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2021年1月 8日 (金)

モーツァルト、ブラームス クラリネット五重奏曲/ウラッハ、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(Esoteric SACD/CD)

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1-4 モーツァルト クラリネット五重奏曲

5-8 ブラームス クラリネット五重奏曲

レオポルト・ウラッハ(クラリネット)、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団

録音:1951年(モノラル)

WESTMINSTERレーベルの名盤の復刻SACDがEsotericから発売された。まさかこんな古い音源がオーディオブランドのEsotericから出たのが驚きである。今は失われてしまった半世紀以上前のウィーン情緒のある演奏で、唯一無二のもの。現代ではこのようなスタイルで演奏されることは無いだろうし、これからも聴き続けられるであろうエバーグリーンの名演奏である。

WESTMINSTERレーベルは、モノラルからステレオ初期に有ったマイナーレーベルで、様々なメジャーレーベルの傘下を渡り歩いた関係でマスターテープが散逸してしまっていたが、1996年になって倉庫でオリジナルマスターが発見され、そのマスターから起こされたCDが発売されて一時話題になった。今回のSACD/CDでの発売は、音質でかなりリマスターが成功しており、特にブラームスは聴いていて心地よい。モノラルだから音の広がりは無いが、ウィーン的なクラリネットや弦楽器の音色はとても良く再現されるし、音像が濃く提示されることが、通常の復刻CDと異なるところである。モーツァルトの方は、若干クオリティが落ちる感じがする。総合的にみて、70年近く前の古い音源ではあるがクラリネット演奏時のキーの動く音などもリアルに記録されており、とても鮮明で良い復刻だなと感じざるを得ない。

Esotericの復刻では、ジャズではクリフォード・ブラウンの4枚組のボックスが全てモノラル音源、女性ジャズ・ヴォーカルのSACD/CD6枚セットで4枚がモノラル音源で、それでもとても聴きやすく魅力的な復刻をしてくれたが、ここまで古いクラシックの音源の復刻は今回が初めてである。私は、演奏内容は音質に勝るものであると考えており、古い音源だから聴かないというようなリスナーではないので、古い音源をできるだけ良い音質で復刻している今回の発売は大変に嬉しく思っている。


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