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2019年8月 2日 (金)

ヴェルディ 歌劇「トロヴァトーレ」全曲/シッパーズ、ローマ歌劇場(TOWER RECORDS Deffinition Series SACD/CDハイブリッド盤)

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演奏:

ルーナ伯爵:ロバート・メリル(バリトン)
レオノーラ:ガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)
アズチェーナ:ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)
マンリーコ:フランコ・コレッリ(テノール) 他

ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団 トーマス・シッパーズ(指揮)

録音:1964年

タワーレコードから、シッパーズの「トロヴァトーレ」のSACDが発売された。800セット限定で、ハードカバーの装丁、解説及び対訳付き、SACD層とCD層はそれぞれ個別にリマスターされ、SACDとCDのそれぞれに最適な音質になるように配慮されている。また、リマスターエンジニアはEsotericのSACD/CDハイブリッド盤を手掛けている杉本一家氏である。

早速聴いてみたが、期待に違わぬ音質で買ってよかったと感じた。CD層を聴いても声の質感の良さや音の厚みは感じられ、従来の通常CDよりもずっと音質は良い。SACD層になると弦の質感がずっと良くなり、声の質感は滑らかでCDよりもさらに良い感じである。ところどころノイズが聴こえる部分もあるが、あえて消さずにノイズを消す処理をすることによる音質低下を避けたものと思う。

この「トロヴァトーレ」は映像のない録音の中で私が最も愛するもので、トーマス・シッパーズの熱血的な統率、フランコ・コレッリのこれぞ汗臭いイタリア男と思えるような熱唱、ロバート・メリルのアメリカ人とは思えぬ高貴で癖のない歌唱、ジュリエッタ・シミオナートのアズチェーナもはまっているし、ガブリエッラ・トゥッチのレオノーラも素晴らしく、全くキャストに穴がない。聴いていると、どんどん興奮してくる。また、その興奮がとても心地よい興奮なのだ。

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写真にあるように、英国オリジナルLP、米国Angel 4Tr19cm/secオープンテープも所有している。これを機会に聴き比べをしてみた。米国Angel 4Tr19cm/secオープンテープは、英国オリジナルLPよりも低域が伸びているが終始ヒスノイズがある。むしろ英国オリジナルLPの方がFレンジは狭いが歌手の声は良く聴こえるし鮮度が高い感じ。TOWER RECORDS Deffinition Series SACD/CDハイブリッド盤では、Fレンジが一番伸びていて、音場も広い。しかし、鮮度と声の質感はオリジナルLPには及ばない。ただし、従来のCDと比べたら大幅な改善があり、総合的に見てリマスターは成功している。

LPレコードのオリジナル盤に関しては、だいぶ前にこのブログで書いている。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_483f.html

 


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