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2019年9月17日 (火)

プッチーニ トスカ/ファブリティス、ローマ歌劇場 カリーニア、ジーリ(ALP1020/21)

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配役
マリア・カニーリア (ソプラノ)
ベニャミーノ・ジーリ (テノール)
アルマンド・ボルジョーリ (バリトン)
エルネスト・ドミニーチ (バス・バリトン)

ローマ王室歌劇場合唱団 ローマ王室歌劇場管弦楽団
オリヴィエロ・デ・ファブリティス (指揮)
録音:1938年

ここのところ、古いモノラル時代のオペラのLPレコードを聴くのがマイ・ブームとなっている。そこで、この「トスカ」のレコードも聴いてみた。この録音はSPレコードの時代で古いが、実際にこのLPレコードをモノラル用のカートリッジでかけてみると、1950年代前半に録音された他のオペラ全曲盤と比べてもさほど遜色はない音質で、これが戦前の録音だと思うと驚愕する。

もう何年も前に、拙宅に訪れたオペラが好きなオーディオマニアに、これが私の一番好きな「トスカ」だから、ちょっとさわりだけ聴いてみてください、と言ってこのモノラルのレコードを取り出し聴いてもらった。指揮者はファブリティス、トスカのタイトルロールを歌うのはカニーリアと言っても、いずれのアーチストも知らないという。古いモノラル時代の「トスカ」ならマリア・カラスが歌ったデ・サバータ盤ならCDで聴いたことがあるというのだが。

始まってしばらくして、カヴァラドッシ役が歌う「妙なる調和」が聴こえだしたら、「えっ、えっ、このカヴァラドッシは誰が歌っているの?」と尋ねるので、ベニャミーノ・ジーリだと答えると、「えっ、じゃあ、これ、戦前のSPの復刻盤ですか?すごく良い音ですね、わかりませんでした。」と呆然とお応えになったのは今も覚えている。

この録音はナクソスが復刻CDでも発売している。しかし、このLPレコードのような感銘はない。このレコードは先日ご紹介したアルフテルの「はかない人生」と比べても音質的に遜色はない。

古いモノラル盤ならデ・サバータ盤の引き締まったオーケストラや、何ものにも代え難いマリア・カラスのタイトルロールの良さもわかるし、それに比べてベニャミーノ・ジーリだけが脚光を浴びる録音なのかも知れないが、「トスカ」の録音史上、初めて出現した後世に残したい録音で、トスカ役のマリア・カニーリアも、当時、ローマ歌劇場の芸術監督だったオリヴィエロ・デ・ファブリティス の統率も悪くなく、個人的に大好きなレコードである。


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