プッチーニ 三部作 /ガルデッリ、フィレンツェ五月祭管弦楽団他
歌劇『外套』全曲
マリオ・デル・モナコ(テノール)
レナータ・テバルディ(ソプラノ)
ロバート・メリル(バリトン)、他
歌劇『修道女アンジェリカ』全曲
レナータ・テバルディ(ソプラノ)
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)、他
歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲
フェルナンド・コレナ(バス)
レナータ・テバルディ(ソプラノ)、他
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
ランベルト・ガルデッリ(指揮)
録音:1961年、1962年
プッチーニの一幕の短いオペラ三部作の英国初期盤LPセット。各曲が1枚ずつLPレコードに収められている3枚組である。この3つのオペラは、それぞれ独立した作品であり、しかも「外套」が不倫にからむ陰湿でショッキングな殺人事件、「修道女アンジェリカ」が薄幸の女性を描いたもの、「ジャンニ・スキッキ」は詐欺的に遺産を横取りする喜劇的なもので、全く傾向が異なる。それをプッチーニは三部作としてまとめて上演する意図でこの作品たちを書いた。だから、三部作としてまとめて1セットになっているのは作曲家の意図と合致する。
リブレット表紙と裏表紙には、修道女アンジェリカのレナータ・テバルディとジャンニ・スキッキのフェルナンド・コレナのカラー写真がある。
またリブレットの中には主要な歌手と指揮者のガルデルリの写真もある。
左上:マリオ・デル・モナコ、右上:レナータ・テバルディ
左中:フェルナンド・コレナ、右中:ジュリエッタ・シミオナート
左下:ロバート・メリル、 右下:ランベルト・ガルデッリ
このレコードのセットは、音質がとても良い。鮮明で濃厚な音質で、オーケストラも歌手の声も素晴らしい。このオペラの決定的名盤なのだが、当時の英国盤で聴くと素晴らしさはより一層わかる気がする。
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