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2021年2月19日 (金)

ヴェルディ 歌劇「トロヴァトーレ」全曲/チェリーニ RCAビクター管弦楽団他(ALP1112/3) 

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マンリーコ: ユッシ・ビョルリング
ルーナ伯爵: レナード・ウォーレン
アズチェーナ: フェドーラ・バルビエリ
レオノーラ: ジンカ・ミラノフ
フェランド: ニコラ・モスコーナ
イネス: マーガレット・ロッジェーロ
ルイス: パウル・フランケ

ロバート・ショウ合唱団
RCAビクター管弦楽団
レナート・チェリーニ(指揮)
録音:1952年

録音から70年近くが経過したもの。このLPレコードは英国EMIプレスのもので、フラット盤なので1955年以前のプレス。ゆえに、このLPレコードも製造されてから65年以上経つもの。古いのでノイズもあるが、充実した歌声が聴けるという意味では復刻盤やCDより良い。

音質を抜きにすれば、おそらく映像なしの音だけで聴く「イル・トロヴァトーレ」では、一番歌手が揃っているし、合唱も非常にいいので、完全無欠の最高のものだと思う。合唱はロバート・ショウ合唱団である。

この録音から聴けるジンカ・ミラノフは、マリア・カラスやレナータ・テバルディに勝るとも劣らないソプラノであると思うし、ユッシ・ビョールリンクのマンリーコの出来も良いし、レナード・ウォーレンはまさに最高のルーナ伯爵を歌っている。フェドーラ・バルビエリのアズチェーナは、当時、このメゾ・ソプラノがジュリエッタ・シミオナートと並ぶ素晴らしい歌手だった事がよくわかるものだ。はっきり言って、ステレオ時代以降で4人の主役がこれほどまでに素晴らしい録音は存在しない。また、ロバート・ショウ合唱団による合唱も素晴らしく、声を聴くという視点で言えば唯一無二、現在でもこの録音が最高なんじゃないかと思う。レナート・チェリーニの指揮が荒っぽく雑に聴こえる部分があるが、勢いとか興奮度合いはヴェルディの歌劇「トロヴァトーレ」らしいので、マイナスにはなっていない。RCAビクター管弦楽団の実体はメトロポリタン歌劇場管弦楽団であるらしい。契約の問題でRCAビクター管弦楽団と表記されているようだ。

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こちらのLPレコードは1970年代の米国プレスの復刻盤で、オリジナル盤でも初期盤でもない。左上にカットアウト痕がある。カットアウト盤の未開封品が安く出たときに買ったもので、買った当時はモノラル用のカートリッジも持っていなかった。普通のステレオカートリッジでモノラル録音のものを聴くときは、オリジナルに近い古い盤より、このような再発盤の方が聴きやすい音質になる。

このLPを買ってだいぶ後に、安く復刻CDが発売されたので買ってみた。CDでも充分に楽しめる音質ではあるが、このLPの方が良い音なので、CDは処分して今はない。


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コメント

これは素晴らしいレコードですね!ビョルリンクのマンリーコ最高。チェリーニの指揮もキビキビして飽きさせないです。

投稿: サンセバスチャン | 2021年9月 9日 (木) 20時51分

サンセバスチャンさん:全面的に賛同します。

投稿: 黄金のアンコール | 2021年9月10日 (金) 09時04分

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