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2018年4月13日 (金)

R・シュトラウス 「ダフネ」全曲/ハイティンク、バイエルン放送響

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ベルナルト・ハイティンク指揮 バイエルン放送交響楽団

キャスト
ダフネ: ルチア・ポップ     
アポロ: ライナー・ゴールドベルク
ペナイオス: クルト・モル     
ゲーア: オルトルン・ウェンケル
ロイキッポス: ペーター・シュライアー

「ダフネ」は、リヒャルト・シュトラウスが1937年頃作曲したもので、初演は1938年にカール・ベームによって行われ、カール・ベームに献呈された。初演者ベームによる名盤もあるが、ハイティンクの「ダフネ」は、それと比べても劣らない名盤だと思う。まず、ハイティンクの統率は重厚感がありながら美しく官能的な音楽を形成しており、特に終幕近くのダフネが月桂樹に変わる場面は、リヒャルト・シュトラウスの作曲した音楽の中でもとくに美しいと感じさせると思う。

そして、キャストが揃っている事、特にタイトルロールのルチア・ポップは、この録音だけでも、後の世まで語り継がれるような名唱で、独壇場とも言える。この録音は、ハイティンクの「ダフネ」というより、むしろルチア・ポップの「ダフネ」というべきだろう。ギリシャ神話を元にしたもので、物語や台詞は凡庸なのかもしれないが、音楽は素晴らしいものなので、私的には映像の無いLPレコードやCDで聴いても退屈しない。

日本では、「薔薇の騎士」を除いてリヒャルト・シュトラウスのオペラは人気がない。だから、CDで国内盤が発売されてもすぐに廃盤になってしまう。中古LPレコードも人気がないので非常に安い。しかし、この音源の芸術性というのは、至高のものであるのは間違いない。

これは、1982年デジタル録音のLPレコードで、発売は1984年。1980年前後頃からメジャーレーベルのクラシック音源はデジタル録音が始まり、1982年にCDというメディアが登場したので、LPレコードからCDへの移行期に発売されたものだ。1980年代になるとLPレコードは薄く軽くなる。音質はタイトで細身な感じ。しかし、1970年代以前のレコードよりも高域が伸びていてS/Nが良い。


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