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2021年3月

2021年3月30日 (火)

R.シュトラウス アルプス交響曲、変容/カラヤン、ベルリンフィル(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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リヒャルト・シュトラウス
アルプス交響曲 作品 64
[1] 夜
[2] 日の出
[3] 登山
[4] 森にはいる
[5] 小川に沿って進む
[6] 滝
[7] 幻影
[8] お花畑
[9] 山の牧歌
[10] 林で道に迷う
[11] 氷河へ
[12] 危険な瞬間
[13] 頂上にて
[14] 見えるもの
[15] 霧が湧いてくる
[16] 太陽がかげりはじめる
[17] 悲歌
[18] 嵐の前の静けさ
[19] 雷雨と嵐、下山
[20] 日没
[21] エピローグ
[22] 夜

[23] 変容(メタモルフォーゼン) 23 の独奏弦楽器のための習作

デイヴィッド・ベル(オルガン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

録音:1980年(デジタル録音)

カラヤンは、リヒャルト・シュトラウスの音楽を得意としたが、晩年に録音されたこのアルプス交響曲は、細かいところまで洗練された美しさに磨きがかかり、そして雄大でダイナミックな演奏で圧倒される。通常CDでは気になった初期デジタル録音のザラつき感が気にならなくなり、スムーズで音場も広がっているし、平板な感じがない。リマスターは成功している。聴き比べれば、ニセレゾと揶揄できないと思う。

 


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2021年3月26日 (金)

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》&協奏曲集《調和の幻想》 作品3から イムジチ(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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アントニオ・ヴィヴァルディ

ヴァイオリン協奏曲集《四季》
協奏曲 第 1 番 ホ長調 RV269 《春》
[1] 第 1 楽章 アレグロ
[2] 第 2 楽章 ラルゴ
[3] 第 3 楽章 アレグロ(ダンツァ・パストラーレ[田園舞曲])
協奏曲 第 2 番 ト短調 RV315 《夏》
[4] 第 1 楽章 アレグロ・ノン・モルトーアレグロ
[5] 第 2 楽章 アダージョープレストーアダージョ
[6] 第 3 楽章 プレスト(テンポ・インペトゥオーソ・デスターテ[激しい夏のテンポで])
協奏曲 第 3 番 へ長調 RV293 《秋》
[7] 第 1 楽章 アレグロ(バッロ、エ・カント・デヴィラネッリ[村人たちの踊りと歌]
[8] 第 2 楽章 アダージョ・モルト(ウブリアキ・ドルミネンティ[眠っている酔漢])
[9] 第 3 楽章 アレグロ(ラ・カッチァ[狩り])
協奏曲 第 4 番 へ短調 RV297 《冬》
[10] 第 1 楽章 アレグロ・ノン・モルト
[11] 第 2 楽章 ラルゴ
[12] 第 3 楽章 アレグロ

フェリックス・アーヨ(ヴァイオリン)

 

協奏曲集《調和の幻想》 作品 3 から
ヴァイオリン協奏曲 第 6 番 イ短調 RV356
[13] 第 1 楽章 アレグロ
[14] 第 2 楽章 ラルゴ
[15] 第 3 楽章 プレスト

ロベルト・ミケルッチ(ヴァイオリン)

2 つのヴァイオリンのための協奏曲 第 8 番 イ短調 RV522
[16] 第 1 楽章 アレグロ
[17] 第 2 楽章 ラルゲット
[18] 第 3 楽章 アレグロ

ロベルト・ミケルッチ、アンナ・マリア・コトーニ(ヴァイオリン)

4 つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 第 10 番 ロ短調 RV580
[19] 第 1 楽章 アレグロ
[20] 第 2 楽章 ラルゴーラルゲットーラルゴ
[21] 第 3 楽章 アレグロ

ロベルト・ミケルッチ、アンナ・マリア・コトーニ、ワルター・ガロッツィ、ルチアーノ・ヴィカーリ(ヴァイオリン) エンツォ・アルトベッリ(チェロ)

イ・ムジチ合奏団

録音:
1959年 四季
1962年 調和の霊感
「四季」はウィーン、「調和の霊感」 第6番 第10番はスイス、第8番はオランダで録音された。

「四季」はこの曲が有名になった録音であり、現在でも第一級の名盤の誉れ高いものだから、演奏内容は省く。
残響が自然で録音が良いのは「四季」で、「調和の霊感」は、弦楽器の美しさや残響の美しさが四季に及ばない。

SACD層の音質は1959年録音の音源としては驚異的で、LPレコードでも国内プレス盤ならば太刀打ちが出来ないと思う。

「四季」のLPレコードで、2015年発売の180g重量盤とフィリップス最終プレスのオランダ盤についてはこちらに書いている。
ヴィヴァルディ 四季 / アーヨ、イ・ムジチ合奏団(VINYL PASSION 180g重量盤)
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/vinyl-passion18.html


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2021年3月23日 (火)

ショパン 12の練習曲作品10・作品25/ポリーニ(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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ショパン:
12の練習曲 作品10 No.1-No.12
12の練習曲 作品25 No.1-No.12
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
録音:1972年

完璧な技巧、硬質で明晰、独特の輝きを持った演奏、などの称賛を浴びた名演奏がEsorericSACD/CDハイブリッド盤で発売になった。

通常CDと比べて曖昧さが無い音質で、ピアノの音色や透明感、エネルギー感などが質感を伴って再現されるが、その中にアナログ的な温かみを感じる。アナログレコードで聴いてきた人間にも違和感の無い音質に仕上がっている。ただし、トラックによってはテープヒスが目立つ感じがあり、若干音が古い感じは否めない。

ポリーニは、ショパンの練習曲に関しては再録音していないので、SACDで良い音質で蘇ったのはうれしい。


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2021年3月19日 (金)

パリ(プロコフィエフ、ショーソン、タウタヴァーラ)/ヒラリー・ハーン、ミッコ・フランク、フランス放送フィル(180g重量盤LP2枚組) )

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[LP1 Side A]
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
1)第1楽章

[LP1 Side B]
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
1)第2楽章
2)第3楽章

[LP2 Side A]
ショーソン:詩曲 作品25

[LP2 Side B]
ラウタヴァーラ:2つのセレナード (ヒラリー・ハーンのために)*世界初録音

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ミッコ・フランク

録音:2019年

2021年3月に発売された2枚組のLPレコード。録音は2019年だからデジタル録音なのだが、通常CDよりも音質面でも、装丁の面でも優位性があるように作られている。

ネットで下調べしただけではわからなかったことで重要なことがある。このLPレコードは45RPMで、片面あたりの収録時間が短い。LP1には両面を使ってプロコフィエフの協奏曲第1番が収録されている。20分ちょっとの曲なので、普通ならこの曲はLPレコードの片面に充分収まる。音質を考慮して余裕あるカッティングがなされている。

ショーソンの詩曲が16分、タウタバーラの2つのセレナードが合わせて15分弱。LP2のそれぞれ片面ずつに収められている。
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ジャケットは見開きで、内側もヒラリー・ハーンの写真があり、LPレコードならではの大きさなので、人によっては飾っておきたいと思うかもしれない。

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これは紙製の内袋。こちらも綺麗な写真が印刷されている。裏側は英語とドイツ語でのライナー・ノーツになっている。LPレコードは180g重量盤で、そのままレコードが入れられていてポリエチレン製の内袋などは無い。なので、私はナガオカの導電性内袋に入れて、LPレコードを保護するようにした。

演奏については、プロコフィエフ第一番はヒラリー・ハーンの十八番であり素晴らしい。ショーソン詩曲も彼女らしい明晰な解釈で技巧的に素晴らしい出来だと思う。タウタバーラの2つのセレナードは、難解な感じはなく他の2曲の後に聴いて全く違和感はない。

音質はかなり良く、LPレコードで聴くだけの価値はあると思う。ハイレゾも発売されていて、そちらは48KHz/24bit。価格はLPレコードよりちょっと安いだけである。物としての存在感と装丁の良さを考えると、ハイレゾかLPレコードかを選択するならLPレコードに軍配を挙げたい。


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2021年3月16日 (火)

ウォルトン 歌劇「トロイラスとクレシダ」全曲/フォスター、コヴェント・ガーデン王立歌劇場 他

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ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
リチャード・キャシリー(テノール)
ジェラルド・イングリッシュ(テノール)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
エリザベス・ベインブリッジ(メゾ・ソプラノ)
リチャード・ヴァン・アラン(バス)
マルコム・リバース(バリトン)
ジョージ・マクファーソン(バス)
グウィン・サリヴァン(テノール)
ロバート・ロイド(バス)
ハンデル・トーマス(バス)
アラン・ジョーンズ(バリトン)
ダニエル・マッコーシャム(テノール)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
ローレンス・フォスター(指揮)

録音:1976年(ライヴ)

このオペラは1954年に完成したが、主役(クレシダ)のソプラノをメゾ・ソプラノが歌うように作曲者自身が1970年代になって改訂した版を元に上演されたものを実況録音したもので、1977年に発売された4チャンネルステレオ盤である。4チャンネルステレオ盤だが普通に2チャンネルのステレオ装置で再生しても特に問題はない。

イギリス本国では時々上演されて、この録音以外にもCDになっているものがあるが、20世紀に作曲されたイギリスのオペラとしては、ブリテンの「ピーター・グライムス」や「ねじの回転」などほどまではポピュラーじゃないように思うし、レコードで聴くのならウォルトンが作曲したもう一つの歌劇「熊」の方が聴きやすいし面白いように思う。

なお、ウォルトン歌劇「熊」は、こちらに載せている。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-bd29.html

 


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2021年3月12日 (金)

カール・オルフ カトゥーリ・カルミナ/ヨッフム、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団他

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カトゥーリ・カルミナ

side 1
合唱:いつまでも!
第1幕:私は憎み、愛する

side 2
第2幕:恋人よ私はうれしい
第3幕:私は憎み、愛する-
合唱:いつまでも!

アーリーン・オジェー(ソプラノ)
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ヴァルター・ハーゲン=グロル(合唱指揮)
4台のピアノと打楽器

オイゲン・ヨッフム(指揮)

録音:1970年

1991年頃プレスされたペナペナで薄いLPレコード。この時期にはもうドイツでプレスはされておらず、オランダでプレスされていた通常盤としては最終のもの。薄い感じはあるがワイドレンジでスッキリした音質で悪くはない。

世俗的で猥褻な歌詞であるが、オルフらしい音楽がダイナミックに鳴っている。伴奏がピアノと打楽器だけで、リズミックな感じはクラシック音楽ではないようにも思える。

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こちらは、1993年発売の中身はドイツプレス、ジャケットやライナー・ノーツは国内という180g重量盤のジャケット。歌詞の対訳が付いているが、猥雑な感じを薄めて訳されている。


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2021年3月 9日 (火)

シベリウス 交響曲第2番他/C.デイヴィス、ボストン交響楽団

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 SIDE 1
悲しきワルツ

交響曲 第2番
第1楽章
第2楽章

 SIDE 2
第3楽章
第4楽章
交響詩「フィンランディア」

サー・コリン・デイヴィス(指揮)、ボストン交響楽団

録音:1976年 *悲しきワルツのみ1979年

コリン・デイヴィスが当時首席客演指揮者だったボストン交響楽団を振ったアナログ録音末期のPHILIPSのLPレコード。このレコードは1980年代後半のLPレコード最末期のプレスであり、初期のCDと併売された再発盤である。

シベリウスを得意にしていたコリン・デイヴィスは、これらの3曲ともに引き締まった美しくリリシズムを感じさせるような名演奏で、録音も良い。オランダプレスのPHILIPSのLPレコードは最後までプレスのクオリティが高水準に保たれていた。出来ることなら、丸針の古いタイプのカートリッジではなく、楕円かラインコンタクト針のワイドレンジで細かい音まで拾うタイプので聴くと、CDには無い良さがより出せるように思う。


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2021年3月 5日 (金)

レハール:喜歌劇「微笑みの国」全曲/マッテス、グラウンケ交響楽団他

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リーザ:アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)
スー・ホン王子:ニコライ・ゲッダ(テノール)
ミー(スー・ホン王子の妹):レナーテ・ホルム(ソプラノ)
グストル・フォン・ポッテンシュタイン伯爵:ハリー・フリーダウアー(テノール)
チャン(スー・ポン王子の伯父):ヨープスト・メラー(バス)他
バイエルン放送合唱団
グラウンケ交響楽団 ウィリー・マッテス(指揮)

録音:1967年

先日、アッカーマン/フィルハーモニア管弦楽団他による1950年代前半の全曲盤について書いたが、そちらと比べても全く聴き劣りしないのがこのセットで、音質がすこぶる良く、しかもニコライ・ゲッダを中心に歌手陣も充実している。ニコライ・ゲッダはアッカーマン/フィルハーモニア管弦楽団盤でもスー・ホン王子役を歌っていたが、アッカーマン盤ではより若々しく甘い歌声だったが、このマッテス/グラウンケ響盤では、ハリのある輝かしい声でより充実した素晴らしいものだと思う。女声陣もアンネリーゼ・ローテンベルガー、レナーテ・ホルム共に魅力的である。なお、このLPレコードは西ドイツ第2版盤で、ドイツ国外向けにODEONのステッカーが貼られているもの。

ユーチューブに、この録音からのニコライ・ゲッダの歌う~君こそ我が心のすべて~ が有ったので貼り付けてみる。レコードをきちんとかけた音質はこれよりもずっと素晴らしいが雰囲気はわかる。


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2021年3月 2日 (火)

ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ブルッフ コル・ニドライ/カザルス

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ドヴォルザーク チェロ協奏曲
パブロ・カザルス(チェロ)
ジョージ・セル(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

第1楽章~第2楽章 side 1
第3楽章      side 2

録音:1937年

 

ブルッフ コル・ニドライ
パブロ・カザルス(チェロ)
ランドン・ロナルド(指揮)ロンドン交響楽団
         side 2

録音:1936年

このLPレコードは、1970年代に発売された再発復刻盤で、オリジナルはSP盤で2曲合わせて6枚に及んだ。戦前に録音された名盤である。独奏チェロが半端ない。パブロ・カザルスという名チェリストを語る上でバッハ無伴奏チェロ組曲と並んで外せないもの。実際、録音の古さを別にすればこの録音は現在でも輝いている。時代がかった古さというものを若干感じるが、むしろ現代の演奏家にはないオーラみたいなものを感じる。CDなどでも聴けるが、SP盤やLPレコードでこのような古い音源を聴くのも良い。


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