで、歌は上手くとても良い。晩年のアムステルダム・コンセルトヘボウとの録音ではボーイ・ソプラノを起用していたが、第4楽章の歌唱の部分は間違いなくこの最初の録音のものが勝ると思うし、このDSDマスターからの復刻LPレコードの音質は57年前のものとは到底思えないくらいに高音質である。熱いエネルギッシュな演奏だと思うが、良く統率されており、端正な美しさが必要な部分はそのように演奏され、この時代のニューヨーク・フィルの能力の高さが良くわかる。昔聴いたLPレコードより数段音質は良くなっている印象で、素晴らしい盤である。


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2017年6月 6日 (火)

マーラー 交響曲 第3番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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マーサ・リプトン(メゾ・ソプラノ) スコラ・カントルム女声合唱団 トランスフィギュレーション教会少年合唱団 1961年録音、DSDマスターからの復刻LPレコード。

180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中のもの。このLPレコードは初出盤と同じ6つ目レーベルになっていて、レーベルもオリジナルに近い復刻となっている。

バーンスタインのマーラー第3交響曲は、旧録音のこの演奏の方が新しい再録音盤より良いという人も居る。私も第一楽章と終楽章はこの旧録音の方が良いと思う。第一楽章の力強さは暴れまわる様な感じで、終楽章は前半の静かな開始部分は静寂感がありながらタメの聴いた表現が見事で、後半の高揚感のある喜びにあふれた感動的な演奏は、50年以上を経ても決して色あせていない。弦楽器の美しさ、特にピアニシモでの静寂感がきちんと再生出来るレコードプレーヤーで聴くと、アナログLPならではの良さが味わえる良盤である。私のレコードは第3番に関しては気になるノイズは無く、プレスも全く問題なかった。

尚、この15枚組セットは、紙の内袋にそのまま入っているので、ポリエチレンの内袋に入れて保存したほうがスレキズが付きにくく良いと思う。


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2017年6月 2日 (金)

マーラー 交響曲第2番「復活」/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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ジェニー・トゥーレル(メゾ・ソプラノ)、リー・ヴェノーラ(ソプラノ) 、 カレッジエート合唱団 1963年録音、DSDマスターからの復刻LPレコード。180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中のもの。

すこぶる音質は良い。バーンスタインの情熱あふれる指揮にニューヨークフィルもよく反応していて引き締まったダイナミックな名演奏である。晩年の1987年のドイチェ・グラモフォン盤は、ゆっくりな演奏なので、それに慣れるとこの演奏は早く感じる。バーンスタインらしい粘りのあるロマン性を感じるスタイルは、新旧どちらの演奏にも感じられるもの。また、この時代のニューヨークフィルの能力の高さを感じることが出来る演奏でもある。

通常CDもかなり良い音質だけれども、音の肉厚感とか重厚感はLPレコードの方が上回る。プレスの関係で少しチリノイズが出る所もあるが、それはあまり気にならない。単純計算でこのLP2枚で2200円位になるのだが、現行発売されているSACDよりも安く、やはりお買い得なLPレコードだったと思う。


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