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2020年8月

2020年8月28日 (金)

アワ・マン・イン・ジャズ(Our Man In Jazz) / ソニー・ロリンズ(Classic Records HQ180gLPレコード)

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曲目
SIDE 1
オレオ(Oleo)

SIDE 2
ディアリー・ビラヴド(Dearly Beloved)
ドキシー(Doxy)

テナー・サックス:ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)、コルネット:ドン・チェリー(Don Cherry)、ベース:ボブ・クランショウ(Bob Cranshaw)、4曲目~6曲目のベース:ヘンリー・グライムス( Henry Grimes)、ドラム:ビリー・ヒギンス(Billy Higgins)
録音:1962年 ステレオ(ライブ)

1990年代なかば頃プレスされたRCA LIVING STEREOの復刻盤。ライヴ録音で、フリージャズっぽい感じで1曲がとても長い。しかし、私的にはジョン・コルトレーンの「至上の愛」よりも聴きやすいと感じる。テナー・サックスとコルネットが左右に分かれ、その掛け合いが印象的。

録音は、スタジオ録音のものより劣る。しかし、観客が居るライブ録音なのでその熱気が伝わってくるので、むしろスタジオ録音より良い面もある。

このレコードもリマスターとカッティングはバーニー・グランドマン、プレスは米国RTI社で行われたもので、クオリティが高くとても良い復刻だと思う。ソニー・ロリンズの90歳記念、レコードを聴く はまだまだ続きます。


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2020年8月25日 (火)

ウェイ・アウト・ウエスト/ソニー・ロリンズ(Analoge Productions180g重量盤LP)

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曲目
SIDE 1
1.俺は老カウボーイ    (I'm An Old Cowhand)
2.ソリチュード      (Solitude)
3.カム、ゴーン      (Come, Gone)

SIDE 2
1.ワゴン・ホイール    (Wagon Wheels)
2.ノー・グレイター・ラヴ (There Is No Greater Love)
3.ウェイ・アウト・ウエスト(Way Out West)

ソニー・ロリンズ(ts) レイ・ブラウン(b) シェリー・マン(dr)
録音:1957年(ステレオ)

暑い夏が続いているのでジャズが聴きたい。それに、ソニー・ロリンズが来月90歳になるのを記念して、連日、ソニー・ロリンズのLPレコードを聴いている。このLPレコードは、1992年にAnaloge Productionsが復刻発売した180g重量盤LPレコードで、オリジナル・レーベルはContemporary Recordsであるが、レーベルロゴはAnaloge Productionsに変わっていて、レコードのラベルデザインもAnaloge Productionsになっている。

テナー・サックス、ベース、ドラムスによるピアノが無いトリオによる演奏だが、レイ・ブラウンとシェリー・マンの上手いバックを得て、ソニー・ロリンズも快活に吹いている。ロイ・デュナンの録音であるが、ルディ・ヴァン・ゲルダーのステレオ初期録音より自然な感じに録音されていると感じる。

リマスターはマスタリング・エンジニアのレジェンドであるダグ・サックス、カッティングとプレスはグレッグ・リーとRTI社。このレコードは復刻盤なのにプレミアムが付いていて、私が新品で買った時よりも中古盤の実勢価格が高くなっている。


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2020年8月21日 (金)

橋 /ソニー・ロリンズ(Classic Records HQ180重量盤)

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曲目

SIDE 1
1. ウィザウト・ア・ソング
2. ホエア・アー・ユー
3. ジョン・S

SIDE 2
1. 橋
2. ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド
3. ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー

ソニー・ロリンズ(ts)、ジム・ホール(gr)、ボブ・クランショウ(b)、ベン・ライリー(ds)、H・T・ソーンダース(ds SIDE 2 2曲めのみ)
録音:1962年ステレオ

RCA Living Stereoのクラシックは音質の良いものが多いが、ジャズもすこぶる良い。これは1990年代半ばごろにClassic Recordsという復刻専門のレーベルが当時のBMGから音源を借りて復刻した高音質なアナログLPレコードで、リマスター、カッティングはバーニー・グランドマンがやり、プレスは米国RTI社によるHQ180で行われたもの。今聴いてもすこぶる高音質で、従来の国内盤LPレコードや当時のCDの音質とは一線を画していた。

1959年からソニー・ロリンズは引退同然になり、復活のために橋の上でサックスを練習したらしい。タイトルの橋(ザ・ブリッジ)は、それがタイトルの由来である。ギターのジム・ホールとの掛け合いが良い味を出している。個人的には、幾分メロウなバラードのゴッド・ブレス・ザ・チャイルドがお気に入りである。

ソニー・ロリンズは1930年9月生まれで来月90歳になる。1950~60年代に活躍したジャズのレジェンド。いつまでも元気でいてほしい。


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2020年8月18日 (火)

ウェーバー ピアノ小協奏曲他/ブレンデル、アバド、ロンドン交響楽団

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輸入盤(オランダプレス)

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国内盤

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曲目
SIDE 1
シューマン ピアノ協奏曲

SIDE 2
ウェーバー ピアノ小協奏曲

録音:1979年(アナログ)

シューマンのピアノ協奏曲はLPレコード時代には、グリークのピアノ協奏曲とカップリングされて発売される事が多かったが、このLPレコードのSIDE 2のウェーバーの小協奏曲とカップリングは珍しかった。ウェーバー ピアノ小協奏曲は、美しい旋律をロマンティックに弾くピアノと、若干冷静に暖かく自然に響くオーケストラの掛け合いが素晴らしいと思う。シューマンの方は、羽目を外したり個性をひけらかさないオーソドックスな佳演だと思っている。ブレンデルは日本では不人気だが、この録音はもっと評価されても良いと思う。

2020年9月に発売されるEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚が、この録音だという。アナログ末期のPHILIPSのクラシックは音質が良いものが多いが、CD化されたものはLPレコードと比べて空気感とか楽器の音色などでいま一歩なものが多い。この録音も従来のCDと比べるとまだLPレコードに分があると感じる。オランダプレスの輸入盤と国内盤を両方持っているが、鮮度や音色でオランダプレスの方が上回り、非常に高音質である。国内盤は音色が地味だし、聴いていて輸入盤のような高揚感が得られにくい。

EsotericがSACD化したものはどの程度音質が良くなるだろうか?今から楽しみである。


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2020年8月14日 (金)

ラロ スペイン交響曲/ミルシテイン、オーマンディ、フィラデルフィア管弦楽団(3枚組SPレコード)

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ラロ スペイン交響曲のSPレコード。20世紀半ばまでは、第三楽章をカットする四楽章構成の短縮版が普通であった。3枚6面に刻まれている。

第1楽章 SIDE 1~SIDE 2
第2楽章 SIDE 3
第4楽章 SIDE 4~SIDE 5途中
第5楽章 SIDE 5途中~SIDE 6
録音 1942年

現在においては、半ば忘れ去られているような演奏であるが、ノイズを除けばこのSPレコードの音質はかなり良く、瑞々しく美しく切れ込むバイオリン独奏と非常に整ったオーケストラの掛け合いが印象的で、後年の録音に劣らないと感じる。

ミルシテインのスペイン交響曲は、1954年のゴルシュマン指揮セントルイス交響楽団とのスタジオ録音があり、こちらのLPレコードはすでにこのブログで紹介した。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-73b2.html

ライブ録音でクリュイタンス、フランス国立放送管弦楽団(1955年)もCD化されており、これも大変な名演である。いずれも第三楽章を省略した四楽章の短縮版である。


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2020年8月11日 (火)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲/クライスラー、バルビローリ、ロンドン・フィル(5枚組SPレコード)

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第1楽章 SIDE 1~SIDE 5

第2楽章 SIDE 6~SIDE 7

第3楽章 SIDE 8~SIDE 9(SIDE 10は、音溝はない)

録音:1936年

5枚9面のSPレコードのセット。叙情的で粘りのあるような表現のオーケストラ伴奏に甘美なロマンを感じさせるように弾かれる独奏ヴァイオリン、10年前の録音のブレッヒ盤よりも音質は数段良い。カデンツァは、もちろん演奏者のクライスラーのもの。今聴けるこの曲を演奏したCDだと、ほとんどがヨアヒムかクライスラーのカデンツァを採用している。

ニコニコ動画にこの音源の全曲があった。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm17505820p

現代の録音水準からすれば古いもので、あえてCDなどを買わなくても聴ける音源であるが、あえてSPレコードで聴く理由は、その当時のソフトで聴くことで、当時の人たちが聴いていたように聴けるからで、音楽がかかっている時は、タイムマシンで昔に戻れるから。

 


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2020年8月 7日 (金)

ベラフォンテ・シングス・ザ・ブルース/ハリー・ベラフォンテ(Classic Records180g重量盤LP)

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ジャマイカ出身のポピュラー歌手、俳優でもあるハリー・ベラフォンテが、ブルースを歌ったLPレコード。20年以上前に復刻されたClassic RecordsのLPレコードは、どれも素晴らしい音質で、クラシック音楽だけでなくジャズやポップスなどもできるだけ買い漁った。その中の1枚がこれ。この音源は、元の音質も良く、SACDや45RPMの高音質重量盤でも復刻されているが、私が持っているのは、これだけである。

SIDE 1
1. A FOOL FOR YOU
2. LOSING HAND
3. ONE FOR MY BABY
4. IN THE EVENIN' MAMA
5. HALLELUJAH I LOVE HER SO
6. THE WAY THAT I FEEL

SIDE 2
1. COTTON FIELDS
2. GOD BLESS' THE CHILD
3. MARY ANN
4. SINNER'S PRAYER
5. FARE THEE WELL

録音:1958年

このLPレコードを聴くと、当時のRCAの録音技術がとても高かった事がわかる。ボーカルや各楽器が完全に遮断された状態でマルチトラック・録音された後の時代のポップスの録音よりステレオ感やエコーが自然に聴こえて好ましい上に、音に実在感があり生々しく聴こえる。これが1958年の録音とは到底思えない。


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2020年8月 4日 (火)

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲/クライスラー、バルビローリ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(6枚組SPレコード)

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フリッツ・クライスラーには、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の全曲録音が2つある。1つは1926年に録音されたブレッヒ指揮、ベルリン国立歌劇場とのもの、もう一つがこの録音である。

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
第1楽章 SIDE1~SIDE6 
第2楽章 SIDE7~SIDE8 
第3楽章 SIDE9~SIDE11
録音:1936年

6枚11面に渡っていて、12面は楽音が刻まれていない。このセットは国内盤だが音質はかなり良くて、SPレコード特有のサーフェスノイズを除けばモノラル初期のLPレコードと遜色ない。Fレンジもダイナミックレンジもかなり広いので、アコースティック蓄音機で聴くよりもSP用のフォノカートリッジを78RPMで回せるレコード・プレーヤーに取り付けて電気再生させたほうが良い結果になる。なので、この盤は拙宅の蓄音機HMV157でかけることはせずに、SL-1200GAE+Audio Technica AT-MONO3/SPで真空管アンプを通して聴いている。数分で音楽が途切れて盤を裏返したり交換しなければいけないのが難点であるが、逆に聴き手は集中力が必要になり、漫然と聴くことができない。

日本では、1926年録音のブレッヒ盤の方ばかりが名盤扱いされるが、英国などではむしろこちらのバルビローリ盤の方の評価が高いという。ブレッヒ盤は、いかにもドイツ的で標準的、楷書的で緻密なオーケストラにクライスラーの全盛期のヴァイオリン技巧が冴えた名盤だが、このバルビローリ盤は、いくぶんねちっこいオーケストラ伴奏に、ブレッヒ盤よりも円熟味を増しよりロマンティックに弾いた演奏であり、これはこれですこぶる水準の高い名演だと思うのだ。さらに、録音年の10年の違いによって音質面ではかなり差がある。1930年代半ば以降になると、SPレコードとは言っても、かなりハイクオリティになっており、古臭さはあまり感じない。


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