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2020年12月22日 (火)

きよしこの夜、シューベルト アヴェ・マリア/ユリア・クルプ(SP盤 片面盤)

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Julia Culp ‎– Stille Nacht, Heilige Nacht

録音:1917年

 

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Julia Culp - Ave Maria

録音 1915年

クリスマスが近いので、それにちなんだ「きよしこの夜」とシューベルトの「アヴェ・マリア」のSP盤を紹介してみる。歌っているのはユリア・クルプ(1880-1970)で、オランダのアルト歌手。昭和14年(1939年)に発刊された「名曲決定盤 あらえびす著」には巨匠の回顧 歌の骨董レコードとしてその当時でもすでに過去の音楽家という扱いであった。しかし、何れの曲でも片意地はらず、柔らかく美しく歌っている。オーケストラの伴奏はみすぼらしいのだが、歌はとても素晴らしいものだと思う。なお、「アヴェ・マリア」は10インチの片面に収まるように短く歌っている。

当時の録音方法はアコースティック録音、ラッパ録音といって、マイクや電気的な増幅を伴わない録音方法で、ダイナミックレンジも周波数レンジも狭く、まともに聴けるのは人の声とヴァイオリンだけくらいだった。でも、当時の歌手のレコードはそれなりに聴ける。

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何れも米国Victrolaの10インチ(25cm)片面盤のシェラック盤である。製造されたのは1920年以前だから、2枚ともに100年以上経過した古いレコード盤。

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このように、裏面には溝はない。当時の値段は1枚1ドル。1ドル≒1円の時代のもので、当時日本で入手しようと思うと関税がかかって約2円。月給が15円ならば東京の環状線の内側でアパートを借りて家族4人が生活できた時代の値段だから、その当時のレコード盤の値段を考えたら、よほどのお金持ちでなければ買うことが出来なかったろうし、聴くための蓄音機も家一軒建てられるほどの高額なものだったから、とても贅沢なものだった。

この2枚は、拙宅では蓄音機の方が聴きやすい。SP用のカートリッジで78RPMが回せるレコードプレーヤーを使っても聴けるが、いかんせん、サーフェスノイズが大きい。蓄音機だとサーフェスノイズが目立たずかなり良好に聴ける。またピッチも正確に78RPMではなく76RPMくらいのようだ。


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