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2019年8月20日 (火)

ワルター コンダクツ モーツァルト /ワルター、コロムビア交響楽団 (6CD)

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ワルター/コロムビア交響楽団のステレオ録音が全てSACDで発売になることがアナウンスされ、今秋にはモーツァルトのセットが発売されるので、予約した人も多いだろう。私もこのセットは取り敢えず手に入れるつもりだ。1982年にCDが発売になり、その5年後にはLPとCDは逆転した。LPレコードからCDに移り変わる時期の1984年にワルター/コロムビア交響楽団のステレオ録音が全てCDで発売され、それの評判が良かった事もクラシック音楽のソフトがCDに移り変わるのを早めた理由の一つであったと思う。今も、この当時1枚¥3500で発売されたワルターのCDは既発売のCDの中では音質が良いので、中古盤を探している人が居るほどだ。

厳しい暑さが続いているし面倒なアナログを聴く気にならないので、数日間の夏休みをのんびりと過ごす中で聴いたのは、このセットである。2011年~2012年頃に発売された格安の輸入盤のセットで、聴くのは久しぶり。やはり音質には満足できない。弦の質がザラザラして乾いた感じがして非常に不自然だからだ。これだけ聴いておれば古い録音だから仕方が無いと思うかもしれないが、LPレコードや初期のCDはここまで酷い音質ではない。なので、いつもはワルター/コロムビア交響楽団のステレオ録音の好きなものは間違いなくLPレコードで聴く。要はこのCDに対しての音質的不満が大きいのだ。だから、やはりこのCDセットではワルターは充分に楽しめないし感動出来ない。改めてSACDを予約する動機には充分だった。

SACDは登場したのが1998年頃だからもう20年経つことになるが、CDとは違って一般には普及したとは言い難い。だが、未だに生き残っているのは、クラシック音楽をより良い音質で聴きたい人たちが一定数居て、クラシック音楽のSACDの新規発売がいまだに続いているからだ。すでにSACDというメディアはクラシック音楽を聴かない人たちにとっては不要な失敗したメディアなのかも知れないけれど、クラシック音楽だけで言えば、ダウンロードのハイレゾコンテンツよりもSACDの方がアイテム数が多く、今もまさに生きているメディアである。

過去にワルター/コロムビア管弦楽団の一部のアイテムもSACDで発売されたものはあったが、まとめて全部発売された事は無かった。クラシックのSACDは、オーディオ機器メーカーのEsotericや大手レコード販売のタワーレコードがレコード会社から音源を借りて独自にSACD化したものは好調な売上があり、それを見て、今までSACDの発売に消極的であったユニバーサルやソニー・ミュージックなどが漸く重い腰を上げて自前でSACDを発売するようになった。私の目から見て、レコード会社に先見の明が無かったというか、マーケッティングに対しての読みが甘過ぎたと思う。そんなわけで、やっとワルター/コロムビア交響楽団のステレオ録音が全てSACDで発売になる。クラシック音楽ファンにとっては嬉しいニュースだ。


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