モーツァルト フルート四重奏曲集/ベネット、グリュミオートリオ
SIDE 1
1. 第1番 ニ長調 K.285
2. 第4番 イ長調 K.298
SIDE 2
1. 第3番 ハ長調 K.Anh, 171(K.285b)
2. 第2番 ト長調 K.285a
ウィリアム・ベネット(フルート)
グリュミオー・トリオ
*アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
*ジョルジュ・ヤンツェル(ヴィオラ)
*エヴァ・ツァコ(チェロ)
録音:1969年
当時、フランコ・ベルギー派の総帥のような存在だったアルテュール・グリュミオーは、グリュミオー・トリオを結成して室内楽の演奏にも熱心であったし、それ以外にもモーツァルトの曲の名演奏を沢山残した。
これは、英国のフルーティストのウィリアム・ベネットと組んで演奏したモーツァルトのフルート四重奏曲集である。ベネットのフルートは、若干、生真面目さを感じるが、グリュミオー・トリオはフルートに主役を譲り少し引いた感じでしなやかで美しいアンサンブルを聴かせてくれる。それが、全体として気品に満ちた演奏になっている。
50年以上前の録音であるが、このLPレコードを聴く限りにおいては、音質的にそれほど古さを感じない。
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