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2021年1月19日 (火)

ベートーヴェン 交響曲 第1番-第5番/サヴァール、ル・コンセール・デ・ナシオン(3SACD)

Jordi-savall-beethoven-sym

DISC 1  交響曲 第1番、第2番
DISC 2  交響曲 第3番
DISC 3  交響曲 第4番、第5番
ジョルディ・サヴァール(指揮)ル・コンセール・デ・ナシオン
録音:2019年

ブリュッヘン、18世紀オーケストラによる古楽器による交響曲全集がEsotericから出て、これが結構良いリマスターで蘇ったのだが、音質においてはこちらのサヴァール盤がはるかに上回る。もともと、ALIAVOXレーベルの音質は普通のクラシック・メジャーレーベルの音質を上回っていて、鮮明でワイドレンジで残響も自然に捉えられていて非の打ち所がない。私が2020年に入手したクラシック音源の中でも1,2を争う高音質なのが本SACDである。もし、このSACD層を聴いて音質が悪いと感じたなら、それは聴いた装置のバランスが悪いとはっきりいえる。

さて、演奏だが古楽器によるオーケストラという意味では同様なのだが、サヴァールはリズム感覚を大事にしていて、ティンパニなどの打楽器がよりはっきりと聞こえて、そのリズム感もドイツ・オーストリア系というよりもラテン系な感じであり、独特なリズミックな感じの上に古楽器の先鋭的な弦セクションがあり、管楽器があるような聴こえ方をする。

ベートーヴェンの交響曲は、演奏素材としてとても良い曲なので、私は、そこそこ良い指揮者がそこそこ良いオーケストラを振れば良い音楽として感動できてしまうような気がしている。そして、様々な解釈の演奏をみんな良いなと思わせるような懐の深いものだと思う。なので、このサヴァール盤もとても楽しめて聴けたし、何よりも音質が良いのでオーディオ的にも楽しめる素晴らしい音源だ。

最後にALIAVOXのディスクは音質が良いだけでなく装丁が良い。それだけで持っていたいと思わせるように作られている。こんなレーベルがサヴァールの個人レーベルであるというところも凄いし、自分の音楽をなるべく良い状態で聴手に伝えたいという思いが伝わってくるようなDISCである。


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