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2019年9月24日 (火)

R・シュトラウス 「薔薇の騎士」/ カラヤン、ウィーン・フィル(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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配役
アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ:元帥夫人)
クルト・モル(バス:オックス男爵)
アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ:オクタヴィアン)
ゴットフリート・ホーニク(バリトン:ファーニナル)
ジャネット・ペリー(ソプラノ:ゾフィー)
ハイツ・ツェドニク(テノール:ヴァルツァッキ)
ヘルガ・ミュラー=モリナーリ(アルト:アンニーナ)
ヴィルマ・リップ(ソプラノ:マリアンネ)
ヴィルソン・コール(テノール:歌手)、他

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音:1982~84年

今月は、EsotericからSACD/CDハイブリッド盤が3種類発売されたが、これはその1組。指揮者のカラヤンがキャストから音楽作りまで自分の思い通りにやったオペラのセッション録音は数多いが、その中でも出色の演奏である。ただし、私個人は、1956年のフィルハーモニア管盤が、当時の歌手の素晴らしさに加えて録音の状態も1956年のEMI録音とは思えない素晴らしいものなので、そちらの方をより好む。

このSACD/CDハイブリッド盤は今まで聴いてきたこの音源のLPレコードやCDとは音質が一皮もふた皮も剥けた感じで、鮮明で混濁感が無い。ドイチェ・グラモフォンのデジタル録音最初期のものは、それ以前のアナログ録音のものに及ばない音質のものが多かったが、従来のLPレコードやCDではこれも例外ではなく、若干のデジタル臭さやザラつき感があった。しかし、この盤はSACD層でもCD層でも透明感と滑らかさがあってとても素晴らしい音質になっている。特に第一幕のドタバタする場面は、カラヤンがいかに細部の描写にまでこだわる音楽をつくっていたかがよくわかり、まさしくカラヤンの「薔薇の騎士」である。絢爛豪華で歌手の歌い方までウィーン的で、歌劇場の極上席に居るような臨場感がある。また、そんな中で、個々の歌手の歌がはっきり聴こえるような録音となっている。

一つの説として、デジタル初期の録音のものはハイレゾやSACDで発売しても高音質化はあまり望めず、アナログ時代のものよりもメリットが少ないという声もあるけれど、この盤に関しては相当な音質的な向上があったと思うし、高音質にならなければ、オーディオ・メーカーがデジタル初期の音源をSACD化しないであろう。


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