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2018年6月 5日 (火)

プッチーニ トゥーランドット/モリナーリ=プラデッリ、ローマ歌劇場、ニルソン、コレルリ、スコット他(タワーレコード SACD/CDハイブリッド盤)

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アナログ時代の[トゥーランドット]の名盤が高音質SACD/CDハイブリッド盤でついにというか、やっと発売された。

ビルギット・ニルソン(トゥーランドット)
フランコ・コレルリ(カラフ)
レナータ・スコット(リュウ)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)、ローマ歌劇場

1966年録音

TOWER RECORDS Definition Series SACD/CDハイブリッド盤で800セット限定。ジャケットはハードカバー・デジパック仕様で、日本語対訳付き。マスタリングはJVCの杉本一家氏が行っている高音質盤。それでいて、¥5500(税抜き)というリーズナブルな価格である。尚、800セットの何番目かというシリアルナンバーがジャケ裏に付いている。ただし、購入時には帯に隠れて見えない位置。(シリアルナンバーは、000に変更しています)

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この[トゥーランドット]は、LPレコード時代、長らく決定盤として君臨してきた。主役の3人は、これ以上無いくらいに素晴らしい。トゥーランドット姫のビルギット・ニルソンは、ラインスドルフ盤よりもドラマチックにスケール大きく歌う。また、カラフ王子のフランコ・コレルリも、ニルソンのトゥーランドット姫に一歩もひけをとらない情熱的な歌を聴かせてくれる。二人が歌う謎解きの場面は、これ以上にスリリングな他の録音を知らない。トゥーランドット姫もカラフもダイナミックかつ情熱的に歌える歌手が本来歌うべき役なのだが、この盤ではそれが理想的だ。また、リュー役のレナータ・スコットは、ややスピントな美しい声でこれまた素晴らしい。

[トゥーランドット]というオペラは、プッチーニ自身が最後まで完成させられなかったこともあり、一番の聴きどころは、ピン、パン、ポンの宮仕えのつらさや望郷の思いを歌う部分、謎解きの場面、誰も寝てはならぬからリュウの死までの3つの部分だと思う。その何れもが、この盤は最高の状態で聴ける。唯一気になるところは、フランコ・コレルリの歌の汗臭いイタリア男のような癖だが、それはカラフには良い方向に働いていて欠点にはなっていない。

で、音質だが、従来のCDよりも声の質感が良く実在感があって、英国盤のLPレコードを聴いていた自分にもあまり違和感が無い。とても良いリマスターだと思う。

最近のオペラの国内盤CDは日本語対訳が無いものが多い。敢えて対訳を付けた事も称賛したい。ただ、オリジナルに近いLPレコードを持っている人から見ると、対訳は付いたが出演者の写真などが無く、それはとても残念であるし、初期盤のLPレコードを見たことがない人は、これらの写真には出会うことがないだろう。なので、英国盤のLPレコードにあった写真を貼ってみる。

LPレコードのジャケット裏写真 フランコ・コレルリ(カラフ)

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LPレコードのリブレット表紙

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メトロポリタン歌劇場でのニルソン(トゥーランドット)とコレルリ(カラフ)

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録音時の風景

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フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮者)

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スコット(リュウ)とコレルリ(カラフ)

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合唱のリハーサル

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児童合唱

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ジャコモ・プッチーニの写真

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音の良い復刻SACD/CDハイブリッド盤を入手したものの、これらの写真の有無だけで、手持ちのLPレコードは捨てられない。


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