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2019年7月

2019年7月30日 (火)

ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」/ムーティ、フィルハーモニア管(英国盤アナログLP3枚組)

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ナブッコ:マッテオ・マヌグエッラ (Br)
アビガイッレ:レナータ・スコット (S)
イズマエーレ:ヴェリアーノ・ルケッティ (T)
ザッカリア:ニコライ・ギャウロフ(B)
フェネーナ:エレーナ・オブラスツォワ (MS)
大司祭:ロバート・ロイド (B)
アバダッロ:ケネス・エドワーズ(T)アンブロージアン・オペラ合唱団  合唱指揮:ジョン・マッカーシー

フィルハーモニア管弦楽団 指揮:リッカルド・ムーティ

録音:1977年、1978年 アナログ末期の1970年代後半の英国盤のLPレコード

このムーティ フィルハーモニア管の「ナブッコ」は、アナログ録音時代の名盤としては、1960年代DECCA録音のガルデッリ、ウィーン国立歌劇場との双璧になるものだと思う。この時代のムーティは新進気鋭の若手指揮者で、情熱的で力感あふれる音楽作りをしている。「アイーダ」や「仮面舞踏会」も同様の傾向がある。現在のムーティとはかなり違いがある。

この録音の魅力として、第一に挙げたいのは、アビガイッレ役のレナータ・スコットの歌唱を挙げたい。1960年代の彼女はリリックな役で名を馳せたが、よりドラマチックな役を素晴らしい歌で、感動させずにはおれない。他の歌手も適材適所で全く穴がなく、録音も優れていて全体的にとても素晴らしいセットである。


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2019年7月26日 (金)

スリラー マイケル・ジャクソン(flac 176.4kHz/24bit)

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1980年代前半の大ヒットアルバムである。全米での通算売上は、イーグルスの「グレイテスト・ヒッツ1971-75」に次いで2位。そんなアルバムであるからハイレゾでも発売されているのだが、7月末まで通常より安いので買ってみた。アメリカ発売のオリジナルLPも持っているが、それに遜色ないくらいの良い音質だったので、とても満足している。

ポピュラー系の音楽は、ハイレゾで聴いてもCDと変わらないあるいは、もっと低スペックのmp3で聴けば良いじゃないのというような音質のものが多い中で、1970年代から1980年代のアナログ録音の一部のポップスはハイレゾで聴きたい高音質な音源に遭遇するが、このアルバムも間違いなくその1枚だ。


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2019年7月23日 (火)

ドヴォルザーク チェロ協奏曲 森の静けさ デュ・プレ、バレンボイム、シカゴ交響楽団(flac 96kHz/24bit)

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デュ・プレのドヴォルザーク チェロ協奏曲のハイレゾ音源が、e-Onkyo Musicで¥926という格安で売られていたので購入してみた。録音は1970年末でLPレコードは翌1971年に発売された。このハイレゾ音源は2011年のデジタルマスターを使ってリマスターされているようだ。通常のCDよりは音質は良いし、値段も単売されているCDよりも安いのでお買い得だったが、欲を言えばアナログ的なしなやかさや弦楽器の音色の良さが若干物足りない気がする。1970年代に発売された英EMIプレスのLPレコードと比較すると、それははっきりと自覚できる。LPレコードであっても、数年前にWARNER CLASSICSから発売された復刻重量盤は、同じ2011年のデジタルマスターを使っているためか音質が似ている。

スタジオ録音された協奏曲はこれが最後(室内楽を含めるとショパンとフランクのチェロ・ソナタが最後のスタジオ録音)で、この録音をした後、アメリカから帰国した後に体調不良が始まり、1973年には事実上引退に追い込まれる。多発性硬化症という難病が彼女を蝕み、1987年10月19日、42歳で病状悪化によりロンドンの自宅で死去するのだが、病気になる前の輝かしい記録で、録音から半世紀近く経つが未だに生命力を保っている名演奏なので、ハイレゾを聴ける環境にある方は、安いうちにダウンロードして聴いてほしい。


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2019年7月19日 (金)

オペレッタ・アリア集 フリッツ・ヴンダーリヒ

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フリッツ・ヴンダーリヒによる、オペレッタ・アリア集で内容は以下のジャケ裏写真のとおりで、レオ・ファル 喜歌劇「イスタンブールのばら」、「忠実な農夫」J・シュトラウス 喜歌劇「ベネツィアの一夜」F・レハール 喜歌劇「微笑みの国」、「ロシアの皇太子」から。このLPレコードのプレス時期は1960年代後半で、全てステレオ録音であり音質もかなり良く、フリッツ・ヴンダーリヒの美声を楽しんで聴ける。

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ドイツEMIに残されたオペレッタ録音の多くは、音質も良く復刻CDで聴いても楽しめるものが多いが、当時のLPレコードで聴くのも趣がある。格安中古盤であったが、盤の状態も良くて、得した感じがする。


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2019年7月16日 (火)

ザ・フレンチ・タッチ / ミュンシュ、ボストン交響楽団(200g重量盤LP Analoge Productions)

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手持ちに無かったLPレコードの復刻盤を買ってみた。Analoge Productionsが復刻したRCA Living StereoのLPレコードは、どれも水準が高く期待を裏切られる事は無かったが、このLPレコードも素晴らしい音質である。

収録曲
Side1
1.デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」
2.サン=サーンス 交響詩「オンファールの糸車」

Side2
ラヴェル 組曲「マ・メール・ロワ」
1.眠りの森の美女のパヴァーヌ
2.一寸法師
3.パゴダの女王レドロネット
4.美女と野獣の対話
5.妖精の園

シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
録音:1957年

現在生産されているクラシックのLPレコードの中ではかなり高価ではあるけれども、普通にデジタル音源からLP化した大手レコード会社のものよりも数段優れた音質であるし、また、盤質も良く、気になるノイズなどは殆ど無い。これが1957年の録音なんて、ただ、ただ驚くばかりだった。それだけではなく、シャルル・ミュンシュとボストン交響楽団の水準の高さ、フランス音楽のエスプリと情熱的な音楽が同居している。表現的には奇を衒う事はなく、これから後の時代にも標準的な模範演奏として生き残るだろうと思われる名演奏である。


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2019年7月12日 (金)

ヴァイオリン小曲集 ~ アンコール ミルシテイン( 180g 重量盤LP)

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ANALOGPHONICから発売された復刻LPレコードで、録音は1959年。このオリジナル盤の特にステレオ盤はとても高価なプレミアムが付いているので、持っていなかったので買ってみた。

曲目
SIDE 1
クライスラー :前奏曲とアレグロ                  
シューマン :夕べのうた
シマノフスキ :ノクターンとタランテ

SIDE 2  
ヘンデル :ラルゲット
クライスラー :中国の太鼓
:シチリアーノとリゴードン    
メンデルスゾーン :無言歌
ブラームス :愛のワルツ

ナタン・ミルシテイン(vn)
レオン・ポマーズ(pf)

ミルシテインは、ロシア出身のヴァイオリニストだが、その芸風はフランス的な優美で高貴な感じで、ことさらテクニックをひけらかしたり、しつこくねちっこく演奏するという事がない。この小品集でもそれは一貫していて、音楽的にガッカリすることは無かった。しかし、マスターが古いためか、音質的には若干ピアノがボケ気味だったり、テープのドロップアウトの補修痕がわかるような、オーディオ的にはいまいちな出来だと思う。高音質なレコードを探す人にはお薦めしないが、ミルシテインの芸術をアナログで楽しみたい人にはお薦めする。


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2019年7月 9日 (火)

悲嘆~ヴァイオリンのためのロマンティックアンコール集/コルホーネン、ケーニッヒ(180g重量盤LP2枚組)

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これは、米国のDORIAN RECORDINGSというレーベルから発売された音源を香港のSILKROAD MUSICレーベルがライセンスを取得して発売されたLP盤。DORIAN RECORDINGSは、21世紀になってからSONO LUMINUSレーベルに買収されたので、レコードのジャケットにはこれら3つのレーベルのロゴがついている。LPレコードのプレスはドイツで行われていて、1面あたり20分弱に収められ、CD1枚分の長さのものを余裕を持ってLP2枚にカットしていることもあり、非常にクオリティが高い音質である。ヴァイオリンの響きが美しくピアノの音色も鮮明。SACDでも復刻発売されているが、LPレコードならではの魅力がある音質であり、オーディオファンに強力にお薦めする。

ジャケットは見開きで高級感がある仕様である。

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SideA
ショパン/ミルシテイン編:夜想曲 第20番嬰ハ短調(遺作)
エルガー:愛の挨拶
ラフマニノフ/M.プレス編:ヴォカリーズ ホ短調
クライスラー:愛の悲しみ

SideB
クライスラー:昔の歌
リスト/ミルシテイン編:コンソレーション第3番変ニ長調
エンゲル/ジンバリスト編:貝殻
マスネ:タイスの瞑想曲
チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6

SideC
ショパン/ヴィルヘルミ編:夜想曲 第8番変ニ長調 Op.27-2
ラヴェル/コハンスキ編:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー/ハイフェッツ編:美しい夕暮れ
ワーグナー/ヴィルヘルミ編:アルバムの綴り

SideD
プッチーニ/コルホネン編:私のお父さん(歌劇『ジャンニ・スキッキ』より)
洪蘭坡(ホウ・ナンパ):哀愁
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ブラームス/ハイフェッツ編:コンテンプレーション Op.105-1

エリッサ・リー・コルホネン(ヴァイオリン/ロレンツォ・ストリオーニ1787年製作)
ロバート・ケーニッヒ(ピアノ)
録音:1998年


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2019年7月 5日 (金)

ハイドン 交響曲集/ブリュッヘン、18世紀オーケストラ(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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先月発売になったEsotericSACD/CDハイブリッド盤の一組。1988年から1990年代半ばにかけてのデジタル録音だが、後の録音のもののほうが総じて音質は良い感じはあるが、総じて統一感のある優秀な音質でまとまっている。当時のCDも同時代のクラシック音楽のCDの平均的な水準を上回る高音質なものだったが、今回の復刻では、デジタル臭さがなく音の前後感がよりわかりやすく、音色も整ったものになっている。先月発売された3種の中では、このセットが音質的には一番優れている。

18世紀オーケストラはフランス・ブリュッヘンが私財を投じて設立、育てた古楽器オーケストラで、若松夏美、山縣さゆり、鈴木秀美など、日本人もメンバーに加わっていたので、おそらく日本人に一番親しまれたヨーロッパの古楽器オーケストラであろう。これらハイドンの交響曲たちは、今聞くと、奇をてらったところがなく、むしろオーソドックスな良い演奏だと感じる。


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2019年7月 2日 (火)

ブラームス ハンガリー舞曲集 / アバド、ウィーン・フィル(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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先月発売になった、EsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚。1982年の初期デジタル録音。

1980年代初頭からドイチェ・グラモフォンはデジタル録音になったが、この当時のドイチェ・グラモフォンは、アナログ録音末期と比べて音質的にかなり調子を落としていたと思う。特に、初期のCDではそう感じられたものが多く、この録音も例外ではない。演奏は素晴らしいのに、損していたのは否めない。しかし、このハイブリッド盤での復刻はそれをかなり良い方向に修正されていると思う。ただ、同時に発売されたマイスキー、アルゲリッチの「アルペジョーネ・ソナタ」と比べてしまうと、やはり音質的に物足りなさは残る。

それでも、ウィーン・フィルの弦の美しさや管楽器の響き、アバドのきめ細やかな端正とも言える統率力は、従来盤よりもあきらかに良い方向に向いている。


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