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2018年9月11日 (火)

ドヴォルザーク チェロ協奏曲/ロストロポーヴィチ、小沢、ボストン響(96kHz/24bit FLAC)

Dvork_cello_concerto_tcha

e-オンキヨーで、9月15日までワーナーミュージック・ジャパン 夏のクラシックセールというのをやっていて、このコンテンツが目に付いた。この音源は、LPレコードでも持っていて、だいぶ前にCDで買った事があったが、LPのような弦の響きが出てこず、音楽自体もCDだとつまらなく感じたのでLPだけを残していた。

ロストロポーヴィチはドヴォルザークのチェロ協奏曲をスタジオ録音だけでも7回行っている。一番有名なのは、1960年代後半に、5回目に録音したカラヤン/ベルリンフィルと入れたドイチェ・グラモフォン盤だ。カラヤン/ベルリンフィル盤は、ロストロポーヴィチとカラヤン/ベルリンフィルの丁々発止がスリリングで良いのだが、この小沢/ボストン響盤は、7回目、すなわちロストロポーヴィチの最後に録音したドヴォルザークのチェロ協奏曲であり、ロストロポーヴィチ自身が、レコード会社のエラートに対して、今後、自身のドヴォルザークのチェロ協奏曲の録音は行わないと誓約し、一筆したためたほど自分自身で納得の行く録音であったらしい。

実際に、過去の録音のものは技巧的には素晴らしいが表現が過剰でいささか鼻につく感じがあったが、この録音では円熟した技巧と表現力で、この協奏曲の寂寥感や東欧的な雰囲気を良くかもしだしており、小沢/ボストン響のサポートもとても良く、素晴らしく練られた名演奏になっていて、7回のスタジオ録音の中でも出色の出来なのだ。なので、私は、この録音の方がカラヤン/ベルリンフィル盤より好きだ。

一緒に収録されているチャイコフスキー ロココの主題による変奏曲も素晴らしい。ただ単に技巧が優れているというだけではなく、緩急を自在にし、この曲のロマン的な部分をあぶり出しているし、小沢/ボストン響も素晴らしい。

1985年のデジタル初期の録音だから、このハイレゾが96kHz/24bitであっても、録音時のマスターは44.1K/16bitなはずで、いわゆるアップサンプリングされた偽レゾというやつだ。でも値段が¥1400足らずということで手に入れてみた。

偽レゾだと解っていても、音質向上は明らかに認められ、今後、かけるのが面倒なLPレコードでなくても楽しめるような音質であった。リマスターによる音質向上の影響が大きいのであろう。弦楽器の質感がCDとは大違いであるし、音場の出来方も薄っぺらにならない。興味ある方は、15日までに購入して聴いてみる事をお薦めする。

ワーナーミュージック・ジャパン 夏のクラシックセール(9月15日まで)

http://www.e-onkyo.com/feature/3156/


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