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2019年6月11日 (火)

ブラームス ピアノ協奏曲第2番/バックハウス、シューリヒト、ウィーンフィル(英DECCA LXT 5365)

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1952年のモノラル録音のこの音源は、英DECCAプレスのオリジナルはLXT 2723で、このLXT 5365は1957年に発売された再発盤である。ジャケットは上下折返しのペラジャケで裏右下隅にJU57.11とあるので、ジャケットは1957年11月製だろうと思われる。レコード盤は外溝厚盤の銀文字で、ステレオ盤のSXL2000番台のレコードが発売されるよりも前のプレスである。もうこの時代になると1955年のRIAAカーブに統一されているので、現在の普通のRIAAフォノイコライザーを通して普通に聴ける。LXT 2723はRIAA統一前なので、DECCA FFRRカーブのイコライザーを通さないと正確な再生が出来ない。

この盤はネットオークションでわずか千円+送料で入手した格安盤なのでコンディションが心配だったが、60年以上前のレコードだという事を考えると状態はかなり良く、ノイズは少なく楽しんで聴けるレコードであった。アナログレコードが静かなブームになっているようだが、クラシックの中古盤はごく一部のアイテムが人気があり高価なだけで、それから少し外れたものはごく普通の値段で買える。

バックハウスのピアノ独奏によるブラームス ピアノ協奏曲第2番は、カール・ベームが指揮した1967年のステレオ録音のものが有名で、スケール大きなオーケストラに一歩も引かずに雄大に弾くピアノが素晴らしい名盤であるが、カール・シューリヒトが指揮するこの録音も、実直で素晴らしいオーケストラとコクのあるピアノが奏でる美しい演奏である。

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これは20年くらい前に入手した国内盤のCDで、同じ音源なのにピアノの音はかなり状態が良いのだが弦楽器が混濁し、ささくれたような音がしてつまらない。第3楽章のチェロが旋律を歌わせる部分などは、このCDはミソッカスな音しかせず、LPレコードの魅力を再確認せざるを得ない。古い音源であればあるほど、多少のノイズがあるものの状態の良いLPレコードの方が復刻CDよりも良い音質で聴けるように思う。その違いは、演奏の評価や感銘度合いも変えてしまうほどである。


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