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2018年3月

2018年3月30日 (金)

サイドワインダー/リー・モーガン(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

The_sidewinder

2017年12月にEsotericから発売されたグレート・ジャズ・セレクション 6 という6枚組SACD/CDハイブリッド盤セットのうちの1枚。グレート・ジャズ・セレクション 6 は、JAZZの名盤中の名盤を集めた6枚組のボックスで、レーベルもバラバラである。

ウィントン・ケリー/ケリー・ブルー
ビル・エヴァンス/ワルツ・フォー・デビイ
ウェス・モンゴメリー/フル・ハウス
バド・パウェル/ザ・シーン・チェンジズ
リー・モーガン/ザ・サイドワインダー
オスカー・ピーターソン/プリーズ・リクエスト

CD層を聴いた感想だが、何れもかなり高音質で、このサイドワインダーは、低域を欲張らず、引き締まって力強いドラムとベースの上に中域のぶ厚い管やピアノが乗っかっているような音創りで、昔のLPレコードのバランスに似ている。それでいてすこぶる鮮明である。i以前Esotericから発売された、ブルーノート・レーベル6グレート・ジャズのセットとはかなり音質傾向が異なるマスタリングである。

1970年代前半のプレスと思われるブルーノート・レーベルがリバティに吸収された後の米国盤LPと1990年代後半に発売された180g重量盤の聴き比べを1月にやったが、古いリバティ盤の方に近いバランスのような感じだ。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-a7f5.html

大きい音で聴くとリー・モーガンのトランペットやジョー・ヘンダーソンのテナーサックスが、鮮烈で、ジャズはこうでなくちゃ、と思わせるようなディスクだと感じた。


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2018年3月27日 (火)

ワルツ・フォー・デビー/ビル・エヴァンス・トリオ(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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これは、2017年12月にEsotericから発売されたグレート・ジャズ・セレクション 6 という6枚組SACD/CDハイブリッド盤セットのうちの1枚。もうすでにこのセットは限定2000箱が完売なのだそうである。

CD層を聴いても、鮮明で各楽器の音色が鮮明で美しい。クラブ“ヴィレッジ・ァンガード”の雰囲気が良くわかる。観客の喋り声や食器のカチャカチャした音がバックグラウンドで聞こえる中で、これだけのバランスで録音されていた事に改めて驚いた。1961年6月25日に録音されたものだが57年前というのが信じられないほど。このJAZZの名盤中の名盤が良い音質でリマスターされた事に感謝したい。この6枚セットの中のオスカー・ピーターソン・トリオのWE・GET・REQUESTSが、ハイレゾで販売されているものよりも、Esoteric盤の方が良かったので、ハイレゾを購入するのを躊躇している。というか、ここまで音質が良ければハイレゾは不要じゃないかとも思う。

実は、「ワルツ・フォー・デビー」は通常のCDの音質では満足できず、Analog Productions高音質アナログLPでも持っていて(しかも2枚も!)、いつもアナログで聴いていたが、このハイブリッド盤なら不満が無い。

ワルツ・フォー・デビー/ビル・エヴァンス(Analog Productions高音質アナログLP)

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-b9fe.html


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2018年3月23日 (金)

ロッシーニ セビリアの理髪師/ヴァルヴィーゾ、ナポリ・ロッシーニ管弦楽団他(英DECCAオリジナル盤)

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アルマヴィーヴァ伯爵: ウーゴ・ベネッリ
フィガロ: マヌエル・アウセンシ
ロジーナ: テレサ・ベルガンサ
ドン・バルトロ: フェルナンド・コレナ
ドン・バジリオ: ニコライ・ギャウロフ
ベルタ: ステファニア・マラグー

シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮
ナポリ・ロッシーニ合唱団&管弦楽団 録音:1964年

ベルガンサ、ギャウロフなど、当時はまだ若かった歌手が多く参加していて、そのような事もあるのか、闊達で若々しい演奏。ドン・バルトロのフェルナンド・コレナやアルマヴィーヴァ伯爵のウーゴ・ベネッリもツボにハマって良い。今日のピリオド楽器によるオーケストラの演奏より重厚で若干古い感じもあるけれど、躍動感があり、なかなか良い演奏だと思う。テレサ・ベルガンサは、アバド盤でもロジーナを歌っているが、こちらの方が声が若々しく瑞々しい。

音質は、Fレンジは狭く音場も狭いが濃厚でありながら鮮明で、歌手の声に実在感がある。

例によって、リブレットの配役の写真を載せてみる。

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こちらはハイライト盤で、1970年代に発売されたスモールDECCAレーベルのもの。

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ハイライト盤は、序曲や有名なアリアは聴けるが、やはり全曲の流れみたいなものがわかりにくいので、つまみ食いする時かけるのみだ。オリジナル盤だけでなく、これも音質はかなり良い。


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2018年3月20日 (火)

Bach 平均律クラヴィーア曲集第1巻 /ピエール=ロラン・エマール(24bit 96K flac)

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e-オンキヨーで、バッハ生誕333年記念でプライスオフキャンペーンが5月13日まで行われていて47タイトルが安くなっている。この音源は通常価格¥4200のところ何と¥1000である。CDでも発売されているが、輸入盤のCD(2枚組)より安い。2014年録音。演奏時間は1時間52分。

e-オンキヨーの当該サイト

http://www.e-onkyo.com/music/album/uml00028947933533/

ピエール=ロラン・エマールは、12歳でオリヴィエ・メシアンの妻、イヴォンヌ・ロリオに見い
だされ、1973年メシアンコンクール1位。現代音楽が得意のようであるが、このバッハを聴くとそのピアノの透明感の伴う美しさに聞き惚れてしまう。テンポの変化は自在でありながら明晰な感じの演奏で、独特の美学が宿るものだと思う。


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2018年3月16日 (金)

バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ3番、パルティータ2番/チョン・キョンファ(スーパーアナログディスク)

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2016年に録音されたチョン・キョンファによるバッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータのLPレコードが発売されたので、1974年録音の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ3番、パルティータ2番のスーパーアナログディスクを出してきて、聴いてみた。このLPレコードは1996年発売なので、もう20年以上前になる。カッティングは日本のキング・レコードでなされ、プレスは米国のRTI社で行われたもの。ジャケット写真は20歳代という事もあり、とても若い。

演奏は、熱血型で、2016年の演奏とはだいぶ違う。ジュリアード音楽院で学んだイヴァン・ガラミアン教授はヴァイオリンの名教師だったのと同時に、優れたバッハの研究家でもあったので、恩師から受け継いだ音楽解釈や奏法などもあるのだろう。この時期に録音されたものはソナタ3番、パルティータ2番のみだったのは残念だと思っていたが、漸く全曲録音が完成して溜飲が下がった。


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2018年3月13日 (火)

バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ/チョン・キョンファ(180gLP3枚組)

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これは、2016年に録音されたチョン・キョンファによるバッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ/のLPレコードで、つい先日発売になったばかり。CDではすでに発売されている。

一通り聴いてみると、1974年にDECCAに録音したパルティータ2番とソナタ3番よりも、熱い挑戦的な情熱は少ないものの、むしろチョン・キョンファならではの節回しや熟成されたロマンを感じさせる演奏は、只者ではないものだと思う。古今のバッハ 無伴奏の名演奏にまた一つ新しいものが加わったという感慨がある。

チョン・キョンファは1948年生まれであるから、70歳に手が届こうとする年齢で漸く全曲をスタジオ録音したというのも驚きであるが、指の怪我で数年間ヴァイオリンを全く弾けなかった時期があった事など全く無かったかのように技巧的には衰えは無い。むしろ、弾けなかった時期にスコアを研究したりしたことがプラスに働いているように思える。そして、この録音がLPレコードでも発売された事を喜びたい。

プレスの質は、輸入盤としてはかなり良く、私の購入したものは気になるノイズはなかった。ジャケットは見開きで、通常は1枚ずつ2枚入るようなものの片方に1枚、もう片方に2枚まとめて入っていた。


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2018年3月 9日 (金)

ラスト・ライヴ・アット・ダグ/グレース・マーヤ(SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、2006年12月25,26日におけるライブ録音で、新宿にあるDUGというJAZZライブハウスの最後のコンサートの模様をDSD録音一発録りで行ったもの。

実際、この録音は、長く続いたライブハウスへの思い入れのあるミュージシャンと観客が一体となっている類まれな記録であって、録音もすこぶる良いものだと思う。SACDプレーヤーが無くても、CD層を普通のCDプレーヤーで聴いても充分にその良さは判ると思う。

尚、JAZZライブハウスDUGは、オーナーの高齢による引退で終了したものの、息子さんが跡を継いでジャズ・バー[new DUG]として再興されている。

この音楽ソフトを知ったのは、2月25日に静岡の[すみやサウンドギャラリー]というオーディオ店で、アキュフェーズ、ラックスマン、エソテリックという、現在の日本を代表するオーディオ・メーカーのフラッグシッププリメインアンプ、3機種の聴き比べが出来る試聴会でかかっていたものだった。試聴会は前日にも行われていて、前日の試聴会を聴いた知人から、面白いから是非聴いてこいという電話をもらい、たまたま時間もあったので出かけてみた。試聴会の中でこのディスクの4曲目のMona Lisaという曲をエソテリックの担当の方がかけてくれて、気に入ったので自分も欲しくなり、演奏者とタイトル名を聞いて早速取り寄せてみたのだ。

すみやサウンドギャラリー フラッグシッププリメインアンプ スクランブル試聴会

http://www.sumiya-sg.co.jp/topics/event2/index.html

この音源は、ハイレゾ・データとしては販売されていないようであるが、データだけのハイレゾではなく、パッケージ・ディスクを買って良かったと思った。ライナー・ノーツにはDUG店主の中平穂積氏が長い歴史の有るDUGの思い出というべきものが書かれていて、そういった物もこのディスクには必要不可欠なものだと思うからだ。

尚、この音源についてネットであれこれ検索したら、[逸品館]という大阪のオーディオ店が、1曲目の[Root 66]を試聴用に使っていて、ユーチューブにアップされていたので貼り付けてみる。尚、この曲のみ、トランペットの日野皓正さんがサプライズゲスト出演して、ごきげんな日野トーンが聴ける。


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2018年3月 6日 (火)

We Get Requests/オスカー・ピーターソン・トリオ(24bit 96K flac)

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3/6まで、つまり本日までe-オンキヨーで“ジャズ・ピアノ” プライスオフ・キャンペーンがあって、安くなったWe Get Requests/オスカー・ピーターソン・トリオ(24bit 96K flac)を買ってみた。

高音質な重量盤LP 、EsotericSACD/CDハイブリッド盤があるのだが、24bit 96K flacなら、どんな音質だろうという興味があったのと、価格が¥1800とリーズナブルだと思ったから。

ハイレゾの音質は通常のCDよりも高音質なものが多いが、この音源に関してはEsotericSACD/CDハイブリッド盤のCD層の方が鮮明で良い音質だと感じた。一番の違いはベースの音がEsotericSACD/CDハイブリッド盤だと弾けるように締まって鳴るのに、24bit 96K flacでは、ベースの音に締りが無くダランとした感じであったし、空間表現でもEsotericSACD/CDハイブリッド盤は優れていた。この感想は、同じDAコンバーターを使ってEsotericSACD/CDハイブリッド盤はディスクを直接CDトランスポートに入れてかけ、ハイレゾはパソコンからDAコンバーターにUSBで繋いで聴いたものだ。

更に条件を揃えるために、EsotericSACD/CDハイブリッド盤のCD層を圧縮無しにリッピングし16bit/44.1KのWAVファイルにして同じパソコンで聴いてみたが印象は変わらなかった。データ的には24bit 96K flacのハイレゾの方が有利なはずなのに、そうではなかったのは、リマスターの違いが大きいのだろう。


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2018年3月 2日 (金)

We Get Requests/オスカー・ピーターソン・トリオ(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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これは、2017年12月に発売されたグレート・ジャズ・セレクション 6 のうちの1枚。グレート・ジャズ・セレクション 6 は限定2000セットの発売で、すでに発売元のEsotericは完売して在庫は無いらしい。

We Get Requests/オスカー・ピーターソン・トリオは、1964年録音のジャズの名盤中の名盤で、クラシック中心に聴くようなリスナーにもわかり易い音楽で、しかも音質はかなり良い。特に、EsotericSACD/CDハイブリッド盤ではCD層を聴いても音の鮮度やしなやかさが際立っている。Truck6のユー・ルック・グッド・トゥ・ミーでのレイ・ブラウンのアルコのベースで始まる曲を手持ちのLPレコードと比べて聴いてみた。

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このLPレコードは、20年位前に購入した180g重量盤で、当時、このLPレコードの音質の良さに驚いたのを覚えている。EsotericSACD/CDハイブリッド盤はこのLPレコードと比べても遜色ないような音質で聴ける。デジタルもここまで音質が良くなってきたのか、と感じた。

We Get Requests/オスカー・ピーターソン・トリオはやはりエバーグリーンな生命力を持った名演奏・名盤であることを再確認した。


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