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2019年6月14日 (金)

ロッシーニ セビリアの理髪師/セラフィン ミラノ交響楽団他(ALP1022-24)

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ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ロジーナ)
ニコラ・モンティ(アルマヴィーヴァ伯爵)
ジーノ・ベーキ(フィガロ)
メルキオーレ・ルイゼ(バルトロ)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バジリオ)他

ミラノ交響楽団&合唱団 トゥリオ・セラフィン(指揮)

1952年のモノラル録音の初期盤LPレコードで、蓄音機を覗いているニッパー犬のデザインのジャケットに入ったバラ3枚組。SIDE 1の裏面がSIDE 6、SIDE 2の裏面がSIDE 5、SIDE 3の裏面がSIDE 4というオートチェンジャーカットになっている。フラット盤で重量も今の重量盤と同じくらいある。英HMVのモノラル盤は1955年以降はグルーブガード盤になるので、このセットはそれ以前にプレスされたものだ。当時は、イコライザーカーブがRIAAに統一されていなかったので、この盤も本来ならNABカーブのイコライザーを通して聴くのがベストだと思う。

マリア・カラスのとか、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュが指揮しているようなやつを除けば、モノラル録音時代のオペラ全曲盤は格安なLPレコードが多い。このセットも格安で、新品のCDを買うのとそう変わらない値段であった。ただ、この時代の中古LPレコードを買うのに注意しなければいけないのはコンディションで、当時のレコードプレーヤーのピックアップは20g以上の針圧でかかるものもあり、聴きこまれたレコードは傷がなくてもダメージが大きいものもある。幸い、このセットはノイズも少なく、楽しんで聴ける良い状態であった。

このLPレコードを購入する気になったのは、トゥリオ・セラフィンがどのように手綱をとってオーケストラをドライブしているのかというのと、ロジーナを歌うヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスであった。もちろん、他の歌手も良いのだが。ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスは1960年代初めに、ヴィットーリオ・グイ指揮、ロイヤル・フィルとロジーナを歌ってセビリアの理髪師の全曲盤を録音していて、こちらは今聴いても完成度の高い名盤である。しかし、1952年のセラフィンとの当盤は、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスが20歳代の若い頃のもので、初々しさが残るもののオペラ歌手として充分に完成された歌を聴かせてくれ、私的にはそれだけで価値あるものになった。トゥリオ・セラフィンの手綱はシャープで引き締まっており、トスカニーニほどではないにしろ、明晰な感じがしてあまり古い演奏であるとは感じない。


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