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2019年5月14日 (火)

メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」、フィンガルの洞窟/マーク、ロンドン交響楽団

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1959年録音のDECCA音源をキングレコードが1988年に180gの重量盤で復刻したスーパーアナログディスクの1枚。購入して30年以上が経過したものだが、久しぶりに聴いてみてノイズもほとんど無く楽しんで聴けた。

ペーター・マークは、モーツアルトが得意だったが、このメンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」、フィンガルの洞窟も、若々しく颯爽とした瑞々しい響きと感情移入で聴かせてくれるもので、録音から60年を経ても命脈を保っている名演奏だと思う。

スーパーアナログディスクの音質は評価が分かれるものだと思う。当時、私はほとんどのスーパーアナログディスクをリアルタイムで出れば買って聴いていたが、手元に残っているのは半分もない。英国盤と比べると音色が淡白で美しい響きで敵わないものが多い。しかしながら、Fレンジは広い。それは測定データにも現れている。

以下は、レコードに入っていたスーパーアナログディスクのテクニカルデータの抜粋である。
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1KHzの方形波をカッティングした状態の再生波形で、通常のLPレコードでは立ち上がりが丸まっているのに、スーパーアナログディスクは方形波の立ち上がりがほぼそのまま再現されている。これは20KHz以上がカットされているCDでは到底無理で、45KHz位までは記録出来ていることを示している。それは、マルチビット・デジタルではサンプリング周波数が90KHz以上でないと無理な芸当である。

スーパーアナログディスクは、私的に当たり外れが大きかった。それは、マスタリングという工程を経ずに、マスターテープから直接何もいじらずにカッティングしていたからじゃないかと思う。今の復刻盤はCDであれハイレゾであれSACDであれ、マスタリングして劣化した部分が目立たないように加工しているのだが、その工程が無いのである。逆にマスターテープの状態が良くバランスも良いものであれば、加工が無いだけ鮮明さで上回るはずなのだが。


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