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2018年4月

2018年4月27日 (金)

リヒャルト・シュトラウス ナクソス島のアリアドネ/カラヤン、フィルハーモニア管

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エリーザベト・シュヴァルツコップ(S:プリマドンナ/アリアドネ)
リタ・シュトライヒ(S:ツェルビネッタ)
イルムガルト・ゼーフリート(S:作曲家)
ルドルフ・ショック(T:テノール歌手/バッカス)
カール・デンヒ(Br:音楽教師)
ユーグ・キュエノー(T:舞踏教師)
ヘルマン・プライ(Br:ハルレキン)
アルフレート・ノイゲバウエル(執事)、他
フィルハーモニア管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音は1954年でモノラル。このLPレコードは1981年発売の英国再発盤。疑似ステレオではなくモノラルのまま。カッティングは1980年前後の時代に合わせ、普通のステレオカートリッジを使って再生してバランスの良い再生音になるようになっていて、ステレオの広がりは無いものの、とても古い録音とは思えない良い音質である。

作曲者が亡くなって10年に満たず、まだフルトヴェングラーが存命中で、カラヤンがベルリンフィルの音楽監督に就任する前の録音。颯爽としたテンポ感の中に緻密で美しいリヒャルト・シュトラウスの音楽があり、古さを感じさせない。歌手陣は特にエリーザベト・シュヴァルツコップ、リタ・シュトライヒ、イルムガルト・ゼーフリートという3人の女性陣が素晴らしい。

再発盤であるがゆえにオリジナル盤のジャケットデザインとは異なるし、リブレットにはドイツ語から英語への対訳はあるが歌手やカラヤンの写真などは一切載っていないのが残念。しかし、音質はかなり良いので、入手して良かったと思っている。


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2018年4月24日 (火)

サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番他/ミルシテイン、フィストゥラーリ、フィルハーモニア管 他

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これは、英EMIの再発廉価盤LPで、1973年発売。

収録曲

SIDE1:サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番 ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、アナトール・フィストゥラーリ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団 1964年初出

SIDE2:ショーソン 詩曲 ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、アナトール・フィストゥラーリ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団 1964年初出

サン=サーンス 序奏とロンド、カプリチオーソ ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ワルター・ズスキント(指揮) コンサート・アーツ管弦楽団 1960年初出

オリジナル盤はサン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番とショーソン 詩曲のみがカップリングされ、序奏とロンド、カプリチオーソは、別のLPレコードで発売されていた。

Esoterocから、チョン・キョンファのヴァイオリンによる協奏曲集が出たので、チョン・キョンファのLPレコードをまとめて聴いたのだが、情熱が爆発している芸風にいささか食傷気味になったので、ミルシテインの洗練された芸風のものが聴きたくなってLPレコードやCDを聴き直している

この3曲を通して聴いてみると、ナタン・ミルシテインの芸風みたいなものが明らかになる。洗練された高貴な美しさがあってそれでいて、大家らしいヴィルトォーソ的な芸風を併せ持っている。

来月には、タワーレコードから、1970年代にミルシテインがドイチェ・グラモフォンに録音した音源が、SACDハイブリッド盤で発売になる。

http://tower.jp/item/4720274

全てLPレコードとCDで持っているが、取り敢えず予約注文した。1970年代のドイチェ・グラモフォンの録音は、今回発売になるSACDハイブリッド盤以外ではバッハの無伴奏があるだけで、スタジオ録音のレコードはベートーヴェンやブルッフ、サンサーンス、ドヴォルザーク、グラズノフなどの協奏曲は1960年代以前のEMIなどの録音のものがあるだけである。EMIに残されたステレオ録音もSACDハイブリッド盤で出ないのだろうか?


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2018年4月20日 (金)

チャイコフスキー ドヴォルザーク 弦楽セレナード/コリン・デイヴィス、バイエルン放送o.(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2018年3月に発売されたEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚。

1986年(ドヴォルザーク)、1987年(チャイコフスキー)の録音で、デジタル初期の録音。44.1KHz/16bitで録音されているはずだが、96KHz/24bitにアップサンプリングされたマスターからリマスターされていて、潤い感や音の厚みが感じられる様に仕上がっている。

コリン・デイヴィスとバイエルン放送交響楽団は、恣意的な音楽造りは無く、極めて正統的な演奏で、なおかつ分厚い響きを醸し出しており、録音から30年を経て、今尚、名盤と呼ばれるだけの事はある演奏である。音質も当時の水準以上のものがある。

44.1KHz/16bitで録音されたもののSACDは、元の音源よりも器の大きいフォーマットに収まっているので、一見、ニセレゾのような無駄な感じがするが、リマスターが良い事もあって充分に存在価値があると思う。


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2018年4月17日 (火)

シベリウス&ブルッフ ヴァイオリン協奏曲他/チョン・キョンファ(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2018年3月に発売されたEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲: アンドレ・プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団(1970年録音)

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲: ルドルフ・ケンペ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1972年録音)

ラヴェル ツィガーヌ サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ: シャルル・デュトワ ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1977年録音)

指揮者が異なる3つの録音の詰め合わせで、録音の状態も異なるが、若いチョン・キョンファの素晴らしい記録が良い音質でリマスターされたものだ。これらの音源は、LPレコードでも持っているが、このSACD/CDハイブリッド盤は特に低域の伸びがあって独奏ヴァイオリンの音色も良いし、実在感があるような濃い音で聴けるのが良い。漸くLPレコードに固執しなくても良いと思えるクオリティのものが出てきた印象である。

情熱としなやかさ美しさを備えたヴァイオリンは、若い時期だからこそなのかも知れない。この盤も限定発売で、すでに生産は完了している。欲しい方は有るうちに買っておく事をお薦めする。この盤も数年後にはプレミアムが付いてしまうかも知れない。


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2018年4月13日 (金)

R・シュトラウス 「ダフネ」全曲/ハイティンク、バイエルン放送響

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ベルナルト・ハイティンク指揮 バイエルン放送交響楽団

キャスト
ダフネ: ルチア・ポップ     
アポロ: ライナー・ゴールドベルク
ペナイオス: クルト・モル     
ゲーア: オルトルン・ウェンケル
ロイキッポス: ペーター・シュライアー

「ダフネ」は、リヒャルト・シュトラウスが1937年頃作曲したもので、初演は1938年にカール・ベームによって行われ、カール・ベームに献呈された。初演者ベームによる名盤もあるが、ハイティンクの「ダフネ」は、それと比べても劣らない名盤だと思う。まず、ハイティンクの統率は重厚感がありながら美しく官能的な音楽を形成しており、特に終幕近くのダフネが月桂樹に変わる場面は、リヒャルト・シュトラウスの作曲した音楽の中でもとくに美しいと感じさせると思う。

そして、キャストが揃っている事、特にタイトルロールのルチア・ポップは、この録音だけでも、後の世まで語り継がれるような名唱で、独壇場とも言える。この録音は、ハイティンクの「ダフネ」というより、むしろルチア・ポップの「ダフネ」というべきだろう。ギリシャ神話を元にしたもので、物語や台詞は凡庸なのかもしれないが、音楽は素晴らしいものなので、私的には映像の無いLPレコードやCDで聴いても退屈しない。

日本では、「薔薇の騎士」を除いてリヒャルト・シュトラウスのオペラは人気がない。だから、CDで国内盤が発売されてもすぐに廃盤になってしまう。中古LPレコードも人気がないので非常に安い。しかし、この音源の芸術性というのは、至高のものであるのは間違いない。

これは、1982年デジタル録音のLPレコードで、発売は1984年。1980年前後頃からメジャーレーベルのクラシック音源はデジタル録音が始まり、1982年にCDというメディアが登場したので、LPレコードからCDへの移行期に発売されたものだ。1980年代になるとLPレコードは薄く軽くなる。音質はタイトで細身な感じ。しかし、1970年代以前のレコードよりも高域が伸びていてS/Nが良い。


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2018年4月10日 (火)

ケリー・ブルー/ウィントン・ケリー(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年12月にEsotericから発売されたグレート・ジャズ・セレクション 6 という6枚組SACD/CDハイブリッド盤セットのうちの1枚。1959年の録音。

前回ご紹介した、ザ・シーン・チェンジズ/バド・パウエル(Blue Noteレーベル:1958年録音)のもののようなマルチモノ的なステレオとは異なり、同じステレオとは言っても、この「ケリー・ブルー/ウィントン・ケリー」は普通のステレオであり、自然な音質だと感じる。これは、Riversideレーベルの特徴なのかも知れない。

LPレコードで聴くと若干もやっとした感じがあるのだが、アナログ的な実在感とデジタルの明晰さを兼ね備えたような良質な音質であり、リマスターは成功している。

参加ミュージシャン  ウィントン・ケリー:(ピアノ)、ポール・チェンバース:(ベース)、ジミー・コブ:(ドラムス)、ナット・アダレイ(コルネット)、ベニー・ゴルソン(テナー・サックス)、ボビー・ジャスパー(フルート)

この盤は、とても有名なので国内盤のLPレコードも持っているが、もう要らないと思う。どうしてもアナログレコードで聴くのなら、オリジナルかそれに近いアメリカ盤、あるいは質の良い復刻盤を探すしか無いだろう。

これで、グレート・ジャズ・セレクション 6 の6枚は全部ここに書いた。いわゆるJAZZの名盤をレーベルに関係なく集めたものだが、どれも高音質に仕上がっており、限定2000セットがあっという間に売り切れてしまったのも必然だと思う。


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2018年4月 6日 (金)

ザ・シーン・チェンジズ/バド・パウェル(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年12月にEsotericから発売されたグレート・ジャズ・セレクション 6 という6枚組SACD/CDハイブリッド盤セットのうちの1枚。1958年の録音。

クラシック音楽ならば、本格的なステレオ録音が開始されていたのだが、この録音はステレオといっても、右chにドラムスとベース、左chにピアノが入ったマルチモノ録音のようなステレオである。こんなステレオ盤よりも潔くモノラルの方がよっぽど良いと思う。JAZZの初期盤LPはモノラル盤の方が人気があり値段が高いが、こんなステレオ盤ばかりなら、モノラルの方が良いと、私も思う。この音源をリマスターする時、なぜモノラルでやらなかったのだろうと疑問が残る。

解説書に、最初の曲の「クレオパトラの夢」ほど有名な曲はないだろうと書かれていたが、最近まで、私はこの曲を知らなかった。本当に有名な曲なのか?勿論、何回も聴き込むことで、この人のピアノやこの曲の良さはわかってきたが、百歩譲ってもJAZZで一番有名な曲じゃないだろうね。

リマスターの音作りは、ブルーノートレーベルのアナログLPみたいな感じなバランスの上に鮮明な感じで、最新のリマスターらしい良さは感じた。


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2018年4月 3日 (火)

フル・ハウス/ウエス・モンゴメリー(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年12月にEsotericから発売されたグレート・ジャズ・セレクション 6 という6枚組SACD/CDハイブリッド盤セットのうちの1枚。1962年の録音。

ウエス・モンゴメリー(ギター)、ジョニー・グリフィン(テナー・サックス)、ウイントン・ケリー(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、ジミー・コブ(ドラム)

この音源は、日本ビクタープレスのLPレコードでも持っているが、音の鮮度が全く違い、EsotericSACD/CDハイブリッド盤の方がずっと鮮度が高い音質である。ライヴレコーディングらしい場の雰囲気もEsoteric盤の方が良くわかる。私的には、国内盤のLPレコードはもう要らない。

この録音とは違う演奏だが、フル・ハウスという曲を演奏している動画がユーチューブにあったから貼り付けてみた。

ピックを使わず右手の親指だけでこれだけの演奏をしている。 ギターという楽器は、ジャズでは目立ちにくい感じがするが、この人のギターは聴いただけでウエス・モンゴメリーだとわかるような個性と輝きがある。


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