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2019年6月18日 (火)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲/オイストラフ、クレンペラー、フランス国立放送o.(Tower Records Definition Series SACD/CDハイブリッド盤)

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今月、発売になったばかりのTower Records Definition Series SACD/CDハイブリッド盤の1枚。Tower Records Definition Seriesは、レコード会社が発売し難い音源を発掘して音質的にもコレクションアイテムとしても満足できるような形態で発売しているもの。オイストラフのブラームス ヴァイオリン協奏曲は、ジョージ・セル指揮、クリーブランド管弦楽団との1969年の録音が名盤として評価が高く、SACDでもLPレコードでも復刻されている。1960年のクレンペラー、フランス国立放送o.との録音は日陰の花のような存在なのかもしれない。しかし、私的には、クレンペラー、フランス国立放送o.との録音の方が好ましく感じる。なので、英国盤のLPレコード SAX2411も持っていて、このSACD/CDハイブリッド盤と聴き比べてみた。

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どこが、と言われると困るが、クレンペラーのどっしりとした重厚な音楽の中に、伸びやかに歌う美しいヴァイオリンがソロをとっている。第二楽章の歌わせ方は、ジョージ・セル指揮、クリーブランド管弦楽団の方が優れているが、第一、第三楽章は本ディスクの方が勝るように思う。同じEMIの録音であり9年の歳月が離れているが、英国盤のLPレコード同士で比較した場合に音質もクレンペラー盤の方が良いように感じていた。

このSACD/CDハイブリッド盤も、録音から60年近く経っているのにも関わらず、音質が良い状態に保たれている。マスターに経年による傷があるのは明白だが、それを補うだけのものがあるように思う。SACD層とCD層は別々にマスタリングされCD層を聴いてもその音質の良さはわかるが、SACD層はさらに肌理が細かくヴァイオリンの美しさが際立っていて、オリジナルに近いLPレコードと比較しても充分に対抗できるだけのクオリティに仕上がっている。

余白には、ベートーヴェン 三重協奏曲が入っている。

ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
レフ・オボーリン(ピアノ)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
マルコム・サージェント 、 フィルハーモニア管弦楽団 録音:1958年

こちらの演奏もなかなか良いし、音質も良い状態が保たれている。


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